2020年、おめでとうございます。
年末から年始にかけて、ツイッターで「自己紹介」を書いたので、ここに転記して残しておくようにします。
#唐突に自己紹介を始めて無限にやめない
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
改めまして、よろしくお願いします。
鯖缶(さばかん)と申します。
ちょうど1年ぐらい前にも、突然自己紹介を延々と連続投稿したんですが、またやってみます。年の変わり目に、自己紹介しながら自分のことを振り返ろう、というようなことです。
2児の父(8歳娘、6歳息子)です。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
週3日は昼から子どもが寝るまでワンオペで主夫をやっています。周囲のパパと比べたら、家事育児をやってる方だと思います。小学校の保護者会では、全体50~60人の親のうち、父親は2人ぐらいの参加。そのうちの1人です。
周囲の家庭のことを心配している余裕はないので、「ワンオペ育児の大変さを訴えるママの気持ち、僕にも分かる」とアピールするつもりはあまりありません(というか自分の妻の気持ちすらそんなに分からない)が、「上の子が4歳、下の子が2歳」みたいなタイミングのワンオペは大変でした!
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
よく苦労話で聞く「風呂あがり、自分はマッパで2人の子どもを着替えさせる」ドタバタ感は想像をかなり超えてました。僕がまったく考慮に入れてなかった大変さは、「子どもの機嫌」の無軌道さでした。つまり、風呂に入る気分にさせたり、着替える気分にさせたりするタスクの困難さ。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
「子ども2人を連れて買い物に行き、帰ってきてから夕食の準備をする」ことのの大変さはなんとなく想像がついたのですが、「作った夕飯を、子どもが食べるとは限らない」「食べ始めたとしても、食べ終わるまで集中するとは限らない」ということは想定していませんでした。風呂や着替えも同じです。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
親が子どもを「その気にさせる」には、なんらかの工夫や根性が必要で、それをひねり出すのが「タスクの連続で疲弊した精神、眠い頭」にはなかなかにキツかった。よく、夕飯のあと食器を洗う前に力尽きて寝てしまい、仕事から戻った妻が汚れた食器を見てため息をつき、そのことでケンカしました。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
余裕がなくて、子どもに怒ってばかりでした。出かける寸前にグズりだした息子に怒って、強めに引っ張ってだっこして、「ふんわり」と布団に投げたこともありました。(映画「クレイマー・クレイマー」で、ダスティン・ホフマンが同じことをしてたのを見たときは泣いたなあ)
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
何度も「我を失うほど」キレてしまいそうになることはあったと思います。でも、紙一重でなんとか「布団にふんわり」という範疇に収まった。理由は分かりません。なんとか、「こちら側」に踏みとどまれた。幸運でした。(もう大丈夫だと思います。この半年ぐらいで、育児は急激に楽になりました)
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
今までの子育てを振り返って(暫定的に)思うことは「想像よりかなり大変だった」と「それでも不思議とどうにかなった」ということ。「気力や体力(愛情の原料となるもの)は有限だと理解して、賢く配分すること」「最後はうまくいくと(無理にでも)楽観的に信じること」の両立がコツな気がします。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
今までの子育てを振り返って(暫定的に)思うことは「想像よりかなり大変だった」と「それでも不思議とどうにかなった」ということ。「気力や体力(愛情の原料となるもの)は有限だと理解して、賢く配分すること」「最後はうまくいくと(無理にでも)楽観的に信じること」の両立がコツな気がします。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
今悩んでいるのは、「ペットを飼いたい」という息子のリクエストに応えるべきか、です。僕は「生命を愛玩用にするなんて傲慢」みたいな宗教的な思いがあり、また金もなく面倒だ、と子どもにも伝えています。ただ、生物が好きな息子に学びの機会を与えたい、という親のエゴもあります。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
子育てが大変だ、みたいなことばかり書いてきましたが、実際には僕は相当幸運で、「2世帯住宅で親と同居」は涙が出るほどのありがたさです。子どもたちは、祖父母に遊んでもらって、話を聞いてもらって、常に自己肯定感が健全な状態で育ってきました。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 30, 2019
【自己紹介続き】
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
仕事のこと。週3日でコールセンターのアルバイト勤務をしています。もう20年同じ職場で働いている、「最古参のバイトリーダー」という感じ。仕事の愚痴的なことも時々ツイートしていると思いますが、振り返ってみると、「本当にイヤなこと」はめったにないような気もします。
お客との対応でも、上司や後輩との会社内の関係でも、「毅然としたハキハキ感+相手を立てる低姿勢」があれば、相手もこちらを尊重してくれる。「本当にイヤなこと」になる前に、「毅然とした態度で譲る」ことができれば、そんなにひどいことには発展しない、というか。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
演劇、映画に夢中だった20代には、まとまった期間(3週間とか)会社を休むことがしばしばありました。だから、「仕事はデキるし、いざという時は頼りになる」と周囲から認められないと続かなかったと思うので、結構仕事は頑張りました。ゴールデンウィークと年末年始に夜勤で働くのが定番でした。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
40代になって考えるのは遅すぎるとも思うのですが、「仕事のやりがい」みたいなことに興味が出てきました。20年も続けてきた仕事で、少しは「社会に貢献した」「能力を発揮した」「周囲に認められた」という実感なしでも平気なほど自分は強くないとようやく気づいた感じ(若い頃はどうでもよかった)。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
実情も知らずに例に出すのは失礼と思いますが、例えば、「タッチパネルで注文される回転寿司店の寿司職人」が、自己肯定感を仕事から調達するのは、あまり簡単なようには思えません。そういった困難さを「40代コールセンターのバイトリーダー」の僕が身にしみて感じるようになってきました。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
僕は「アルバイトスタッフの時給の上限(≒年収で計算して新人平社員と同額)」に10年前に達していて、年を取るにつれて腹の底から悔しさが湧いてきています。「時給の上限」とは、「任せられる仕事、職責の上限」ということです。週3日のスタッフでも、能力があれば活躍させた方がよくないですか?
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
【自己紹介続き】
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
週3日のコールセンター会社勤務とは別に、不定期な仕事として映像翻訳をしています。案件を受注した時は、朝3時に起きて6時半まで翻訳作業をして、それから会社に行くか、主夫業が始まるかします。家にいる日は、9時から13時ぐらいまで再び翻訳、みたいな感じの日常になります。
30歳過ぎてから英語の勉強始めて、映像翻訳のスクール通い始めて。子どもが生まれたタイミングでスクール通学を中断したり、スクール卒業時のトライアルで合格してもプロデビュー見送ったりと、寄り道はだいぶしたけど、なんとか続けられました。当初自分で思ってたより翻訳が好きだったみたい。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
始めたばかりの頃は、「ナメられちゃいけない」みたいな気負いもあって、時間がめちゃくちゃかかった。時給換算すると300円台。半年ぐらい経った頃、自分の得意なNFL(アメフト)の案件が来て、なんとか時給1000円超えるスピードでできた時に、ようやく「続けられるかも」と思えた。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
3年経って(今年の秋)、はじめてドラマ(42分)の字幕を1話全尺担当できた時はうれしかった。それだけ仕事のスピードがあがったということで、はじめて時給換算2000円を超えました。とは言え、時給1000円を切ることもたくさんあって、「家族を養っていける仕事」とはまったく言えないのが現状です。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
【自己紹介続き】
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
ここまで書いてきて、自分の「目標のなさ」に今さら圧倒されてしまいました。長期的、中期的、短期的にどうなりたいのかのビジョンがなにもない。「運動部の部員が、優勝を目指して厳しい練習に耐える」的な「目にパワーが宿ってる感」が自分にない!なんとも呆れた話です。
とはいえ、この「目標のなさ」に狼狽せず、なんとかやりくりして日々を過ごすことが、人生後半の基調になるのかもしれません。「やるべきこと」「やるべきでないこと」をシンプルに分けて、その時々で集中できることに取り組む、というような。そんなような気もします。
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
今までで一番読み返した本:
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
「麻雀放浪記」阿佐田哲也
何度となく読み返した。主人公たちの、孤独、強さ、弱さ。全部身にしみる。また読もうと思って、先日買ってきた。表紙が福本伸行さんの絵になってた。しっくりくるような、こないような。
今まで一番何度も見た映画:
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
「コーラスライン」
ミュージカル映画。子どもの頃(10歳ぐらい?)、うちにVHSのビデオが来て、母が録画した。多分この映画の影響で、「オーディションもの」のバラエティに弱くて、見始めると止まらない(だからむしろ避けてる)。
今までで一番読み返したマンガ:
— 鯖缶 (@savacanmemo) December 31, 2019
「火の鳥」手塚治虫
中学生の頃、父が何冊か買ってくれて、自分のこずかいでも買い集めた。パソコンを触らせてくれるようになった頃で、「一太郎」でセリフやト書きを打ったりした。未来のエピソードの方が好きだけど、一番好きなのは黎明編。
今までで一番聴いた音楽アルバム:
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 1, 2020
「VOXXX」電気グルーヴ
20代後半に、友人Aと2人だけで映画を作ろうと思い立ち、バイトを3ヵ月休んで、ドライブ旅行をしたことがある。その時に車内で繰り返し聴いた。高速道路で、マックス音量でかけて。制限速度厳守野郎だったけど、脳内は危険な状態だった。
今までで一番やったゲーム:
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 1, 2020
「トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン」
「幼少期にファミコンを買い与えられずに、成人してからゲーム中毒」という僕は、1つのゲームを繰り返しやるタイプ。多分6年ぐらいやってた。アイテム持ち込みなしの100階ダンジョンを、1時間45分でクリアしたのが記録。
【自己紹介おわり】
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 2, 2020
長々と続けた自己紹介ですが、ここでいったんおしまいにします。聞いてくださってありがとうございました。何でも気づいたことをメモのようにツイートして、後から振り返ってエッセイブログを書く、というのは今後も続けようと思っています。引き続き、よろしくお願いします。
(「僕のことを知ってほしい」という気持ちや自己顕示欲がどのぐらいあるのか自分でもよく分からないのですが、「僕のことを誰かに話すとしたら、何を話すんだろう」と思いながら、自分を振り返りました。読んでくださってありがとうございます)