2024年2月某日 テンパらないようにヘラヘラしていよう
娘は平熱のまま、倦怠感だけ変わらず。「なんにせよ学校は休んじゃおう」と昨日決めていた(朝迷うのがちょっとストレスかな、と)。娘の看病は母に頼んで、僕と妻は出勤。
昼過ぎに帰ってきて、様子を聞くと「あんまり変わらない」と。平熱だけど、食欲はあまりなく、何となくダルい。
この段階になって、やっぱり心配が募ってきた。「原因はよく分からないけど、倦怠感が抜けない」って、なにがしかの難病が娘の体内で進行していて、これから一生付き合っていかなくてはいけない種類の不調なんじゃないか、みたいなことを思ってしまう。そして、不安が増すだけだと知りながら、「12歳 倦怠感 原因不明」とか検索しちゃう。まあ結局、「僕が考えても無駄だから、テンパらないようにヘラヘラしていよう」みたいなところに落ち着くんだけど。
夕方に熱を測ったら37.3℃で、むしろ安心したりして。「これは、薬を飲めば治る類の病気っぽいぞ」みたいな。でもやっぱり、「このまま熱が上がって、インフルエンザかコロナだと判明したら、1週間休みかも」と別の心配も。
来週、また吹奏楽の発表会があるのだ。娘にとっては挑戦となるような、難しいアレンジの曲を準備していると先生に聞いた。娘は、最初は「こんなのムリでしょ」とヘラヘラしてたのが、ある時、「覚えた」と言って、ものすごく喜んでた時があった。まだ吹けるようにはなってないけど、「イケるかも」と思ったんだろう。あの時の、興奮した様子を思い出して、ちょっと胸が締めつけられる思い。本番も出られないかもしれないし、その前に十分な練習もできないかもしれないのか…とか。
まあでも、「親が心配してもしょうがないか。」ということにはなるんだけど。「重要なイベントを病欠」みたいなことだって、経験のうちでしょ、みたいな。
夕食の後でもう一度熱を測ったら、今度は36.6℃。熱が下がってうれしいのか、何なのかよく分からない。娘と息子が寝た後、この何となく不安な気持ちを慰めてくれるような音楽を聴きたいな、とか思ったんだけど、何も浮かばずにウケたな。明るい曲、やさしい曲、面白い曲、泣ける曲… 何も知らないし、何も浮かばない。
いずれにせよ明日は小児科に連れて行くことだけ決めて、いったん心配はミュートして。会社には一度休みの連絡を入れたんだけど。妻が在宅勤務になるよう調整できたので、休みをキャンセルする連絡を入れたりして。
2月某日 治ってる雰囲気なんだけど
午後、会社から帰ってくると、娘はかなり元気な感じ。なんというか、テンションが溌剌としている。普段は意識してなかったけど、子どもの目って、やっぱり輝きがあるのよな、みたいなことを思う。
妻が予約を入れているので、小児科には行くんだけど、もうこれ治ってる雰囲気なんだよな、と。問診票には、「倦怠感と食欲不振」みたいなことを書いて。軽度の胃腸炎では、との診断で、薬を処方してもらう。
明日は祝日で3連休初日なので、学校に戻るのは月曜になるのか。その前に、日曜の午後に吹奏楽部の休日練習がある。そこで復帰になりそう。たぶん大丈夫だと思うんだけど、その段階になって「学校行きたくない」「部活出たくない」って言い出したらどうしよう、とは一瞬よぎる。「行きなさい」が正解なのか。「休んでいいよ」が正解なのか。または、「午前中だけ行ってみようか」とかなのか。
…まあ、心配と言えば心配ではあるんだけど、娘の回復はシンプルによかった、ということにして。消化のいい食べ物がうどんしか浮かばなくて、夕飯はうどんにしたよ。(そしたら、予想外に息子が喜んで。うどん、好きだったかな)
2月某日 ハルキ・ムラカミに限って
Haruki Murakamiの「KILLING COMMENDATORE」を2カ月ぐらい前からチマチマと読んでいて、いま100ページ目を過ぎたところで、 免色の肖像画を描き始めるあたり。 …どうなんだ、これ、面白いのか? まさか、ハルキに限ってつまらないことなんてありえないと思いながら読み進めてきて、主人公の感慨が、ちょっとウソっぽくない? みたいなことを思うんだよな。「画家にとって、絵を描くということをどう捉えているか」が芯を食ってない感じ、というか。
たぶん、2年前ぐらいにも日本語で「騎士団長殺し」を読んで、この辺りで脱落した気がする。それで、僕としてはちょっと寂しかったんだよ。読書欲の育て方を忘れてしまって、なかなか本を読めなくなった僕にとって、村上春樹という存在は最後の砦、というか、頼みの綱、というか。それなのに、「あんなに好きだった村上春樹すら最後まで読めないのか」と。(とはいえ、「読めないものはしかたない」と、開き直るしかないんだけど)
それで、英語だったら読めるかも、というリトライ。「英語の勉強(リーディング力の維持)として、何でもいいからある程度英語に触れておきたい」ということなんだけど(「もしつまらなかったとしても、少なくとも英語の勉強になった」という「保険」が欲しい、みたいな)。それで、だいたい同じぐらいのところで、「この小説、イマイチなのでは?」と思ってるのがなんともおかしい。他に読みたいものも手元にないし、もうちょっと読み進めるつもりではいるんだけど。
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