ツイッターで僕が無鉄砲につぶやいたことを、週に１回反省するコーナーです！
今週はこんな感じ･･･
サンドイッチ伯爵の気持ち
「〇〇はもともと〇〇だから･･･」というような言説はだいたい嫌いなんだけど、例外があって。僕の友人がことあるごとに主張することなのですが、「サンドイッチは、トランプ中に片手で食べられるように考えられたものだろ？ ナイフとフォークで食うなよ！」っていう叫び。これはなんか好き。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月26日
かなり遅めの思春期（20代後半）のころ、バイト仲間と麻雀ばかり打ってたことがある。
バイト先から徒歩８分のところに住んでいたみんなのリーダー格のＳ君が、何を思ったかネットで中古の全自動卓を注文して、一時期彼のアパートは僕らの雀荘と化した。
夜勤が９時半に終わると、４人で彼の部屋に行って、麻雀を打ち始める。夜勤明けで腹も減ってるんだけど、とりあえず打ち始める。
11時ぐらいになると、中華料理の弁当を出前してくれる店に電話をして、チンジャオロース飯を４人前注文する。その店がチンジャオロースが絶対に１番うまいんだと誰かが言い始めて、みんな盲信して他のメニューを試そうとしない。
そして、弁当が到着する。
麻雀を知らない人は理解に苦しむかもしれないけど、麻雀好きなら、その腕のよしあしに関わらず、「メシは、打ちながら食うもの」である。断じて「メシを食う間30分休憩」にはならない。
左手で弁当のプラスチック箱を持ち、右手で箸を持つ。一口食べて、箸を弁当の上に置き、左手の親指をちょっと添える。その間右手で牌をツモってきて、いらない牌を切り、手牌を整える。箸を右手に持ち替えてメシを一口、を繰り返すとそのうち食べ終わる。
そのまま打ち続けて、18時ぐらいになると、また腹が減ってくる。どうするか。またチンジャオロース飯を注文するのだ。
たいていは20時には解散（４人のうち誰かが夜勤に出て、メンツが足りなくなる）するんだけど、たまにそのまま打ち続けることがあった。
夜中の１時に腹が減って、でも麻雀を打つのを中断してコンビニに行くのもイヤだ。「また、チンジャオロース頼みましょうよ」「こんな時間までやってないよ」「いいから調べてみてくださいよ」「ウソ、まだやってる！ すごいなこの店」「やった、注文しましょう」「いいけどさ、ちょっと恥ずかしいんだけど」「恥ずかしくないですよ」「だって、今日３回目だよ？」みたいな会話になった。結局注文して、おいしく平らげたんだけど。
今思い出しても、ちょっと頭がおかしいとしか思えない。自分の子供が、こんなダラけてる姿は想像したくない。でも、最高に楽しかったな。
子供たちには、僕からは教えられない（教えたくない）から、ぜひ友達から教わって、僕の目の届かないところで「ダメな人生」を楽しんでほしい、とちょっとは本気で思う。
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僕がペンギンだったら
プールとか子どものたくさんいるところで「パパー」と聞こえるとだいたい娘か息子の声に聞こえる（実際は、ほとんどよその子）。僕がペンギンだったら、我が子に食料を届けられる自信がない。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月25日
少し大きめの公園に子どもを連れていく。油断すると、すぐに子どもを見失ってしまう。あたりを見回すと、「パパー！」とそこかしこで聞こえる。全員自分の子どもの声に聞こえる。
娘が以前「パパがどこにいるか分かんなくなると困るから、ちゃんと同じ場所にいてね。このベンチから動いちゃダメだよ、わかった？」と言っていて、印象に残ってる。「そうか、父親というものは、どっしりと動かずにいることが大事なんだな。昭和みたいなこと言ってるな」とか思った。
でも、どっしりと動かずにいるためには、状況をしっかり把握していないと無理で、スマホばっかり見てるとそうはいかない。「手は離しても、目は離さず」と思ってはいるけれど。
鈍感さを獲得していけ
頑張ってもほめられないことに、慣れるのが大人。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月24日
大人になるということは、「できなかったことができるようになっていく」ということじゃない場合が実は多い。「大人になると苦いものが食べられるようになるのは、舌が鈍感になるから」という話が示唆するようなことが、たくさん起きる。
トランプの神経衰弱。手を抜いているわけでなくても、子どもの方がむしろ強かったりする。大人は、「覚える必要のないことは覚えない」に慣れてしまって、いざやろうとしても急には頭が働かない。
「去年までできていたことが、今年はできない」みたいなことを、「大人になる」と思っても面白いかもしれない。
こんなようなことを考えていたら、赤瀬川原平さんが「老人力」というエッセイ本を出して、ユーモア混じりに語ったことが自分の中の元ネタだったと思い出した。年をとって、「物忘れがひどくなった」というところを、「老人力がついてきた」と言ってみる。人生の苦味を、ユーモアと一緒に味わえればいいな、と思う。
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今日は以上にします。あと、「自分的に、覚えておいてもいいかも」と思ったツイートを貼り付けておきます。来週も、お楽しみに！
その他
息子５歳が、「ロクなことってなに？」と聞いてきて、うまく説明できず、「あいつはいじわる爺さんだから、ロクな死に方しねえな、とかそんな感じに使うんだよ」みたいに説明したら、「なんかわかった！」と言っていた。息子、ロクな大人にならない予感が。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月28日
１年ぐらい前に職場を辞めた後輩がいて、僕はその人にほぼ気を使わずに（褒めようとか思わずに）接していたことに、気がついた。「今まで全然気づいてなかったけど、頼りにしてました。寂しいけど、ありがとう」みたいに思って、それは伝えた。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月27日
（さくらももこさんの訃報を聞いて思い出したこと）
遅めの思春期のころ（20代半ば）。自主制作の映画に、挿入歌を作ってくれていた友人がいた。彼の曲には、ほぼ必ず「風が吹いた」「風が強くて」と「風」にまつわるフレーズが入るので、「感情の比喩が必ず風」とからかってた。今でも風が強い日には、「風が強くてー」と口ずさんでしまう。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月23日
妻不在で、僕が娘と息子をデパートに連れて行ったとき。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年8月23日
娘がトイレに行きたいというが、親子トイレも男子トイレも空いておらず困ってると、清掃員の女性が、娘を女子トイレに連れていってくれました。
#子連れ中されて嬉しかったこと
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