鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門㊶(苦手な同僚と2人きりでボドゲカフェに行った件)

2024年3月某日 苦手な同僚と2人きりでボドゲカフェに行った件

さて、ついにこの日がやってきた…! 同僚のNさんと僕のおっさん2人コンビで、「ボードゲームカフェ」に行ってきたのである。

 

話は1ヵ月さかのぼる。同僚のSくん(スプラトゥーン友達)をスーパーボウル観戦に誘ってみたものの、アメフトに興味があるわけでもないSくんに付き合ってもらうのが申し訳なくなってしまい、「突然誘っておいて、結局キャンセル」みたいなことになっていて。別の機会を作って遊ぼう、と話していたんだ。

 

「飲みに行きましょう」で構わないならそれで話は済むんだけど(そういう意味では、「飲み会」は便利なフォーマットだとは思う)、僕もSくんも、そこまでお酒が好きなわけではない。で、映画とかデザートバイキングとか、バンジージャンプとかスカイダイビングとか、候補をいろいろ出しているうちに、「まあ、遊ぶんならスプラトゥーンですかね」となった。オンラインでは何度かやっていたので、うちに来て、隣でやったら面白いことだろう、と。でも、それだと何となく物足りない。

 

うちの近くにボードゲームの専門店があるから、見に行って、気に入りそうなゲームがあったら買う。うちに来てそのゲームを遊ぶ。子どもたちが学校から帰ってきたら、Sくんと子どもと一緒に遊んでもらう、という案が出た。

 

うん、悪くないかもしれない。「ちょっと興味あるけど、どうしてもやりたいってほどでもない」みたいなことを、なかなかやらない人間なので、人と関わることで、ちょっとアクティブな方向の判断が増えるといいな、と最近思ってたんすよ。で、ちょっとテンション上がって、ちょうど近くにいたNさんも、「つい」誘ったんだけど。Nさんもボードゲームが好きだと聞いたことがあったので。

 

さて、そんな経緯で、僕とSくんNさんの3人で遊ぶ約束をして。行き先はボードゲームカフェにしようという話になった。これは我ながらナイスアイデアだ。「やってみたいけど、チャンスがなくてやってこなかったこと」を、掘り当てた感じがする。大変恥ずかしながら、相当楽しみに今日を待っていたんである。

 

ウキウキと家を出て、いざ待ち合わせ場所につくと、Nさんがすでに来ている。「クソ」がつくほど真面目な人なのだ。プライベートの待ち合わせでも遅刻することなどあろうはずもない(たぶん)。でも、Nさんは困惑笑いを浮かべながら、「困りましたね。今日、どうします? ボドゲカフェ、キャンセルします?」と言ってくる。

 

どういうことかと確認してみると、Sくんが発熱らしく、キャンセル連絡が入っているじゃないか。これは困った。「Sくん、Nさん、僕」の3人なら楽しめるイメージがあったんだけど、正直言ってNさんとの「サシ」で半日過ごすのはキツい。

 

どうキツいのか。端的に言えば、僕はNさんのことが「苦手」なんだ。どう苦手なのか。たぶん、僕はNさんのことを内心見下していて、見下してることがバレたら申し訳ない、と緊張してるのだ。職場でのNさんは、真面目だけどちょっと不器用で、そのことを自分でも分かっていてちょっと卑屈で、無能なくせに頑固なんである。

 

今、書きながら自分でも驚いてる。Nさんへのディスが止まらない。いやあ、日記というものは残酷だな。Nさんと2人で遊ぶことになった「困惑」を書こうとして、今まで自分でもあえて気づかないフリをしてきたNさんへの気持ちを掘り起こしてしまったよ。

 

Nさんよ、誤解しないでくれ。僕はあなたのことが嫌いなんじゃない。人は誰しも、愚かで卑屈で頑固じゃないか。僕だってそうだ。きっと友達になれる。嫌いなんじゃなくて、ただちょっと、見下してるだけなんだ。

 

さて、ボドゲカフェの前に、腹ごしらえをするつもりなんだった。パンケーキ屋さんにひとまず行くことに。これもイヤだったなあ。「おっさん3人でふわふわパンケーキ」おいうノリが面白いんじゃないかと、提案したんだった。若手のSくんがいれば、「ちょうどいいイタさ」になると思ってたんだけど、おっさん2人だともうアウトな気がする。でも、もはや引き返せない。


ふわふわパンケーキを食べながらNさんと相談した結果、「2人でもボドゲカフェに行ってみる」ということになった。これは仕方ないよね。僕としては、「Nさんと2人きりなのは正直言ってめっちゃイヤ」という気持ちを悟られたくないのが至上命題なわけだから、むしろ「せっかくなんで行きましょうよ。たぶん2人でできるゲームもたくさんあるんじゃないですか」と言わざるを得ないじゃないか。

 

それにしてもSくん。君の後輩キャラをこんなにも頼りにしてたとは、自分でも分かってなかったよ。君さえいてくれたら、僕もNさんを前にして、ここまで緊張することはなかっただろうに。恨むぜ。

 

…で、で、結局。ボードゲームカフェ。…めっちゃ楽しかったんである。マジかよ。びっくりしたよ。「試食感覚で、なるべくたくさんのゲームを食わず嫌いせずやってみる」という方針がよかったのかもしれない。「勝ち負け」を争うのがゲームなわけで、一応手は抜かずに勝とうとするんだけど、なにしろはじめて触ったゲームだから、どんな方針で手を選んだら勝ちやすくなるのかよく分からない。よく分からないなりに、「こういう妙手(または悪手)があるのかも?」と戦略を立て方を自分なりに気づいていくのが楽しい。で、いくらこっちが真剣にやっても、対戦相手が適当にやっていたら興ざめなわけであって、Nさんも同じような熱意でゲームを味わってくれたので、すごくありがたかったよ。


ひょっとしたら、囲碁、将棋、オセロ、バックギャモン、というように、「2人専用」のゲームならではの良さはきっとあるはずで、Sくんが来なかったおかげで、それを楽しめたのかもしれない。人生、何が起こるか分からないものである。Nさんを苦手だと思ってることに気づかされ、その一方で、「たとえ苦手な人が相手でも、ゲームを遊ぶという場面ではいったん忘れてもいい」ということも実感できて、大げさに言えば「救われた」感覚もあった。


予約していた4時間があっという間に過ぎ、余韻に浸る間もなく解散。子どもたちの帰宅に間に合うように家に帰ったんである。驚くほどエキサイティングな1日になったぜ。

 

3月某日 悔しくて目が覚めるなんて

またも予想外のことが起きた。昨日の、あるゲームでの負けが、悔しくて目が覚めたんである。あははは。正気かよ。寝るまでは「ひょっとしたら、ここ数年で最高の1日だった」ぐらいに思ってたのに、意識の水面下では「痛恨の1敗」がくすぶっていたのかよ。

 

いや、負けたのは別にいいんすよ。初見のゲームで、好手と悪手の見分けもつかないままやってたわけで、勝ったから天才、負けたからバカ、ということではないわけであって。実際、5種類のゲームで勝ったり負けたりを繰り返して、その中で悔しかった負けは1回だけなわけで。でも、あの1敗は腹立つなあ。

 

何が腹立つかって、僕が負けたのは、「店員さんのルール説明が不十分で、ルールの解釈が僕とNさんの間で違ったこと」が原因なんだ。配られたカードがかなり強かったので、いち早く勝利条件を満たした方が確実に勝てると僕は判断して、序盤から強いカードを使っていった。ところが、Nさんのルール解釈では僕は勝利条件を満たしておらず、終盤に逆転負け。これも別に構わない。だって、ルールを覚えるためのデモプレーだから、「ああ、そのルールだったら、カードを切る順番は変えた方がよさそうですね」というだけの話であって。実際、その時はそう思っていた。


だけど後で思い返してみると、Nさんの中では「不利な戦況だったが粘り強くプレーし、相手の油断を突いて逆転勝利を拾った」ということになってる気がしてきて、腹が立ってきたのである。違うよ、Nさん。油断してなかったからこそ、最速で勝負を終わらせる選択をしたんだ。Nさんのルール解釈に僕が合わせた結果、Nさんの勝ちになっただけなんだ。もしも実力で勝ったと思ってるなら、それは勘違いですよ。というか、あの店員さんの説明で、僕のようなルール解釈に至らないのは理解力がなさすぎるし、むしろ説明がなかったとしてもゲームの面白さの観点から考えたら、僕のルール解釈の方が優秀じゃないですか…

 

…というように、思考がグルグル回って、すっかり目が覚めてしまったんである。いやあ、自分でもびっくりしたよ。ここまで腹が立つんだったら、店員さんにもう一度ルールを確認すればよかった。それをしなかったのは瞬間的に発動した見栄なんだけど(「さっきの説明で分からなかったのかよ」と思われたくない、みたいな)。

 

こう思うと、やっぱりSくんがいてくれた方がよかったな。負けると分かっていてもルール解釈を譲った僕の品の良さを誰かが分かってくれるんなら、まったく悔しくないのに。(まあ、こうやって日記に書くことでだいぶ落ち着いたので、とりあえずは良しとしますか)

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