鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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子どもたち、言い間違う

子どものちょっとした言い間違いが可愛いすぎる件について、たくさんのツイート、ブログを目にする。やや飽きた感もあるんだけど、それでも嫌いにはなれない。


僕が今読んでる本(育休を取ったコピーライターのエッセイ。下にリンクを張っておきました)に、ものすごく好きな一節があって。0歳児を連れて街を歩いて、「乳児連れでも入れる店」を探す日々を紹介した場面から引用。

 

僕と妻の頭のなかでほぼ出来上がっていた“わが町の飲食店MAP”が、こうして新しい文脈で塗り替えられていく。

(引用元:魚返洋平「男コピーライター、育休をとる」大和書房)

 

という一文。子どもと暮らすことになって、新しく世界を体験し直すことになった喜びと驚きが、実感を込めて綴られた名文だと思って好きだった。そんな風に感じられたら、この上なく幸せだ。

 

男コピーライター、育休をとる

男コピーライター、育休をとる

 

(↑Amazonのリンクです) 

 

子どもたちの言い間違いも、ふと「大人たちの世界」を脱臼させてくれる。言葉遊び的に、大人が創作できそうで、でもやっぱり難しい。好きな言い間違いがあると、メモしてしまう。

 

子どものなかで、まだ「必要なもの」と「不要なもの」、「いいもの」と「悪いもの」が整理されてなくて、全部が大事でもあり、全部が大事じゃないような、そんなカオスな世界が、言い間違いから垣間見えてくるような感じ。

 

 

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こんなのも、好きだった。

 

 


「星」とか「チューリップ」だとかの形を、「“息継ぎなし”でいっぺんに描ける」というのが一筆書きの面白さかと思っていたけど、「ただの一筆書きの形!」というのはすごい。鉛筆を紙に滑らせること自体が楽しくてもいいじゃないか。

 

 

多分、「たまごかけごはん」が、「たまご時計ごはん」になったんだと思うんだけど。それに、レシピを説明する人の口調の真似が加わった。この時の息子は、自分でもめちゃくちゃなことを言ってることがわかってて、「ネジとか」と言いながら自分でバカ受けしてた。だんだん複雑なギャグを言いそうでもあり、本人としては「ウンチ」って言ってるのとあまり変わらないテンションでもあり、そこがグッとくる。

 

魚返さんの本を読みながら、「子どもたちがもっと小さい頃から、文章を書いておけばよかった」とも半分ぐらい思った。上の子(今7歳)が生まれて方から、下の子(今5歳)が4歳ぐらいになるまでのことはあっという間すぎて、ほとんど何も覚えていないので。でも、一度忘れたことを何かの拍子に思い出すのもまた面白いので、それはそれでよしとしている。

 

 

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www.savacan3rd.com

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