鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門④(「何者かになりたい自分」を持て余してるのか)

2023年12月某日 朝からショボい悲しさのアハ体験

僕は長らくインスタントコーヒーを愛飲していて。朝起きてすぐ、その後仕事したり、スプラのサモラン動画を見たり、NFL見たり、Mリーグ見たり、マンガを読んだりする間に、チャラい合いの手みたいな頻繁さでコーヒーを飲んできたんだけど。

 

昨日、ネットスーパーで間違って「レギュラーコーヒー」を注文してしまった。間違えたからには、レギュラーコーヒーが届くんだけど。同じ商品名で同じデザインのパッケージで届くものだから(たぶんちゃんと見れば違うんだろうけど)、間違っていたことに気づいてなくて。今朝、インスタントコーヒーの空瓶に補充して、そこからマグカップにスプーン2杯分を入れても、まだ気づかず。


で、お湯を入れてもまだ気づかない。いつ気がつくか。飲んだ時である。舌に乗ったザラっとした粉の食感で、「あ、なるほど」と分かるのである。、そういえば、昨日ネットスーパーの画面で商品を選んでいた時からの違和感の答え合わせである。そういえば、いつもとちょっとずつ違ってたやんけ。双子が入れ替わってたのかよ、と。なんなんだ。朝からショボい悲しさのアハ体験。 …ずいぶん幸先いいじゃねえか。

 

12月某日 47歳からのHIPHOP入門

この日記シリーズは、「47歳からのHIPHOP入門」というタイトルにしたわけであって、タイトルだけでなく実際にほぼ毎日ちょっとずつディグってはいるんだけど。なかなか、「曲の感想」を書くのが難しい。もちろん、なんらかの印象は持つんだけど、それをどうまとめるか、という時にボキャブラリーがないのである。


過去の日記で、マンガの感想をメモしていた時には、何かしら書くことがあった。「この文章、雑だな、ありきたりだな」と思うことはあっても、一応は書けた。そう思うと、自分はマンガの感想文が得意だったのか。だって、HIPHOPの感想は語り方が分からなくて。作文の苦手な小学生の気持ちがなんとなく分かる気がする。


たぶん、手本となるような定型を知らないんだろう。そして、曲を語る上でのボキャブラリーを知らない。知らないというか、使ってなさすぎてとっさに浮かばない。「ヤバい」「イケてる」「バイブスがエグい」みたいな、面白くないコントで使われる若者言葉しか出てこない気がする。


ということは、これは「伸びしろ」じゃないか。やっぱりちょっと書いてみようか、という気になった。書くことで、面白さや良さを発見していく、みたいなことができたら楽しいな。今は書けないHIPHOPの感想が少しずつでも書けるようになったら、さらに発見を呼び込めるかもしれない。

 

12月某日 「何者かになりたい自分」を持て余してるのか

職場の廊下で、後輩のTくんとすれ違った。昔同じチームにいて、仲良くしてくれていた。一緒に飲みに行ったこともあるし、人生に前向きな人なら「友達」と言っちゃうかもしれない間柄。

 

だけど、声をかけられるまでTくんだと気がつかなくて。瞬間、混乱したんだけど、コンマ数秒後に、「あれ、Tくん痩せすぎじゃね」と分かって。うわあ、頬がこけてるじゃないか。だから気づかなかったのか。そういえば、ボクシングのジムに通ってるっていう話をしてたな。「彼女に、ちょっといいとこ見せたくて」とかダサかっこいいことを言ってたよな。

 

「あれ、ボクシングやってるんだっけ」「そうなんすよ」「ひょっとして、結構ガチでやってる?」「はい、頑張ってます」「ただでさえセンスの塊なのに?」「いやあ、それ分かってくれるの先輩だけっすよ」「努力まで覚えたのかよ」「はい、プロ試験受けようと思って」「すげえ」みたいな会話をして。

 

で、あとからちょっと心配になってきたんである。Tくん、未経験だったボクシング、始めてから1年そこそこでプロ試験受けるのは頑張りすぎじゃないか。もちろん、頑張って素晴らしいんだけど、頑張る方向、合ってるのかな。確か、30歳だよね。年齢なんてただの数字、っていう考えもあるけど、ボクシングだとさすがに年齢は影響するんじゃないか。一歩よりも鷹村よりも上だよね(違ってらすみません)。


人懐っこい後輩キャラで、みんなの人気者で、仕事を覚えるのも早くて、後輩にも教え上手。見た目や言動はややチャラいけど、遅刻も無断欠勤もしないし、仕事上のセコいズルもなく、人のミスは責めず、自分のミスは認める超絶いい奴。なんとなく要領のいい世渡り上手な気がしてたけど、ひょっとしたらそれは彼の一部分であって、その根底では「何者かになりたい自分」を持て余してるのかも、とか想像したんだ。


本当に余計なお世話だけど、彼女にいいところを見せたいんなら、ボクサーじゃなくて正社員を目指した方がいいんじゃないか。まあ、正社員になったことがない僕が言うのもどうかと思うけど。


年齢のことはまあいいや。僕も、翻訳の勉強を始めたのは30歳過ぎてからだった。たぶん、「プロボクサー」にならなくても、「試験」を受けることに意味があるんだろう。だけど、なんか判断力バグっちゃってる感じがしたんだよな。まあ、判断力がバグろうが、それを頼りに生きるしかないのかもしれない。

 

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