英語学習者には、様々な状況の人がいると思う。目標とするレベルも、達成へのモチベーションも、環境も適性も様々。でも、すべての人に共通していることがある。それは、ある程度のレベルの英語力を習得するには、膨大な時間がかかるということ。
僕が読んだことのある数字を例に出すと、「4000時間」が必要、らしい。どの程度のレベルを想定している数字なのかはよくわからないけど、実感としては4000時間というのはよくわかる。
留学して、ただなんとなく過ごすだけでなく1日10時間英語に触れ続けて1年で3650時間。1日1時間勉強して、10年で3650時間。膨大な時間だけど、このぐらいは覚悟したほうがいい気がする。
僕はこの記事を、「独学でコツコツ英語を勉強する人」を想定して書いてきた。「コツコツ派」にとって大事なのは「時間とモチベーションの確保」であることは明らかだ。そして、モチベーションを維持するためには、相当ポジティブな感性がないと難しいと思う。
ポジティブな考え方という時に、僕が個人的に注意していることがある。「前向き」は性格でも根性でもなく、「発想だ」と思ったほうがいい、ということだ。どういうことか。「性格」や「根性」だと思うと、簡単には直せない気がするけど、「発想の問題」と捉えると、対処のしようがある、ということ(こう考えるのも、「発想」のうちのひとつだ)。
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具体例を挙げよう。以下のように考え直してみたらどうか。
A「勉強のヤル気が出てこない」
→
B「ヤル気を出せる教材が見つかってないだけ。探せばいい」
A「会社勤めがあって、勉強時間確保が難しい」
→
B「通勤時間は勉強に最適。習慣こそが最大の時間確保」
A「時間もお金もかかる。勉強なんてやってられない」
→
B「時間もお金もどうせなくなる。使うものが見つかった時点でラッキー」
例えば、こんな感じ。「ヤル気が出てこない」思うと、なかなか復活が難しいもの。だから、「ヤル気が出てくる発想が見つかっていない」と捉えるといい。
あとがき
この記事に書いたような考えで、このブログ記事シリーズのタイトルを「アイデア」としたのでした。「屁理屈+精神論」が案外大事だと思ったので、たくさん紹介してきました。いったんここでシリーズは終了します。最後までありがとうございました。
「英語の勉強に使えるアイデア」過去記事
タイマーを使え!(英語の勉強に使えるアイデア①) - 鯖缶@3rd&forever
目覚まし用の合言葉を作れ!(英語の勉強に使えるアイデア②) - 鯖缶@3rd&forever
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「まず得意なものを極めろ!(英語の勉強に使えるアイデア④)」 - 鯖缶@3rd&forever
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「目的」と「手段」を柔軟に交換しろ(英語の勉強に使えるアイデア⑦) - 鯖缶@3rd&forever
完璧主義は捨てろ!(英語の勉強に使えるアイデア⑧) - 鯖缶@3rd&forever
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