鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】マンガばかり読んでるうちに年を取る⑧(雑に自分を責める日もある)

2023年3月某日 雑に自分を責める日もある

娘が朝食後に鼻づまりがひどい、のども少し痛い、という。そもそも花粉症でこの時期は苦労しているし、その延長の症状かな、と。熱もないし、特に心配要らないだろう、となんとなく判断した。少し前に耳鼻科を受診して花粉症の薬は毎日飲んでいるし、他にこれと言ってできることもないだろう、みたいな。


娘に、「とはいえ学校終わったら耳鼻科行く? もうすぐ薬もなくなりそうだし」と聞くと、「行きたい」と言う。でも、予約を入れようと調べてみると、3日先まで予約が埋まってる(この時期はこんなものなのかな)。仕方ないので、3日後に予約を入れて、出勤のために家を出た。


通勤の電車内で、妻からのLINEを受け取る。「娘、学校休ませることにしました」と。


さて、なかなか自分で認めるのが苦しいところなんだけど、この時点で、僕は「ちょっと面白くない」んである。僕が家を出るタイミングでは、学校を休むのは選択肢に入ってなかったじゃないか。僕が家を出てから、娘が「学校休みたい」と言い出したか、妻が「学校休んだら?」と言い出したか。いずれにせよ、「僕が家にいるうちに話してくれよ」みたいな気持ちで、ちょっと面白くない(スマン、娘よ、妻よ。度量が狭くて我ながら情けないぜ)。


そこで、ちょっとムキになって、会社を休んで家に帰ることにした。妻にLINEを返してから電車を降りる。会社への休みの連絡。この前導入されたばかりの、googleフォームを使った連絡が初めてで、やり方が分からずちょっと手間取る。どっちにしろスマホで連絡するんだから、帰りの電車に乗りながら入力すればいいんだけど、ちょっとその場で動けずにスマホとにらめっこしたりして。


帰ってきて、まだ9時前。耳鼻科は予約は埋まっていたけど、小児科の予約は取れた。耳鼻科の3日後の予約はキャンセルする。妻の出勤を見送ってから、娘を連れて行った。いくつか薬を処方してもらった。


今から振り返っても、会社を休むことにして家に帰ったのは、「ちょっと面白くなくて、ちょっとムキになった」というのが理由なような気がして我ながら苦笑い。まあでも、学校を休ませるのであれば、その日に受診させるのが合理的なような気がするからいいのかな。


急遽休みになったけど、特に何もしないまま1日が終わって、ちょっとへこんだんだ。昼ごはん終わってから僕も昼寝して。手持ちの翻訳仕事もなく、マンガもあまり読む気にならず。日記も書く気にならない。僕自身も、たぶんちょっと体調悪くて。花粉のせいで目がかゆくて、それでじんわり疲れやすくなってる。


「体力がない」「体調が悪い」「やることがない」「ヤル気がない」は、たぶんそれぞれちょっと別の話で、対処法も違うはずなんだけど、全部まとめて「どうせ僕なんて」と雑に自分を責めてしまうようなテンションで1日を過ごした。突然の休みだったけど、何かタスクを消化できたわけでもなく、楽しいことができたわけでもなく、損した気分。そう思うと、会社というのはなかなか便利なところだな。ヤル気がなくても、「とりあえず最低限お金は稼いだ」と思えばみじめな気分にはならずに済む、というような。

 

3月某日 調子悪い日に苦手なことをしようとするのよくない

昨日から引き続き、娘は休み。僕も合わせて会社を休んだ。娘の体調は心配なほどではなく、留守番させても構わない(僕の両親と2世帯同居なので、何かあれば頼れる大人が同じ屋根の下にいるわけであって)程度だし、昨日は病院受診があったけど、今日は家で静かにさせてるだけなんだけど、それでも休んだ。僕だってなんとなく調子が悪いんだ。娘が学校を休むのは「念のため」だけど、僕が会社を休むのはただのサボリにかなり近い。サボリは別にいいんだけど、娘を言い訳にしてサボってるのはちょっと情けない。サボるなら、自分がサボりたいからサボった方が、気分的にも楽しいはずなんだけど。


いざ休んでみると、昨日と同じでスプラトゥーンすらあまりする気にならなくて、ちょっと不安になる(まあ、結局やったけど)。ゲームを「やりたい」と「やりたくない」の境界線のどちら側に自分がいるのか、自分でコントロールできない感じ。「ハイスコア更新を狙って寝食を忘れるほどハマる」みたいなのはある種のステータス異常なんだろうけど、「ゲームで勝ったってリアルになにかゲットできるわけでもないし、むなしいな」って冷めちゃう方が僕としては自分のメンタルが不調なように感じる。


春休みに1泊2日の家族旅行をするとして、行き先を決めてできれば予約まで済ませてしまおう、といろいろ探してみたけど、どうもいまいちピンとくるアイデアが浮かばなくて。そもそも、僕は旅行の計画に相当な苦手意識があるんである。値段を比べるのがめんどくさくて、すぐに投げ出したくなるくせに、「バカだと思われたくない」謎の見栄が出てきて、潔くパッと決められない。それで、いくつかの行楽施設とかをブックマークしただけで今日はギブアップ。調子悪い日に苦手なことをしようとするのよくないよ。


読んだマンガメモ。

「オーラ打ち言霊マンボ」(片山まさゆき)…全2巻。「実在のプロ雀士をモデルにして、実際の牌譜を基にマンガ化してる」というどちらかというと実験的な作品なのかな。まあでも、マンガとしてはあまり面白くなくて、でもちょっと安心した。「牌族オカルティ」「ミリオンシャンテンさだめだ!!」は、ひょっとして面白いマンガなんじゃないかと思ってたけど、やっぱり面白いマンガだったんだ、とか思った。肩の力が抜けすぎてて、これを面白いと思っていいのか、と思ったけど、あれはあれでプロの技が詰まってることを感じさせないエンタメだったんじゃないか、と逆に気づけた感じ。


「ウィッチウォッチ」(篠原健太)…7~9巻。面白かった。助かったよ。少なくとも面白いマンガがあって、それを読めたので、今日という1日のみじめさが少し減った気がする。今出ている最新刊まで追いついてしまったけど、少年ジャンプは毎週買ってるので、これからも楽しみにしたい。


3月某日 疲れてても読めるマンガを読む

僕は会社に出勤。娘は学校に。会社のいいところは、なんにもする気にならないテンションでいても、時給を稼げるところだな。「不調な時でもできること」を寄せ集めて、生き残っていこう。


読んだマンガ。

「Dr.コトー診療所」(山田貴敏)…5~8巻。相変わらず、大して面白くないんだけど、なんか読めてしまう。それぞれのエピソードの流れが、頭を使わなくとも理解できる。あくどいバッドエンドにはならず、もったいぶらずストーリーがサクサク進んで、コトーと星野さんの距離だけはモジモジと縮まらない。人物描写も出来事もご都合主義で興ざめなんだけど、逆に言えば本筋以外の部分をダラダラと語らない潔さもあって、プロのエンタメだなあ、とは思う。疲れてても読める、みたいな。


「私の彼女」(作画:南Q太/原作:デルフィーヌ・ド・ヴィガン)…上下巻。読んでる途中からうすうす感じてたんだけど、最後まで好きになれないまま終わっちゃったなあ。耽美な雰囲気と、軽妙なタッチの語り口の組み合わせはよさそうに思ったんだけど。

 

「こういう楽しみ方で読むのか」というテンプレートが分からなくて、作品の音色に酔えなかった感じ。主人公がエルに惹かれる流れに、あんまり乗れなかった。「小説家が創作に苦しむ」みたいなことは、僕にとっては完全に嫉妬の対象なんであって、素直に読めなかっただけかもしれない。はは。ちょっともったいないな。


「ディエンビエンフー」(西島大介)…4~7巻。奈良美智をもっと軽くしたような、ポップなテイストの絵で描くベトナム戦争。キャラも背景の絵も、ストーリーも、最低限の要素だけで成立させてる感じで、思わせぶりなセリフ回しも含めて演劇的。野田秀樹の芝居を見てる時と、使う脳みその部位が近そう。相変わらず、いけ好かないんだけど、たぶん続きも読むつもり。

 

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