鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門㊴(15%ぐらいの成功確率に挑戦できるか)

2024年3月某日 15%ぐらいの成功確率に挑戦できるか

今日はシンプルに忙しい日だった。4時起きで日記を書き、その後ちょっと添削。会社に行って5時間勤務(仕事は楽だった)して帰宅。その後、子どもたちの吹奏楽部の、「さよならコンサート」に行くのである。

 

「さよならコンサート」は、1年の締めくくりの発表会。他の学校と一緒にやるコンサートではなくて、校内のイベントとして体育館で行われる。すると何が違うか。「ワンマン」になるので、持ち歌を全部披露する、みたいなことになるのである。

 

アットホームな発表会で、つまりは若干グダグダなんだけど、そこがあったかいじゃないですか。6年生(娘を含めて9人)に、保護者が用意した記念品を5年生が渡して、6年生がひとこと、みたいな流れの時間があるんだけど、その時の立ち位置が決まってなくて、最初は後輩たちの方を向いていたのを、やっぱり保護者に顔が見えるように変更したり。それで、1人目の子はスピーチをやり直すことになったんだけど、まったく同じ内容のことを言ったのがウケたよな。「なんでやり直しになってるんだよ」っていうツッコミとして機能するやつ。

 

そして、「銀河鉄道999」の演奏。今年の成長の成果をぶつけるような難しいアレンジのバージョンらしい。先週の校外での発表会では、披露を見送っていた曲だ。…これが、壮絶に難しい曲で、壮絶に未完成だったのは笑ったな。なんというか、ふんわりした細かいニュアンスのフレーズが、合わさったり、重なり合ったり、また分かれてくすぐり合ったり、ものすごく繊細なバランスで曲を成立させようとする構成で、100点に近い習熟度じゃないとなかなか気持ちよさがつかめないようなアレンジなのだ。それぞれのパートのフレーズもムズいし、それを合わせるのも激ムズい感じ。

 

吹奏楽部、今年1年でめちゃくちゃ上手くなったと思ってたし、成長したのは間違いないけど、やっぱりまだまだめっちゃ下手だった、と「さよならコンサート」で露呈させるのか。いやあ、スゴいよT先生。高難度の曲に挑戦させようという意欲がハンパないのもそうだけど、たぶん、15%ぐらいは「ひょっとしたらモノにしてくれるのでは」と信じて選曲したんだと思うんだよね(子どもたちにも、「無茶振り先生」と言われてるらしい)。

 

「15%ぐらいの成功確率のチャレンジに、張り切って取り組んで集中して練習する」のって、相当難しいことだと思うんだけど、もしそれができたら最強じゃないか。結局は、「やっぱり間に合わない」と判断して、校外での発表会では見送る冷静さも持ち合わせてたのもいい。結果的に「モノにできた」とは言い難いけど、それでも「やってみた」のはカッコいいよ。子どもたちも、多くを学んだことだろう。


さて、この後。息子と僕はユニコーンのライブに出かけるのである。息子は自分のライブ(在校生向けと保護者向けの2ステージ)を終わらせて、帰宅して30分だけ休んでから出発のスケジュール。妻がユニコーンのファンで、今日と明日の2日分のチケットを2枚ずつ買って、今日は僕と息子が、明日は妻と娘が行くっていう話。

 

「妻のおごりで、息子と2人でライブに行くなんて最高じゃないか」みたいなことをツイートしたりして。まあでも、そんなことをわざわざツイートするのは、正直言って「めんどくさい」とも内心では27%ぐらい思ってるからであって。ここ数日、寒暖差がジェットコースターすぎて、子どもの体調も心配なんよ(運よくみんな好調だったけど)。

 

でも。いざ家を出てしまえば楽しかったな。東京駅を出る時に人込みではぐれないように手をつないだり、まず会場(国際フォーラム)を確認して、それから軽い夕食を食べる場所を探したり。ちょっと冒険というか。いや、どちらかというと「はじめてのおつかい」か。息子がある程度大きくなって、僕も事前に道順を予習せずに出かけてるからかも。トイレを探すのすら、2人でミッションに挑んでる感じがして、ちょっと楽しかった。

 

肝心のライブは、何より演奏が良くて。この2年で4回目のユニコーンだったけど(全部妻のおごりである)、たぶんダントツにグルーヴがあった。「これなら、あと20年続けられるでしょ」とうれしくなったな。息子も意外とノリノリで、妻から託されていた「光るリング」を指につけて応援して。リングは2年前のツアーグッズで、周りのファンたちはおそらく今回のグッズであろう「光るうちわ」みたいなのをだいたい使ってたのね。僕は、「自分だけ違うのが恥ずかしい」みたいなのが気になってリングを外しちゃったんだけど(恥ずかしいというより、「恥ずかしいかも」と思いながら手を振るのがもったいないような気がした)、息子は最後までつけてたのがカッコよかった(あとで聞いたら、「やっぱりリングはちょっと浮くかもと思った」「でも別にどっちでもいいし」みたいな、むしろ大人っぽいこと言ってたのがよかった)。

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