2022年4月某日 保護者会に行った
小学校の保護者会、行ってきたんだけど。娘は今年移動教室があって、田植え体験なんかをすることになってる。それで、その日程だとか注意点だとかの説明があって。親としての自覚がスカスカな僕は、「いやあ、5泊もするのか。すげえな」とか「荷物の準備、ダルいな」とか思ってたぐらいで、それ以上のことをよく考えてなかったんだけど。
でも、当たり前のことなんだろうけど、「感染症対策を徹底しながら」の5泊6日、なんである。そのことの大変さが、説明を聞くにつれ僕にも伝わってきて、圧倒された。
出発の1週間前に、全員がPCR検査。校長先生が「皆様へのお願い」として慎重に言葉を選んで話すのである。「もちろん、強制するものではありませんので、私としては、お願いします、と言う以上のことは申し上げられません」と。その「申し上げられません」の控えめなトーンが、逆に「必ずお願いします」という意味合いで伝わってきて、僕も唾を飲み込んだ。
「検査を受けたあとで感染することもあり得るわけで、本質的には無意味」とか「症状もなく、誰の濃厚接触者でもない人が検査を受けるのは医療リソースの無駄遣い」とか、そんなことを言う人もいるんだろう。というか、僕もどちらかと言えば「不安だからできることはやりました」というアリバイ作りのために誰かに何かをやらせたり、やらせなかったりするのはウンザリという気持ちはあるし、そんなことで神経をすり減らすのは不毛だな、という気もする。
でも、それはそれとして、「出発前に陽性だと分かれば、少なくとも旅行中に“隔離”“帰宅”みたいな悲しいことはせずに済む」わけだし、検査の機会を確保してくれたのであれば、受けない理由はないよね、とは思う。
旅行中も、「食事と風呂以外はずっとマスク着用」だそうだ。つまり、寝る時もマスク。「不条理コントかよ」というような気もしなくはないけど、これも「児童の誰かに感染があった時に、濃厚接触者に該当すると、同室の子が“全員帰宅”にせざるを得ない。それは何としても避けたい」という意図かな、と僕は受け取った。
「このコロナ禍でも、子どもたちにできるだけの学びの機会を用意する」という覚悟で、学校の先生方が準備してることが伝わってきて、なかなかグッとくる時間になった。(感染対策が行き過ぎでないかは僕にはよく分からないけど、それはそれとして)
4月某日 息子とサッカー観戦に行った
自宅から自転車で8分。自治体の公営競技上で、JFLの試合があるらしい。子どもは無料。大人は当日券1000円。見に行ってきた。
フィールド上の声がよく聞こえるのが面白かった。わが町の青チームは、ゴールキーパーを中心によく声を掛け合って、いかにもマジメな感じ。それに対してビジターの白チームは、要所要所で必要なコミュニケーションを取っている。静かなんだけど、激しいプレーの後で審判にイエローカードを要求するようなアピールをしたり(相手チームへの一種の「圧」なんだろう)、「したたか」な感じがする。
なんでその「声の掛け方」が印象に残ったかと言うと、両チームのカラーをよく表していたような気がするから。青チームはマジメな感じで、ポジションの連動性がよさそう。相手のペナルティエリア近くまでボールを運んだ回数は、青チームの方が多かったし、たぶん運動量も青チームが上だったと思う。それに対して、白チームは駆け引き上手な感じ。攻守とも緩急をつけて、「狙い」への意思統一ができてるイメージ。
結果は白チームが前半に取った1点を守り切って勝ち。その結果もあって、「マジメ」よりも「したたか」が強いのか、というのが印象として残った。
息子は途中で飽きるかと思ってたけど、結局最後まで楽しんで見てたっぽい。また行こう。そして、J1も見に行ってみたい。サッカーのレベルはどの程度違うのか。それが僕や息子に分かるのか。観客の数もスタジアムの大きさも違うだろうし、それも息子にとっては社会科見学になりそう。
バスケや、アメフト。あと、大学スポーツなんかもいいかも。「息子を連れて行く」という使命感で、僕自身の出不精を打ち消していく。「大人が連れて行きたい場所に子どもを付き合わせる」のはあまり好ましくないな、となんとなく思ってたけど、ほっておくと「どこにも行きたくない」ということになりがちな僕自身の傾向を踏まえれば、それはあんまり気にしなくていいような気もしてきた。
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