鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

スポンサーリンク

【日記】TOEIC受けてる場合じゃねえよ(52)

2022年7月某日 そういえば葬式に出ていない

コロナ禍では、誰かが亡くなった時に葬儀は親族のみで行われることがほとんどになって、これはひょっとしたら今後もスタンダードになるかもしれない(よく分からないけど)。僕も、ずっとお葬式に出ていないくて、そのことがちょっと気になってる。


お葬式に出て、それぞれの人が、それぞれに故人の死を受け入れる(受け入れようとする)そのグラデーションを見る。他の参列者の様子を見て、もらい泣きしたり、あるいは久しぶりに会った友人と不謹慎な冗談を言ったりもするかもしれない。それで、自分の気持ちや、言葉にならない思いに、落ち着けどころを見つけていく感じ。


この2年間で、職場の人が亡くなっている。個人的な付き合いがあるわけではなかったけど、昔同じチームにもいた人だ。お葬式に出てないからかな、「あの人は確かに亡くなったんだ」と、まだ腑に落ちて納得してない気がする(もし呼ばれたとしてもお葬式に出たかどうかは分からないんだけど)。 


7月某日 保険の相談に行ってきた

個人年金保険と、医療保険に加入しようと思って、思い続けてるだけで具体的なアクションをサボり続けて何年も過ぎた。もうラチがあかないので、まとめて相談できる窓口に乗り込んできてやったぜ。


ヤバい人だと思わせてしまっては申し訳ないので、家を出る前にヒゲを短く切り(ちゃんと剃るまではできなかったのかよ)、シャワーを浴び、使い捨てコンタクトを入れて(普段使ってるメガネが尋常じゃないほど汚れている)。行く前に10分カットのお店で散髪までしてもらった。


(そう思うと、僕の出不精と引っ込み思案の何割かは、身だしなみに原因がある気がする。清潔感に気をつけたら、落ち込みやすい性格も何割かは緩和されるような気もする。年を取ればとるほど、僕の出不精は進行しそうな気もするので、ちょっと重要な話かもしれない)

 

窓口に着いて、店員さんに胸の内を率直に伝えたよ。「保険に加入しなくちゃと5年ぐらい前から思っていたが、面倒すぎてシンプルにサボっていた」「年末調整の度に、所得税が控除される枠の分ぐらいは積み立ててもいいな、と思うが、その度に何もしなかった」「ネットで調べたけど、種類が多すぎて思考停止した」「例えばがんになったとして、“保険に入っておけばよかった”と後悔すると思う。すべてが万全に賄える内容に加入できなくてもいい。“焼け石に水”程度でもいいから、後悔しないために入っておきたい」みたいな。


いやあ、「胸に秘めた思いを誰かに伝えた」なんて何年振りか。話しただけで、何となく満足感というか、カタルシスがあるな(詐欺や宗教に引っかかりそうで怖い)。いろいろ恥ずかしかったな。あらゆる将来設計もないままに中年になって、運良く親が裕福なおかげでなんとか子育てできてるこの現状。老後の貧乏に不安があるのに、何のたくわえもしていないこと。改めて誰かに話すとなるとなかなかに迫力のあるダメっぷりだな。


また来週行く。商品を提案してもらって、それを妻と相談するつもり。ここまで来たら、正直言うとさっさと契約してしまいたい。トホホ。

 

7月某日 子どもたちの夏休みが始まる

ちょっと、子どもたちの夏休みが始まるんですけど。子どもたちと話して、夏休みの1日にやる勉強の量を決めさせる。最初、子どもたちが言ったノルマを、「そんなにやらないでいい」と半分ぐらいに減らした上で、「水、土、日は勉強休み」ということに決めた。夏休みなんだから、休んだ方がいいよ。また2学期になったら、どうせ忙しいんだし。


もう1つ。「行きたい場所」と「やりたいこと」を1つずつ考えて、リクエストするように伝えてみた。できれば、「行ったことないけど行きたい場所」を考えてみて、と。ちょっとそれを子どもたちがどうやって探したりできるのか気になるけど、その過程も含めてサポートしたい。


「行ったことのない場所」について、「行きたい」と思うことって僕にとってはすごく難しくて。しかもこのコロナ禍で出不精、引っ込み思案が加速してる自覚がある。子どもたちが、行きたい場所を見つけることに苦手意識を持たないといいな。僕が「めんどくせえ」と思うのが伝わって、子どもたちがそれを感じ取って、「別にどこにも行きたくないと思ってた方が平和」みたいに、思いを内面化させてしまったとしたら、それほど悲しいことはない。何とかものぐさを振り切って、子どもたちのチャレンジを手伝いたいな。「カービィのグッズが売ってるショップに行きたい」とか、そういうショボいのでもいいや。「親に言われた場所に連れていかれる」ではなくて、「自分の行きたい場所に行くのに、必要なサポートを親から引き出す」みたいに思ってくれるのがいい(たぶん、長い目で見たらそっちの方が僕としても楽なような気がする)。

 


(続きはこちらです↓)

www.savacan3rd.com

 


(1つ前の日記はこちらです↓)

www.savacan3rd.com

 

スポンサーリンク