鯖缶@3rd&forever

2児(娘8歳、息子6歳)の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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権力の乱用をチェックするのが言論の役目じゃないですか


「甘やかすとつけあがる部下」と、「下手に出ると増長する上司」どちらがたくさんいるかはわからないけど、どちらがより問題かと言えば、圧倒的に上司の方じゃないか。


自分が機嫌が悪いと部下を怒鳴りつけ、何かあると評価を下げるようなことをほのめかし、有給休暇を申請するとイヤミを言う。育休明けの部下をいじめたり、あるいはいじめを放置したりする。そんな上司がいたら、最悪だ。


それに比べれば、クソ部下なんて大して問題じゃない。「タメ口ばかりで調子に乗る」「すぐ休む」「言い訳して仕事を覚えない」「実力もないのに、いちいち反抗的」そんな部下がいたとしても、たかだかムカつくだけの話。

 

話が雑すぎるかもしれないけど、「上司は部下をクビにできる」けど、「部下は上司をクビにできない」ということ。(実際には部下を簡単にはクビにできないだろうけど、「不当に難しい仕事や、不当に簡単な仕事を差配する」というパワハラの例のように、権力を行使できる、ということ。部下が上司をクビにするには、より大きな権力を頼らなくてはいけない)


中学、高校の髪型や服装についての校則の話。「スカート丈や下着の色まで指定するのは理不尽」「地毛が茶色なのに、校則で決まってるからと黒に染めさせられた。人権侵害」みたいな話をした時に、「甘やかすとつけあがる子どもは必ずいる。ルールがある以上、例外を認めると歯止めが利かなくなる」というように、「厳しいルール支持」の人が案外根強くいる気がする。


校則を廃止すればいいものかどうかは、そう簡単に決められないかもしれないので議論はここでは避けるとして、僕が常に気にしたいのは、「性悪説を用いる対象」についてだ。


「(ルールを緩めて)生徒の自主的な判断に任せた方が、結果的に秩序が保てる」という性善説的アプローチに比べて、「(ルールを緩めて)甘やかすとつけあがる生徒がどうせいる」という観点は、性悪説のアプローチと言える。「放っておくと人間は堕落するから、あらかじめ歯止めが必要」と。たぶんある程度の真実は含まれているんだろう。


だけど、僕が感じているのは、むしろルールを運用する側に対して性悪説的な観点からチェックするべきではないか、ということ。「ルールを笠に来て、自分の権力欲を満たすパワハラ教師」が、行き過ぎた指導をする方がヤバいと思う。そして、権力の行使というのは相当に中毒性のある快感だから、よっぽど気をつけて扱わないと、なかなか正しく扱えないのが普通なんじゃないか。


何を言いたいのか。最初の例えに戻すと、「ヤバい部下よりヤバい上司の方がヤバさがヤバい」ということ。「権力を正しく扱っているか」のチェックを、より厳しい基準でするのは、実践的な方針なのではないか。


僕は、「ハロウィンで仮装をして渋谷に繰り出して大騒ぎする文化」を雑に嫌っているけど、それでも、「路上での飲酒を禁じる」という条例には違和感を覚える方だ。


(参考記事貼っておきます↓)

渋谷区で路上飲酒禁止条例が成立(木曽崇) - 個人 - Yahoo!ニュース


つまり、「すでにある法律だけで十分じゃないの?」ということ。もちろん、痴漢や乱暴や軽トラ転覆は犯罪で、「ふざけた格好をして酔っ払ってるからOK」にはなるわけがない。でも、「ふざけた格好をして酔っ払ってるからといって、何もしていない人間を取り締まる」のは、あんまり楽しい世の中じゃない。


「楽しいこと」は、大抵世の中の役に立たない。「路上での飲酒」を、僕自身は死ぬまでしなくても別に構わないけど、「アメフトは乱暴なスポーツだから、アメフトの試合をネット観戦するのは週に2試合まで」という条例ができたら発狂する。


議論が雑すぎて少し反省してる。実際にハロウィンの時期の渋谷は危険で、何か対策が必要なのかもしれない。それに真剣に悩んでる人たちからすれば、無責任な意見だろう。僕には正解はわからない。


だけど、僕は権力者のことを考える時は、まず性悪説から入って考える。もちろん、すべての権力が間違った使われ方をするわけじゃない。ただ、「権力ってのは取り扱いが難しいから、できれば最小限のサイズで、慎重に行使すべきだ」という立場から物事を観測する、ということ。


思考が雑になると、「力が弱い側が黙ってくれればいいのに」と思ってしまう傾向があるな、と思って、気になってたことをまとめ直した。引き続き、考えていきたい。

 

 

 

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