鯖缶@3rd&forever

2児(娘7歳、息子5歳)の父の雑記ブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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引っ込み思案の僕が、1人旅をした話(沖縄編②)

(前回までのあらすじ)
20代半ばで「親と同居/フリーター/サブカルクソ野郎」の僕を見かねて、父が溜まったマイレージで航空券をくれた。行き先は、2月の沖縄。15年経ってから記憶だけを頼りに書く旅行記です。

僕自身が、「ヤバいぐらいに引っ込み思案でヘタレ」ということを念頭においていただくと、味わい深いはずです。

 (↓1話目です)

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2日目①:西表島へ

 

さて2日目。石垣港のフェリー乗り場に行ってみる。フェリー乗り場に並ぶ、いくつかの旅行代理店の店舗。前日来た店にもう一度入る。西表島への1日ツアーに空きが出るか、朝に確認するように言われていたのだ。

驚いたことに、店はすごく混んでた。考えてみれば、前日に来た時は夕方で、既にほとんどのフェリーが終わっていたんだろう。

朝のフェリー乗り場は、野球場の売店ぐらいには混んでて、早速僕は気後れしてしまう。あらかじめ混雑を覚悟しおらず、それに打ち勝つだけのテンションを準備できていない。「順番がはっきり決まっていて、待っていれば話を聞いてもらえる系」の場所ではなく、積極的にアピールして、店員を確保しなければいけない。

そんなのムリ、である。引っ込み思案星人の僕にとっては、サッカーのリフティングを初心者が30回続けるレベルの難易度だ。

昨日、「明日来てもらったら、ツアーに空きがあるかご案内しますよ」と言っていたお姉さんを探す。・・・が、いない! 僕は、打ちひしがれた。「自分が個人客であり、予約をしていないが、空きがあれば飛び込みでツアーに参加させてほしい」という、ちょっと図々しい要求。昨日は何も考えていなかったから聞けたけど、今日の僕は、それが「ちょっと面倒な要求」であることを認識してしまっている。

そんな、対応がやや面倒な質問を、「フェリーが出るまであと20分で、ややテンパり気味な店員」にできるか? しかも、野球場の売店みたいに混んでる店内で、他の客を押しのけながら。昨日のお姉さんが、誰かに引き継いでいてくれているかもよくわからないのに・・・

僕は、20秒で諦めた。そして、そそくさと店を出て、隣にあった別の店に行く。そこもやや混んでいたのだが、ツアーの申し込みではなく、「フェリーの往復乗船券」これだけを買えればそれでいい。「ジャングルクルーズみたいに秘境の川上りをして、ちょっとした絶景ポイントまで行って戻ってくる」みたいなツアー。他の団体客に混じって、個人で飛び入り参加するのは諦めた。それはハードル高すぎる。

隣の店で往復券を買ったのは、ヘタレならではの生態で、「もう、ツアーの飛び入り参加みたいな昨日の話はどこにもなかったことですよ」と世界中に(蚊が鳴くような小声で)叫んでるということである。

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そして乗り込んだ西表島行きのフェリー。それでも、僕のテンションは多少上がっていた。乗り物は好き。乗り物で移動してる時って、「うまく流れに乗れてなくてオドオドしてる自分」にそれほど注目せずに済むからだろう。それに、1人は得意なんだ。

周りを見ても、初老のツアー団体客とか、ビジネスマンらしい人とか、4~5人のグループの若者とか、1人旅っぽい人とか、結構バラエティに富んだ客層で、僕だけ浮いてるわけでも沈んでいるわけでもなく、なんか安心できる。

そして1時間後。フェリーを降りた僕は、衝撃的な事実を思い知らされる。

フェリーに乗っていた人は多くいたけど、まったくのノープランで西表島に着いたのは、明らかに僕だけだったのである!

「民宿○○にお泊まりの方はこちらです」「○○観光のツアーはこちらのバスにお乗りください」「○○レンタカーをご予約の方は、店舗にご案内します」と、僕以外の乗客は、みんな何かしらの迎えの車に乗って、あっと言う間にフェリーを降りたところからいなくなっていく。その間、僕はキョロキョロと周りを見回すだけ。

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10分後、その場に残されていたのは、僕だけだった。僕は、なんとなく歩き始める。どこかのビーチに出て、座って放心するのでも十分1人旅の醍醐味だ。散歩しよう。

そして、歩くこと20分。誰とも、なんの車ともすれ違わない。途中で1台、軽トラックとすれ違って、そのあと何も起きない。「おかしいなー、このRPG、何にもイバント起きないなー。 もう、フェリー乗り場、帰ろうかな。もうちょっとだけ歩こうかな・・・」

ノープランで西表島まで来た僕はよく知らなかったのだが、西表島はかなり大きな島で、「徒歩で1周」とかが出来るレベルの島ではなかった。観光スポット的なところまでの移動には、車が必要な場所だったのである。

僕は、30分歩いて、諦めた。これ以上歩いても、特にどこにも着かない。ヘタしたら迷子になる。

想像してみてほしい。特になんのイベントが起きることもなく歩いてきた1本道を、そのまま戻る時のミジメさを。「帰りは別の道で」とかすらできないのだ。沖縄にいるのに、擬態語で表すと「トボトボ」歩いている僕。

ようやくフェリー乗り場のある港まで戻って、一安心。この時僕は、「もう、今日使う分のヤル気はもう全部使ったよ」という気分である。時間としてはまだ11時前だったと思うけど・・・

石垣島に戻るフェリーが来るまで50分、本を読んで過ごした。大学生らしい女の子2人組もフェリーを待ってた。「西表島まで来たけど、特に何もせずそのまま帰ろうとしている僕」の存在に、気づかずにいてくれることだけを祈っていた。

(ここまで読んでくださってありがとうございます。続きはまた明日書きます)

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石垣・竹富・西表島 (ブルーガイドてくてく歩き)

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 (↑気ままなノープラン1人旅もいいですが、やはり予習するのも楽しいものです)

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