鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門㉜(なかなか興味深い生態)

2024年2月某日 なかなか興味深い生態

子どもたちのことは妻に任せて出勤。普段土曜日は休みなんだけど、先日PTAの会合で有給を取らせてもらった埋め合わせの意味もある。(有給取得は当然のことであって、引け目を感じる必要なんてないとは思ってるんだけど、一応僕にも「チーム」の意識があったのか。まあ、いつも嫌味すら言わずに有給を認めてもらってるしね)

 

ちょっと、チームの雰囲気がよくなくて、笑っちゃったな。問題は2つある。新人のMくんの態度がいけ好かない(と数人が思ってる)こと、古株のTさんの性格が悪い(と数人が思ってる)こと。その2つに、チームの1軍メンバー(と本人たちは思ってる)が腹を立てているのだ。

 

Mくんについては、「新人くんが指導内容(要するに電話応対のトークのダメ出し)を真剣に受け止めず、言い訳ばかりする」みたいなよくあるやつ。そのことが、気に入らないらしく、「昨日はこんな態度だった」などと本人のいないところで品評会が止まらない。まあ、1軍メンバーにとっては、「せっかくのアドバイスを、素直に受け取らない」「それどころか、そんなアドバイスを否定するような反論をしてくる」のが面白くない。それで、「かわいくない」みたいな目線で彼を見るから、「足を組んでいた」とか「メモを取らない」とか、そういう「勤務マナー」まで気になりだしてる。まことにアホらしくないか。「勤務マナー」なんて、どうせ先輩たちも似たようなものなのに、Sくんにダメ出ししたいがために、わざわざ粗探しをしてるんである。なんなんだ。頼まれてもいないのに人の欠点をわざわざ探すなんて。それで、粗探しをしても、そんなこと指摘どうせできないんである。「指摘してもどうせ響かないだろう」とか思いながらため込んで、イライラを募らせてる。

 

新人スタッフの言い訳を、「反抗的な態度」だと捉えるのは視野が狭すぎる、みたいなことをよく思う。新人は、仕事を覚えてる途中で余裕がないのだ。ちょっとぐらいの言い訳なんて、ごく普通のことじゃないか。先輩をナメてるんじゃなく、ただの自己防衛でしょ。受け止める余裕がない状態の人にアドバイスをするのは、シンプルにアドバイスがヘタっていう話じゃないか、と(先輩たちも、仕事に自信がなくて、その裏返しで「思いついたダメ出しを全部してしまう」みたいなことなんだろう)。余計なアドバイスをして、そのリアクションを、わざわざ「自分に対する攻撃」と捉えるなんて、仕事が不器用すぎる。

 

古株のTさんの話。Tさんは、チームのほぼ全員から嫌われていて、今日も絶好調だったな。「独自の解釈で、他のメンバーの仕事内容をミスと認定」「それを鼻息荒く上司に報告」「しかも、声を落としつつも、チームのメンバーに聞こえるように問題を指摘」という、難易度も芸術点も高めのムーブ。

 

これには、一方的にミス扱いをされたAさんが怒るのも無理はない。面と向かって指摘されるのであれば反論もできるけど、「Aさんにギリギリ聞こえるぐらいの声のボリュームで上司に告げ口」だからな。なかなかエグい。いやあ、今日職場にいる時は、自分の感情を揺さぶられるのもアホらしいと思ってスルーしてたけど、こうやって書くとさすがにTさんを擁護できそうにないな。

 

でも、Tさんのことは擁護できないけど、Tさんのことを露骨に嫌ってる1軍メンバーのことだって、僕は好きじゃない。要するにTさんだって、「こじらせた自己防衛」で攻撃的になってるわけであって、陰湿に陰湿でやり返すのは感情の無駄遣い、というか(「感情の無駄遣い」って何だよ)。メンバーが嫌えば嫌うほど、Tさんの問題行動はエスカレートするんである。

 

まあでも、いいや。メガネを新調して以来メンタルの調子がいいので、そういう「ぬるい地獄」も、「人間という社会的生物は、なかなか興味深い生態があるな」と思いながら観察できる。

 

帰宅して。娘はもう大丈夫そうでよかった。明日の吹奏楽部の休日練習から学校復帰になりそう。

 

2月某日 形跡だけ日記に残された

今日も出勤。先日、スーパーボウルを一緒に観戦したBさんと勤務が重なって、「先日はどうも」みたいなあいさつ。あいさつだけして、それ以上雑談するわけでもない。僕もBさんも、会社に忠誠を誓う気持ちはかなり薄い方だけど、勤務中の雑談はあまり好きじゃない(仕事なので席を離れられない状況で、聞きたくもない雑談を聞かせられるのはカンベンしてくれ、みたいな感じ)。だからスーパーボウルの感想を伝えあうのはもうちょっと先になるかもしれない。

 

午後、娘が吹奏楽部の休日練習に出られたのかが心配なんだけど、妻から特にLINEはない。でもこれは妻が悪いわけではなくて。だって、娘の体調はもう完全に戻っていて、いちいちの状況を伝えあう段階ではないし、娘が吹奏楽の練習を出ても休んでも、会社にいる僕の行動が変わるわけでもない。

 

でも僕は、ちょっと心配だったんだよな。元気だったはずの娘が、練習前に「おなか痛い」「ダルいから休みたい」と言い出す可能性もちょっとだけあるんじゃないかと思ってて。難しいアレンジの「銀河鉄道999」に娘自身も気づかないうちにプレッシャーを感じて、それで体調を崩してたんじゃないか、というようなことを、ほんのちょっとだけ心配してたんよ。

 

でも僕は、そういう心配って、口に出すと本当になっちゃう気がして(暗示をかけてしまうというか、言霊みたいな感覚)、娘にも何も言わなかったし、妻にすら「心配だから様子を知らせて」みたいなことは言っていなくて。僕自身も、昨日までの娘の様子を実際に見て、もうほとんど心配してないつもりだったのに、会社の休憩室でスマホを握りつつ、「便りがないのはいい便り」と言い聞かせながらコーヒーをすすったよ。

 

帰宅して、娘も息子も機嫌良さそう。吹奏楽の練習は当然出席し、感想は「疲れた」と。僕の心配は、結局口にすることなく1日が終わって、その形跡だけこの日記に残された。

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