鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】TOEIC受けてる場合じゃねえよ⑰

2022年3月某日 運がいいのか悪いのか

息子がコロナをどこかでもらったのは、もちろん運が悪かったんだけど、その一方で、自分たちの運の良さも思い出す機会にもなった気がしてる。


息子以外の家族に感染が広がらなかったこと。かなりラッキーだ。発熱があることに気づいてからは、もちろん対策をして生活したけど、その対策だって完璧なんてことはなかっただろう。それでも大丈夫だった。何よりも、発症する前の2日間は同じ部屋で寝て、一緒にご飯を食べてたんだ。それでも広がらなかったんだから、超絶ラッキー。息子も36時間ぐらい熱が出た程度で済んだのも不幸中の幸いだろう。


職を失う心配をせずに済んでいるのも運がいい。会社のコロナへの対応がおおむね納得できるもので、今まで陽性者や濃厚接触者に対して不利な扱いをしてこなかったことは、僕にも分かる(変に噂になったりすることもなかった)。このことは助かったな。会社で噂になったり、いじめられたり、クビになったりするんじゃないか、という心配はほとんどゼロに近い(完全にゼロではないけど、まあこの自宅待機での欠勤でその心配が増えたりすることはなかった)。


自分でもよかったと思うことは、今まで、コロナに感染した人や、会社を休む人がいたとしても、僕の中でバカにしたり責めたりする気持ちをその都度消してきたのがよかった。感染したからといって、その人が病気をナメていて対策を怠っていたとは限らない。会社を休むのはサボってるのではなく対策に協力してるだけ。まったく責める必要はないし、少なくとも休んだ人を責めても意味がない。


そう思ってきたから、いざ自分が休むことになっても、遠慮なく休める。「アイツ、クソだな」って思われてるかも、と心配せずに済む(そう思ってる人はいるかもしれないけど、それはどちらかと言うとその人の問題だ、と思える)。


「運」は、いい時には目に見えない。運が悪いことがあってはじめて身にしみる。ああ、今まで僕は運がよかったんだな、と。健康とか、めぐりあわせのタイミングとか。電車やバスも、5秒間に合わなかった時の不運ばかりが見えてしまう。


運の良しあしは自分ではどうしようもないけど、自分が享受してきた幸運に感謝することはできるな、と思ってるところ。


3月某日 「空挺ドラゴンズ」面白い

自宅隔離期間の間、ちょっとでも楽しく過ごそうとしてマンガを注文した。「空挺ドラゴンズ」(桑原太矩)。以前レンタルで借りて面白かったので、また読みたいと思っていたし、息子のリクエストもあった。


もう一度読んでみたんだけど、やっぱりすごく面白い。想像力に、繊細さと大胆さがある。轟音と静寂がある。


流行マンガの方程式的には、「主人公は誰で、どんな性格で、何をしたくて、どんな障壁があるのか、読み始めて2分で理解できる」みたいなマンガがいいんだろうけど(というか僕もそういうマンガが好きだし、「ベタ」だからといって「野暮で浅い」とは限らない)、そうじゃなくて、「主人公が誰で、何をしたいのか」がジワジワと分かってくるような、でも分からないままのような、それでいて読みたくなってしまうマンガ。


マンガが始まるより前に、すでに彼らの旅は始まっていて、その船に気づいたら同乗していたイメージ。どこに行き着くか分からないんだけど、別れがたくて船から降りられない、旅する感覚。贅沢な時間だ。


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3月某日 ピン札を用意してテンションがあがった件

娘の吹奏楽部で、僕は会計係をやっていて。他の保護者が立て替えていたお金を年度内に精算しなくては、と準備した。金額をラインで教えてもらって、部のお金から封筒に入れるんだけど。


手元にピン札が大量にあったので、それを渡してやろうと封筒に詰めて、ちょっとテンション上がった。「人に渡すお金、ピン札で用意して、まるでちゃんとした大人みたいだな」と。お礼やご祝儀とかじゃなくてピン札を用意しなくちゃいけないマナーとか別になさそうだし、ひょっとしたら逆にマナー違反だったりするのかな、よく知らない。だけど、とりあえずテンションはあがった。


なんというか、「ナメられなさそう」と自分が思える感じ。マンガとかで、「美人なのに化粧とかあんまり気にしないヒロイン、でも重要な商談とかの前にフルメイクすると気合が入る」みたいな演出があるけど、それに似た感じかも。


そう思うと、自分で「イケてる」と思うためにメイクするのを、誰かから「マナーだろ」と要求されるのはテンション下がるだろうな、とか思った。「習い事の月謝、ちゃんとピン札用意しなよ」とか妻に言われたら腹立つだろうし。


(本当は、土曜の休日練習で講師に渡すための謝礼として用意してたピン札で、コロナ禍で部活が休止してたから手元に残っていたわけであって、そう思うと切ない話ではある)

 

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