鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門②(NFL観戦などに囚われている場合じゃない)

2023年11月某日 NFL観戦などに囚われている場合じゃない

ちょっと思いついて、TOEICを申し込む。1月の受験日で少しだけ迷ったんだけど。

 

1月はNFLのプレーオフの期間なわけであって、迷ったのはそれが理由だ。僕は過去10年間「NFL観戦」をすべてのスケジュールに優先させてきたわけで、例年であれば「1月にTOEIC受けてる場合じゃないでしょ」とまったく選択肢に入らないはずだったんだけど。

 

でも、だからこそのTOEIC受験なんすよ。僕のアイドルだったトム・ブレイディが引退していなくなったNFL。ひいきのペイトリオッツは今季大低迷で、プレーオフ進出の望みはなくなってる。もう、「NFL観戦などに囚われている場合じゃないのよ」ということを自分に刻むためのTOEIC。(NFL観戦以外の予定を1月に組み込むのはいいとして、他になかったのかよ、とは思ってます)
 

11月某日 所持か使用か売買の歌ばかり聴く

僕はAbemaのプレミアム会員なので、「THE HOPE」のアーカイブが見られるんである。ここのところ、歯を磨くときに見る動画はこれになることが多い。HIPHOPと歯磨きはバイブスが合わなそうな気もするけど、僕は消費者だから好きにやらせてもらう。

 

それにしても、HIPOHOP。違法薬物の所持か使用か売買の歌ばっかじゃないか。まあ、そんなもんか。aikoだって、恋愛の始まりと途中と終わりの歌ばっかだろ。


11月某日 自慢げな両親をやや心配した件

子どもたちが小学校の音楽発表(歌と合奏)の日。妻と両親と僕の4人で出かける。母が、「オレオレ詐欺の電話があった。でもオドオドして怪しかったし、土曜なのに役所からの電話だったから気づいた。話してるうちに向こうから電話を切った」と自慢げ。

 

それはいいんだけどさ、「ちゃんと見破った。私は騙されない。相手の矛盾点を突いた」みたいなプライドがあると、逆に騙されやすくなるんじゃないかな。「あれ、土曜だけどやってるんですか?」と会話を続けたらしいんだけど、もし納得できるような答えが返ってきたら、さっきまで怪しんでた分の裏返しでコロッと信じてしまいそう。

 

断りのセリフをあらかじめ決めておいて、問答無用に電話を切った方がいいよ。その電話では騙されなくても、家族構成とか、在宅時間とかを探られたら、次のネタに生かされてしまうかもしれないし。オドオド電話をかけてきた、ヒヨッコ詐欺師の練習台になる必要もないでしょ。


11月某日 Nさんと食事休憩の話

細部を覚えてなくて悔しいんだけど、怖い夢を見た。職場の同じチームのNさんがどうやら僕に対して怒っているらしく、「遅めの早歩き」で僕を追いかけてくる。僕には怒りを向けられる心当たりはないんだけど、彼が怒ってる気持ちはホンモノだと知っている。そして、Nさんは大男なので、生真面目かつ穏やかな性格にも関わらず、怒ってるとシンプルに怖い。僕は夢の中で、「子どもたちに悪意が向く前に、Nさんを”亡き者にする”しかないのか」と思い始めて…


いやあ、怖かった。夢でなく現実では、Nさんが「どこまでも追いかけてくる」ほどの強い気持ちで僕に対して強い憎悪を持つことは考えにくいんだけど、Nさんが不機嫌になるとめっちゃ怖い、のは正直言うと事実なんだよな。


Nさんは、食事休憩(昼休み)の時間が、12時以外を指定されると、ひどく不機嫌になるのだ。この不機嫌がだいぶ見てられない。生真面目な性格で、気が弱く、「文句」などまったく口にしない人なので、「不機嫌で威圧して人をコントロール」という感じではない。どちらかというと、ションボリして、全身から哀愁を発散させてしまう。


どうだろう、怖くないですか。40歳を超えた大男が、「食事休憩13時でお願いします」と言われると、不治の病を宣告されたようなリアクションを取るのである。「本当に、どうしても、それはイヤなんだ」と、思ってるのに、決してそれを口に出さない感じが、なんとも恐ろしく、誰もその様子を見たくない。 


それで、チームリーダーの社員は、Nさんになるべく12時休憩を指定して、別のスタッフに13時休憩を指定するようになる。(我々スタッフは、12時と13時で交代で食事休憩を取ることになっていて、誰が早休みなのかは当日指示されるしきたり)


さて僕は、この夢を見てから、Nさんを怖がってることを意識し始めてしまった。そして、そのことがどうにも気に入らないように感じ始めた。Nさんが不機嫌になるからと言って、いつもNさんの希望が優先して叶えられるなんてズルいじゃないか、というような。「弟妹のわがままばかりが許されるのを見る長男長女」みたいな気持ち。

 

そして、Nさんを気遣う上司に対してじゃなくて、自分にも腹が立ってきた。「Nさんがいるから、僕は13時食事でいいや。13時の方が、店も休憩室も空いてるし」と、無意識に譲ってしまっている自分に気がついて、ちょっと待ってくれよ、と。

 

僕はいつもそうなんだ。もめごとを回避したくて、「小さいつづらの方でいいです」と、つい譲ってしまう。そのことは別にいい。というかしょうがない。だけど、「僕が欲しがっていたのは、元から小さいつづらだった」と、自分を納得させるなんてみじめじゃないか。


ちょっとよくわからない結論なんだけど、「僕も12時休憩がいいです」と主張してみるようにしようかな。その方が、Nさんのためにもいいよ。あの、哀愁のションボリを見たくないがために周囲が譲るのは優しさじゃないよ。

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