鯖缶@3rd&forever

2児(娘8歳、息子6歳)の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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将棋ウォーズ「3分切れ負け」が面白い(「将棋王にオレはなる!」*005)

 
スマホアプリの「将棋ウォーズ」で相変わらず遊んでいる。「10分切れ負け」「10秒将棋」に続いて、「3分切れ負け」でも初段になれたので、思っていることなどをメモしておきたい。


(趣味の将棋についての連続エッセイとして、「将棋王にオレはなる!」というシリーズを書いていて、これが7ヵ月ぶりの更新です)


「3分切れ負け」、面白い!

将棋ウォーズの対局には、「10分切れ負け」「3分切れ負け」「10秒将棋」の3つのレギュレーションがある。この中で、僕は「3分切れ負け」が一番好き。


将棋が「何度やっても飽きない超絶おもしろゲーム」であることは間違いないと思うんだけど、その将棋の面白さには大きな弱点がある。「実力が互角の相手とやらないと面白くない」ということ。


麻雀も、モノポリーも、ポーカーも、「読みの力」「ゲームの知識」以外に「運」を味方につけないと勝てない。多少実力に差があっても、運次第で結果は逆転する。勝って当然の上級者でも、「運」との闘いに勝つ楽しみがあるし、初心者でも運次第でいい勝負に持ち込める。


だけど、将棋には「運」の要素が(理論上)ない。実力差のある相手との対局だと、やる前から勝負が決まってる感じがある。ファンとして観戦するには、その「勝負の残酷さ」が面白いけど、プレーヤーとしては単に「ちょうどいい相手が見つからない」という現実問題がある。


「3分切れ負け」は、この弱点をかなり補っている感じがする。1局の手数が100手と仮定すると、そのうち自分が指すのは50手。3分=180秒を50で割ると、1手に使えるのはわずかに3.6秒。こうなると、もうほとんど「運」じゃないか。


僕は長いこと「1級」で指してたけど、3級の相手にも何度も負けたし、2段の相手にも何度も勝った。「実力差どおりの結果になるとは限らない」ので、3分切れ負けを好んで一番指してる。

 

以下、どうやって楽しんできたかの覚書として、僕なりにたどり着いた「3分切れ負け」のコツを記しておきたい。


将棋ではなく「音ゲー」と考える

とにかく、相手よりも時間を残していることがなによりも重要だ。時間が切れたらその時点で負けなのだ。相手を一手詰め局面まで追い詰めても、その時点で時間が切れれば負け。「早く指す」ことに意識の8割を集中させる。

 

僕は、対局前に「これは音ゲー」と唱えてから対局に臨むようにして、戦績が上向いた(実話)。

 

初段以下の対局では、相手玉を時間内に詰めて決着するのは難しい。65%ぐらいは「時間切れ」で勝負がつくのではないか。ならば、「いかにして迷わずに悪手以外を指すか」が勝負の分かれ目だということだ。


「悪手よりはパス」「金銀を持ったら自玉のまわりに置いとけ」「いい場所にいる馬は動かすな」とか、謎のオリジナル格言を自分に言い聞かせて、とにかく迷わずに指すことを心がけた。

 

玉は堅さより広さ

僕が自分で一番気に入ってるオリジナル格言は「玉は堅さより広さ」だ。3分切れ負けでは、「玉の広さ」にはダイヤモンド並みの価値がある。


「玉の広さ」は、最終盤になって、玉の詰みを読む時の「手の広さ」とほぼ同義だ。玉が広いほど、詰将棋は難しくなる。特に、中段玉に逃げ出せる可能性は、相手の「秒」を奪うのにこの上ない破壊力を持つ。


さらに、「玉の広さ」は、「駒を埋めるスペース」と同義だ。中盤でも、終盤でも、有利な局面でも、不利でも、自玉の近くに持ち駒を打つ手は、悪手になることがほとんどない。だから、常に玉は広くしたい。


ひょっとしたら、「玉の広さ」は「3分切れ負け」以外でも重要なポイントなのかもしれない。でも、僕レベルではその価値は分かりにくくて、今まで意識することはほとんどなかった。でも、「3分切れ負け」のレギュレーションに最適化していく中で、「玉の広さ」をはじめて意識して指すようになった。


相手の消費時間に読む

今まで、「最善手を読む」という将棋プレーヤーとしての最重要のミッションを無視するようなことばかり書いてきた。「将棋」というより、「3分切れ負け」というゲームとして楽しむ感じ。


じゃあ、「3分切れ負け」ばかりやっていたら、将棋の実力は上がらないのか。正直言ってあまり上がらないような気もする(一局ずつ一手ずつ丁寧に指すのと対極にある世界なので)。でも、上達のためのヒントは得られると思う。


僕は、「相手の消費時間にも考える」ことを意識するようになってから、戦績が上がった。いくら3分でアマ初段以下のレベルとは言え、適当に指してたらだいたい負ける。かと言って、最重要なのは「時間を使わないこと」なのは変わりない。どうするか。「なるべく相手が考えている間にも読む」だ。


この習慣は、正直言って「3分切れ負け」にハマる前にはほとんど意識したことがなかった。自分の手番の時に相手の手を(自分が次に指す手の次の手を)考えることはあっても、相手の手番の時に手を読むことは「どうせ読んでも無駄になるかも」という心理的なセコさを排除するのは(無意識なだけに)簡単ではない。


そして、相手が攻めてくる手を考えるのも、同様に初心者にとってはかなり難しい。だけど、「相手の消費時間の間にも手を読む」という行為には必然的に、「自分の玉にかかる王手」を読むことが含まれる。自分の玉が「何手スキ」の状態なのか、もちろん短い時間で読むことは簡単ではないんだけど(というか正確に読むのは不可能なんだけど)、それでも読もうとするクセはある程度身についた気がする。


おわりに

今回はこの辺でおしまいにします。こんなこと書いている間にも、たった今「3分切れ負け」で負けたところです。今後は、もっとまともな上達法を開拓していかなければ、あまり楽しくないような気がしているので、またいつか報告しようと思います。

 

 

 

(シリーズ第1回はこちらです↓)

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