鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門㉔(落ち込んでもしょうがない時にこそ)

2024年2月某日 そういえば目がトロンとしてる

昨日夜、息子が夕食の時にあまり食が進まず、食後もため息を繰り返すような感じだったので、熱を測ってみたら38.6℃。これは大変だってことで解熱の薬を飲ませて。そういえば、目がトロンとしてるじゃないか。

 

会社に休みの連絡を入れて。いつもは寝室に僕、妻、息子と寝てるんだけど、今日は僕はリビングで寝て(寝室では妻と息子はいつもよりは離れて寝られるので、多少マシかな、と)。

 

今朝、小児科の当日診療の予約をしたら、取れたのが夕方の5時。妻が会社に出る前にコンビニに行って、冷凍のなべ焼きうどんとか、レトルトのおかゆ、プリン、アイスなど食べられそうなものを買って。

 

解熱剤を飲んだ時間と、体温をメモしながら過ごして(最高で39.5℃だった)。夕方やっと検査してもらって、インフルエンザと判明(コロナは陰性)。

 

小児科の待合室(広くて、十分に距離が取れるレイアウトになっている。症状を話したところ、外ではなく待合室で待っていいという指示だった)。息子よりも小さい、乳児や幼児と、そのお母さんたちを見ながら、ちょっと胸が締め付けられるような思いもして。もちろん、自分の息子が心配なんだけど、それはそれとして。子どもがもっと小さかった頃のことを思い出したのかな。まだ言葉をうまく使えず、体力や抵抗力のゲージも小さい子どもが、病気になった時の緊張感、エグかったよな。「もしも、子どもに万が一のことがあったら。そんなの耐えられない。しかも、オレの判断ミスのせいだったら、そんなの、オレまで万が一のことがあり得るっしょ」みたいな耳鳴りの空耳がする不安感。そんなことを思い出したのかな。

 

現に高熱が出てる息子のことはもちろん心配なんだけど、3歳ぐらいまでの子どもたちとそのお母さんたちの様子を見ると、「うちの子、めっちゃ育ってるじゃないか」みたいなことを実感したというか。


2月某日 落ち込んでもしょうがない時にこそ

またリビングで起きて。早朝からずっと、割と何も手につかない1日を過ごした。添削の仕事をかなりダラダラと、ちょっとだけ進める。あとはYouTube。あんまり面白くないなと思いながらも、見るのがやめられない感じ。ある意味YouTubeの本領発揮か。

 

HIPHOPのディグも進まず、軽く落ち込む。いやあ、息子が高熱を出してる時に、聴く種類の音楽じゃないでしょ。知らんけど。

 

ここ数週間、まあまあテンション高く「テキパキとタスクを片づける自分」を演じるのが楽しかったけど、そんな好調はちょっとした影響で終わってしまう。ステータス異常の時に、何も手につかないのはある意味当たり前の話で、「ヒマなのに何もものごとが片づかない。ああ、オレはダメな奴だ」とか落ち込むのはまったくの無駄で、まずは計器を直してから自分の状態を測定しろよっていう話なんだけど。まあでも、落ち込んでもしょうがない時にこそ、落ち込んじゃうよね。

 

2月某日 頑張らないでも時給が下がるわけじゃない

息子はだいぶ楽になった様子だけど、まだ食欲は戻らないみたい。今日は妻が会社休みで、僕が出勤。月並みな感想だけど、「何も手につかない」みたいな時には、会社勤めはありがたいな。

 

日頃、「頑張っても時給が上がるわけじゃない。仕事の成果が評価されないのに、そんな仕事を頑張るのはムリでしょ」とかすねてるけど、裏を返せば「頑張らないでも時給が下がるわけじゃない」わけであって。こういう時にはありがたいかも。


2月某日 言われた通りリンゴをすりおろした件

息子の熱は下がって、一安心。母から、「すりおろしたリンゴがいい」などとアドバイスを受け、一瞬「うっせえな」と思春期の中学生みたいな反応をしそうになって。まあそれは、パブロフの犬的な反応で、実際には「ありがとう」と言えたんだけど、振り返るとちょっとヒヤヒヤしたな。そんな態度、息子の前でしてたら恥ずかしすぎる。

 

ちょうどリンゴがあったので、すりおろした。8つに切って、皮をむき、すりおろしていって、消しゴムぐらいの大きさが残ったらそれは僕が食べる、というのを繰り返して。

 

準備してる途中になんとなくうらやましくなって、息子に食べさせるのとは別に、僕の分もすりおろして。別にものすごくおいしいわけじゃないんだけど、なんとなくうれしい。高級なジュースを飲んでる感じもある。そのまま食べておいしいし、すりおろすことで特別おいしくなるわけでもないから、「すりおろしリンゴ」なんて子どもが風邪ひいた時ぐらいしか食べないんじゃないか。実際に食べてみると、なんかホッとする感じ。母よ、ありがとう。

 

息子の体調が良くなってきて、やっぱり緊張がほどけてきた実感がある。子どもたちが小さかった時のことを思い出した。

 

娘が3歳頃。公園の滑り台の階段で転んで、ごろごろと転がり落ちた時のこと。頭が真っ白になった。息子が5歳頃。膝が痛いと言い出して、整形外科に見てもらった時。緊張したな。痛みの原因になるようなケガが思い当たらなくて、「1~2週間で自然治癒する炎症なのか、半年以上の入院を要する難病なのか、観察が必要」と言われた時の、心臓をつかまれたような気持ち。

 

大変運のいいことに、健康でいてくれてるんだけど。「神」的な存在に、自分の子どもたちの命が握られていることの心細さを思い出して、ちょっとため息ついちゃったよ。とはいえ、一安心したからこその、心細さの感触を味わう余裕が出たわけであって、いやな種類のため息ではなかったけど。

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