鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】マンガばかり読んでるうちに年を取る㉕(何かがバグってる)

2023年6月某日 娘と作文

娘が、作文のテーマ「心の時間と時計の時間」について話してる。夢中になってる時はあっという間に時間が過ぎるけど、退屈な時はほんの少しの時間が長く感じる、みたいなエッセイをよんで、その感想をまとめるらしい。テーマを面白いと思ったのか、娘は妻に「自分でも時間の感じ方は場合によって違うし、他人と自分でも違う」ということを話して、それは書けそう、と言う。でも、最後の結びをどう書いたらいいか分からないらしい。


妻に一通り話し終わった後、今度は僕に話しに来る。さっき妻に話してたことは聞こえてたんだけど、先回りせずに娘が自分で言葉を見つけるのを待って、話を聞いた。ここは、興味を持って話を聞いてることが褒めてることと同じ、と思った。興味の持ち方を肯定して、一緒に面白がるイメージ。


何か、1つだけヒントをあげようと思って、でもそれがすぐには浮かばなかったんだけど。ようやく1つ浮かんだ。「それって、“時間”だけじゃないんじゃない?」と。「あ、虫のことが好きな人と嫌いな人がいるとかそういうこと?」「あ、虫の声がきれいに聞こえる時と、うるさいと思う時がある、っていう話?」おお、我が娘よ。なかなか反応がいいじゃないか。


「分かった、なんか書けそう」と言って会話は終わったんだけど。書いた作文、見せてくれないかな。パパ添削得意なんだけど、と思いつつ、ここは辛抱して、作文を見せたいと娘が思ったタイミングでいいかな、と思ってるところ。


6月某日 何かがバグってる

昨日モヤモヤしたこと。ある、見るのも苦しい動画が拡散されているとして。その内容に、怒りたい気持ちで拡散したり、騒動を面白がって拡散したりする人がいる。ツイッターでは日常茶飯事なので、今さらそれにモヤモヤするのもバカらしいんだけど、その拡散は、リンチに参加してるってことじゃないか。


それで、僕がイヤになってしまうのは、「この人たちを責めちゃいけない。同情すべきだ」っていう主旨でリツイート引用リツイートする人なんだ。それ、イジメを加速させてるじゃないか。「この動画を拡散させないでくれ」っていう主旨のコメントをつけて引用リツイートするのは、もう何かがバグってる。


ちょっと似てるけど。回転寿司店で、商品にいたずらする動画が拡散されて、その回転寿司店のイメージが大きく下がって、株価が下がったとして。その動画でいたずらをしていた少年に損害賠償を請求する、みたいなニュース。風評被害で株価が下がったんだとしたら、それって面白がって動画を拡散した人の責任は問われなくていいんですか。まあたぶん、そんな責任は問われようがない、と思ってるんだろうけど。

 

6月某日 生命力を「分からせてくる」

読んだマンガ。

「少女ファイト」(日本橋ヨヲコ)…1~18巻。講談社の「コミックDAYS」で全話無料という情報が流れてきて、1巻から読み直した。前読んだ時もだいたい同じこと感じたんだけど、変なマンガなんだよな。


「スポーツ部活もの」なんだけど、主人公がウジウジしてる取り合わせが「クセになる味」という感じ。説教くさいセリフ回しとエピソードなんだけど、後味はカラっとしつこくないのもいいな。うまいとは言えない絵も、それぞれのキャラが持ってる生命力を「分からせてくる」説得力のあるコマが時々あって、気づくと愛してしまう、というような。


(バレーの試合の展開を描くのはあんまり得意じゃないっぽくて、春高の本戦になってからやや失速してる気はしたけど、そんなこともないか)


「STRONG」(押川雲太朗)…1~2巻。それほど面白くもないだろうことは想像ついてるんだけど、Kindle Unlimitedに入ってるんだからしょうがない(いろいろ失礼)。まあでも、面白いんだよな。努力の継続(働くとか)が苦手なギャンブルジャンキー、好きなんだよ。いくらでも読めるよ。


「書店員 波山個間子」(黒谷和也)…1~2巻。読書マニアの主人公が、書店のブックアドバイザーとして、いろんな人にいろんな本を紹介する話。どうということのないマンガで、絵もキャラもエピソードもセリフもなにもかもが弱い。でも、じゃあつまらないマンガなのかというとそんなことは全然なくて、メインの「本の紹介」がいい。本の紹介も弱いと言えば弱いんだけど(なんというか、遠慮がち)、そこは「私はこの小説をしっかり理解してるか分からない」「この人がこの小説を気に入るか分からない」みたいな、そういう距離感があるのがいい。そうすると、他の部分の「弱さ」も、ひょっとしたら魅力なんじゃないかとなんとなく思えてくるのな。

 

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