鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】TOEIC受けてる場合じゃねえよ㊴

2022年6月某日 TOEIC結果帰ってきた

5月に受けたTOEICの結果が帰ってきた。リスニングが455点、リーディングが425点で、計880点。正直言って、もっとボロボロだと思ってたのでやや意外。リスニングは、ボリュームがデカすぎて耳がキンキンしてキツかったので、途中で心が折れかけてた。


リーディングは時間内に解ききれなかった。ラスト20分ぐらいでガクっと集中力が落ちたっぽい。


「耳」と「目」の衰えはちょっとあるっぽいのでなかなか楽じゃないけど、また近いうちに受験することにしよう(たぶん2ヵ月後ぐらい?)。英語を読むスピードが落ちてるみたいなので、楽しみながら大量摂取するイメージがいい気がしてる。自己ベストを出した時も、テスト対策をサボってNFLの情報追いかけまくってた時だったし。


(翻訳仕事の受注をずっとサボってるのは何なんだ、と我ながら思うけど。TOEIC受けてる場合じゃないんだけど、まあしょうがない)


6月某日 久しぶりに飲酒したよ

去年1年間、娘の吹奏楽部の、保護者会の係をやってたんすね(会計)。それが、ようやく引き継げたのでめちゃくちゃうれしい。


年度ごとの会計なので3月末で締めなんだけど、次の会計係が決まるのがこのタイミングの保護者会だった。引継ぎ当日まで、会計報告を作るのをサボってて、というか帳簿をつけるのもサボってて、それを領収書の束とにらめっこしながら終わらせたんだけど(無能すぎたし、2つ領収書を処理する度にスプラトゥーンのガチマッチやってたし、終わるまで2時間以上かかったわ)。1円の使途不明金もなくピッタリと繰越金と帳簿がマッチした。ラッキーすぎる。


それで、ちょっと気分がよくなったので、夜更かしして飲酒してやったわ。1人宅飲み。ウィスキーをコーラで濃いめに割って。これだと、ツマミがなくてもいいので便利、というか。めっちゃうまくて、すぐいい気分になった。


それで、YouTubeで、昔好きだった曲でも聞いてやろうか、という気になって。ピロウズの「Funny Bunny」。曲のタイトル思い出せなくて、検索窓に「ぴろうず」って入れてエンター押したら一番上に出てきた。そうか、この曲は1番の人気曲だったんだな。


甘めの酒を飲みながら甘めの歌を聴いてたら、シンプルにセンチメンタルな気分になっちゃった。昔、この歌を好きだったN君のことを思い出して、心配になったりして。彼のこと以外にも、友人たちとはずっと会ってない。コロナ禍で気軽に誘いにくかったということはもちろんあるんだけど、どちらかと言うと、コロナ禍を言い訳にして、友達と会うのをサボってた感覚に近い。


端的に書くと、友情が試されるが怖いんだ。45歳ぐらいって、「ここから人生の逆転劇は起きない」ことを急に実感する年齢じゃないですか。「逆転」と書いてしまうと、「勝ち負け」を強調しすぎてしまってるかもしれない。でも、「人生は勝ち負けじゃない」って、そう簡単には思えないでしょ。


「ワーニャおじさん」を思い出そうか。ワーニャのセレブリャコフへの嫉妬を、僕はもう笑えない。「なんで俺はこんな安い報酬で、誰にも褒められずに働いてるのに、あいつは、無能なくせに教授なんかやりやがって。し・か・も、美人の妻までいやがって。あ・げ・く・の・は・て・に、俺の人生はあいつにささげてきたんだから、死んだって死にきれないよ」っていう物語。学生の頃は、「人生ツラすぎワロタ」と「切ない話」としてワーニャに同情してたけど、もうこの歳になったら「切ない」とか言ってらんないよ。


もちろん、若いころも他人を嫉妬した。「中身がないのにモテやがって」「無能のクセに正社員か」「才能がないのに楽しそうだな」とか。でも、その嫉妬は(今から思えば)かなり薄味だった。「まあ、俺は俺のことを考えてればいいや」と、それほど強がりじゃなく、自然とそう思えた。だけど、45歳になったら、「頑張っても、もう逆転できないじゃん」とか思わないのは相当に難しい。


それで、僕は友人たちに会うのに、なんとなく気おくれしてるんである。45歳、コールセンターアルバイト、主夫。僕の時給はたぶん一生上がらない。何か不運があって僕が今の職場から雇い止めされたとしたら、同じ時給のアルバイトなんて探せない。翻訳の仕事はストレスが怖くて半年以上休んでる。料理もうまくならない、スプラトゥーンはS+0より上に行けない。


上手く人生を乗りこなしてるように見える奴、なんか余裕がありそうな奴、みんなに嫉妬してるんだ。もし、友人たちと会って、彼らと自分の人生を比べて、より一層自分のことをみじめに思ってしまったとしたら、ちょっと立ち直れそうもない。

 

…違う。それだけじゃない。僕には子どもが2人いて、運のいいことに心身ともに健康で。もう、それだけでリア充度がエグいことになってる。信じがたい話だけど、僕はどちらかと言うとワーニャじゃなくてセレブリャコフなんじゃないか。だから、ひょっとしたら友人たちにワーニャのような気分を味わわせてしまうんじゃないか。

 

僕は、友人たちを嫉妬してしまうんじゃないか。そしてその反作用で、友人を憐れもうとしてしまうんじゃないか。彼らを見下すような態度に、気づかれてしまうんじゃないか。そんなことが怖くて、誰にも会えないまま2年以上が過ぎてる。そんなセンチメンタルな気分になりながら、甘い酒と甘い歌に酔ったことでした。

 

書き出してみると、「そんなの大して怖がるほどのことでもないじゃん」という気もしてきた(日記のいいところ)。この「友達と会うのが怖い」という感情が、会わない理由のすべてじゃない。会いたい、という気持ちが49%だとしたら、「自由になる時間が少ない」が15%、「シンプルにめんどくさい」が25%、「人生を比べてしまうのが怖い」が11%で、会わない理由の合計が51%。その差は2%だけなような気もする。嫉妬なんて感情は、税金みたいなもの。腹は立つけど、怖がる必要なんてない。


「シンプルにめんどくさい」を3%削れば、「会いたい」が勝ちそうな気もしてきた。


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