鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】マンガばかり読んでるうちに日が暮れる(012)

2021年5月31日(月)「ハーフ成人式」というのがあるらしい

土曜の話。家族で、写真スタジオに写真を撮ってもらいにいったんだ。先日娘が10歳になり、「ハーフ成人式」ということらしい。「ハーフ成人」て、なんだよ。ただの子どもじゃん、とも言いたくなるけど、シャイな我々に写真撮影の口実を与えてくれているわけで、文句はない。


僕も妻も、ファッションへの興味が薄くて、「子どもにおしゃれをさせて写真を撮るイベント」への熱意があまりない。ハロウィンとかもあわよくばサボりたい。ていうかここ数年はサボってるかも。ピアノの発表会も、「義母に買ってもらった服」とか「いとこからのお下がり」はなんとか用意するけど、靴は「黒のスニーカーでよくね?」とかになってしまう。


「節目の日とか、なんらかの式とか、それにふさわしい服装をする」っていうことをバカにするつもりはない。そして、写真を撮ることも、「茶番。恥ずかしい」とか言って嫌がるのもちょっと違う気がする。


「子どもが入学式に参加する」「子どもがピアノの発表会に出る」って、親である僕たちや子ども自身だけのものじゃなくて、学校や祖父母とか、地域、自治体、国、社会とか会社とか、いろんなものに支えてもらって、支えあってようやくできたことなんであって。「それなりの格好をして写真に納まる」というのは、言わば「おかげさまでちゃんと成長しました」という報告なわけであって。


だから、決して軽く思ってるわけじゃないんだけど、まあ、どうしても苦手なものはしょうがない、と半ば開き直ってたんだけど。妻が写真撮ってもらおうか、と言い出して、スタジオを予約してくれた。


「自分たち(僕と妻)も映るのか」という問題もある。これも苦手で、端的に言うと面倒くさい。ふさわしい服がない。妻も、「どうする? 子どもだけにする?」と言っていたんだけど。「いや、正直言ってめんどうくさい。でも、面倒だからこそ、この機会を逃すとダメな気がする」と言って、僕らも写真に入ったカットも入れてもらうことにした。


(まともな格好をする、といっても新しい白シャツを買って、ヒゲを剃り、使い捨てコンタクトをつけたぐらいのことなんだけど。まあ、それすらめんどうくさく思う程度にはグズグズしてるんである)


さて当日。コーディネートの係のお姉さん(衣装選んだり、ヘアメイクしてくれたりする)、カメラマンのお兄さんが、娘を盛り上げてくれてウケた。「かわいい! あ、すごくいい姿勢! え? 新体操習ってるの? すごい! 好きな食べ物何? おすし? たこ焼き? じゃあ聞くからせーのでおすしって言って」と常にハイテンションで話しかける。(チーズ、の「チ」とおなじで、おす「し」、たこ焼「き」と言いながら撮ると笑顔になるということなんだと思う)


娘(10歳で、「ハーフ成人式」の主役)が和装の1ショット、娘の洋装1ショット、娘と息子(洋装のみ)の2ショット、家族4人、息子の1ショット、とバシャバシャ撮ってもらう。


娘も息子も、ちょうどいいぐらいにシャイで。そんな調子に乗りすぎないんだけど、でもうれしそうでよかった。写真を撮ってる間、「スマホでその様子を撮るのはアリ」らしく、妻が数枚子どもたちを撮っていた。


帰ってから、妻が撮った写真を送ってもらうと、子どもたちが奇跡的なかわいらしさで映っていた。「数値がバグってる」レベル。こんな幸運に恵まれているのに、「スプラトゥーンが上手くならない」とか悩んでる僕はなんと愚かなことか。幸運に感謝して生きろよ、とか思った。


6月1日(火)息子の咳がやっぱり心配

昨日は、子どもたちを学校に見送ってから、写真屋さんがアップロードした写真を見て、その中からアルバムに入れる写真を選んだ。


妻がスマホで盗み撮りした写真は「数値がバグってる」レベルでかわいかったんだけど、本番の写真は、「かわいいけど、まあバグってるほどでもない」感じでむしろ安心した。娘の「照れ」がどの写真でもわずかに残ってて、役になりきってない感じ。


そうだよ。それでいい。おだてられてもちょっとシラける感じ、父は悪くないと思うな(←わりと本格派の親バカだな)。


この前、息子をサッカー教室に迎えに行った時。最後に試合をやって終わるんだけど、それを見ていた隣のママさんが、「うちの子、すごく負けず嫌いだと思ってたのに、もう、全然思ってたのと違う~」ってため息まじりに話してるのを聞いて、ちょっと面白かった。僕にも似たような感慨がなくはない。


「ガムシャラ」「歯を食いしばって」みたいな必死な様子はあまり見られず、どちらかといえばボールを取られてもヘラヘラしてるっぽく見える我が子たち。親の感じる「もどかしさ」は、なかなかに迫力がある。


もっと幼いころ、ガンとして自分を譲らなかった息子が、大きくなり、「普通」になってる感じ。サッカーのゲーム中は、「負けず嫌い」のゲージをマックスにしてもいいと思うよ、でも、そんなに都合よくはいかないか。


午後には、息子を小児科に連れて行く。3月の初め頃からの咳がなかなか収まらない。1日中ずっと出ているのではなく、時々出たり、収まったりの繰り返し。「肺炎の心配はないと思います」と。「胸の音も喉の色も悪くなく、通常なら咳の症状はなくなるはずなんだけど…」と医師もやや困惑気味。


薬を飲んでも、飲まないでも、あまり変わらないので、どちらかというと心理的なものかもしれない、と。ストレスが体の症状になって現れるのはよくあることで、咳もその1つとしてあります、と。


「咳払い」が「クセ」になってしまってる、というだけなら心配要らないような気もするけど、どうなんだろう。無理やり我慢させようとすると、別の「クセ」になって現れたりすることもあるらしい。


まあ、これが地味にメンタルを削ってくる。現状、どこに行っても「咳の症状がある方はご遠慮ください」が常識の世の中だ。小学校は、3週間ぐらい休んで、「コロナではないので、休ませる必要はないと思います」と学校と相談して通わせてる。他の習いごとも、事情を話して通わせてる。


でも、じゃあ新しい習いごと(スイミングと、プログラミングのスクールに行きたい、と息子は言っている。僕だって通わせたい)に挑戦したり、とか、友達の家に遊びに行くとか、外食とか、二の足を踏んでしまう。「ちょっと、咳が治ってからにしようか」ってなる。


ああ、なけなしの積極性を振り絞って生きてきたのに、「なにもせずに家でグダグダしてること」の言い訳ばかり頭によぎって、がんじがらめなんだ。


息子は、ほとんどの時間、機嫌よく過ごしているように見える。学校に行きたくない、とグズったりする日もあったけど、ほとんどの日は元気よく家を出ていく。何かストレスを感じてるんだろうか。そりゃあ感じてるだろう。僕がストレスを与えているんだろうか。そりゃあそうかもしれない。


むぐぐ、ちょっとため息をついて、「心配」を感じるゲージを下げるぐらいしかできない。


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