鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】文脈を読めてない奴と思われたくない(48歳になってもHIPHOP入門②)

2024年12月某日 大人にはやらなくちゃいけないことがある

早朝4時に目を覚まして、決死の覚悟で布団から抜け出して。やってることと言えば、Mリーグの麻雀対局を見ながらメモパッドに日記を書いているんである。(本物の決死の覚悟を求められてる人たちごめんなさい)


ディスプレイの端には、「ひげ」と書いた付箋が貼られている。タスクを忘れないように、昨日の僕が書き残したんだ。運転免許の更新をサボってるうちに、誕生日を過ぎてしまった。今日こそ更新に行こうという話。ひげを剃らなくちゃ。でも、たったそれだけのことが面倒で、みじめな気持ちになる。当たり前の身づくろいすらこんなにも面倒なんて、情けないよ。かと言って、無精ひげの自分の写真で免許を作る勇気もなくて、朝からウジウジとしてしまう。


運よくMリーグも見終わって時間が余ったので、他にやることも浮かばず、自然と洗面台に向かう気になった。危なかったぜ。ひげを剃るのが面倒で免許の更新サボりそうになったよ。


6時になって、子どもたちを起こして朝食の準備をする。冷凍ごはんを電子レンジに入れて、サバの缶詰を開ける。インスタントのみそ汁のためにお湯を沸かして、昨日の夕飯の残り(ひじきのサラダ)を取り分ける。

 

「今日、パパは仕事の後で免許の更新に行くんだよ」と子どもたちに自慢げに伝える。「大人にはやらなくちゃいけないことがあるんだ」と、さも大事なことを伝えてるような気になって、ややテンションが上がった。

 

そのタイミングで、更新のお知らせハガキで持ち物を確認したところ、「予約」が必要だと分かって驚いた。何が驚いたかって、僕はそのハガキを受け取った時に、一度目を通しているはずなんである。「来年からの受付分は、予約可能になる」と勝手に誤解していて。でもハガキを見ると、あんまり誤解する余地もなさそうな書き方で。見落としならまだ分かるんだけど、予約という情報を目にしながら、それは不要(予約システム稼働は年明け以降から)と錯覚していた自分に驚いたよ。何が「大人にはやらなくちゃいけないことがある」だ。さっきちょっと上がったはずのテンションは再びマイナスに。

 

ところが、このテンションがわずか4分でプラスに転じたのである。スマホからアクセスした予約サイトが思いのほか分かりやすく、サクサク進んだということもある。そして何よりも、残っていた予約可能枠が13時と13時30分だけで、「13時30分って、俺が一番取りたい枠じゃんか」とテンションが上がったんである。「間抜けにも当日まで予約を忘れてたのに、そのことでまったく不利益を被らなかった俺の、この幸運を見ろよ」と、かなりみじめな気分が吹き飛ぶ展開で。


会社でも、同じチームのTさんに話して。「僕が一番行きたい13時30分の枠だけ残ってたんすよ。奇跡じゃないすか」とか。本当は13時の枠も残ってたのに、ラッキー感を強調したくて話を盛ってるところも健気じゃないか。


仕事が終わって、免許センターに向かって軽快にダッシュ。「予約済み」の列に並んで、自分の順番が来るまでに、ハガキとスマホと免許証を準備してさ。スマホがなぜ必要か。予約した時に発行されたQRコードを、端末に読み込ませるんすよ。

 

…と、ここまでは上機嫌だったのに、「機械では受付できないので、窓口に行ってください」みたいな表示が出て、ようやく自らの阿呆を思い知るのである。オレ、間違えて来週の同じ曜日を予約してたよ。端末に読ませるQRコードのスクショ、一緒に予約日時も入ってたのにな。

 

それで、阿呆のように画面に出た指示に従って、「端末の画面に窓口に行くように指示が出たんですけど…」と言ったあとの窓口の人の表情が「キョトン」としてて。「何で呼んでもいないのに窓口来るんですか」みたいな。「窓口での受付手続きを省略するために端末が導入されてるんですけど、何の用ですか?」みたいな。あの一瞬の「キョトン」とした反応、大変情けないことに、傷ついちゃうんだよな。「想定外の質問や要求をする、文脈を読めてない奴だと、この人に思われてる」って、瞬間的に恥ずかしくなって、その反動で腹が立っちゃうんだよ。「いえ、あの、予約したつもりが、来週の分を間違えて予約しちゃってたみたいで」と、「48歳のしどろもどろ」を炸裂させるハメになったよ。


キャンセル待ちするか(待ち時間は分からない、と)、来週の予約時間に出直すかの2択を説明されて、来週出直す方を選ぶことになったんだけど。自分の傷つきやすさが心配にはなったよ。

 

12月某日 文脈を読めてない奴と思われたくない

「キョトン」とされるのが一番腹が立つっていう話。ちょっと続けてみようかな。(昨日の件は完全に僕が悪いので、まったく恨んでないし申し訳なく思ってるけど、それでも傷ついたことには変わりない)

 

例えば職場で。「Aという方法で処理しようと思うんですけどいいでしょうか?」と上司に確認した時に、一瞬でも「え? もちろん大丈夫ですよ。Aでお願いします」と返ってきたとして。僕はすでに腹が立ってるんである。いやいやいや、何をキョトンとしてるんですか。BやCという選択も十分あり得るから確認してるわけであって、「もちろん」じゃないんですよ。「聞くまでもない当たり前のことを聞いた部下を、元気づけるようにやさしく回答した私ってシゴデキ」みたいなエチュードにこっちを巻き込まないでくれよ、というような気持ちになってしまうんだ。


「A~Cの選択肢があり得る」という前提を上司と共有できていなかったからこそ「キョトン」とさせてしまったのだな、と僕の方は反省するのに、一方「キョトン」としてる上司の方は、そもそも「Aという選択肢しか浮かんでいない」わけであって。前提にすれ違いがあったことに、上司は自分の方に落ち度があるとは微塵も想像してないの、ズルいじゃないか。

 

なんでそんなに怒っちゃうかと言うと、僕にとっては「文脈を読めてない奴」と思われることが最大の屈辱、と感じてるからなんだろう。さすがに僕の心が狭すぎると自分でも思うけど、それが分かってるからその怒りを出さないように気をつけてるからギリ許してくれまいか。


昔(たぶん8年ぐらい前)。職場の後輩の男の子を「キョトン」とさせてしまったことがあって。「『レオン』のジャン・レノみたいな?」と僕が言ったら、「ん? どういう意味ですか?」みたいなリアクションされた件ね。僕はその瞬間のことを、いまだに根に持ってムカついているんだけど。(マジかよ。そんな逆鱗、取説のどこに書いたらいいんだよ)


細かい会話の流れは覚えてないんだけど、要するに後輩くんの「キョトン」に、「誰でも知ってる前提で話されても困りますけど」みたいなニュアンスを感じ取って、傷ついてしまった、っていう話。


いや、今思い出してもやっぱりムカつくな。だって、その後輩くんはさ、声優志望で、けっこう本格的な養成所に通ってるような人だったのよ(声優の卵、コールセンターには結構いる)。サブカルでメシを食いたいと思ってる人間がさ、「レオン」も「ジャン・レノ」も聞いたことがないって、さすがにアンテナの感度低すぎるでしょ。まあ、「声優の卵にとって、『レオン』は必修科目なのかどうか」はこの際どっちでもいいよ。興味がないなら一生知らないままでいても構わない。

 

だけどさ、その態度で生きるんだったら、自分にとって意味の分からない説明をされた時には、「相手の説明がヘタ」なんじゃなくて、「自分がアホ」の可能性が高いことを忘れずに生きてくれよ。(何とかしてムカついてしまった当時の僕を弁護したいんだけど、何にせよイタいことには変わらないっぽいのでこの辺でやめておきます)

 

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