鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

スポンサーリンク

【日記】47歳からのHIPHOP入門㉑(呪いが解けるまでは、自分に呪いがかかってたことに気づけない)

2024年1月某日 呪いが解けるまでは、自分に呪いがかかってたことに気づけない

ここのところ、メンタルの調子がすこぶるいい。「楽しい」とか「うれしい」とかじゃなくて、「イライラ、モヤモヤになりにくい」「イヤな気持ちをサラリと流せる」みたいな感じ。先日書いた時には冗談のつもりだったんだけど、新しいメガネを買って、本当に運気が開けたのかもしれない。

 

新しいメガネを買いに行くのが面倒で、恥ずかしくて、10年ぐらい前からグズグズとしてたんだけど。そのタスクをようやく終わらせて。オシャレメガネをゲットしたんだ。で、それに続いて髪を切り、ヒゲを剃ったんだけど。それで、ちょっと気持ちが軽くなった。自分でも驚いたんだけど、この「ちょっと」の違いがだいぶ大きいんじゃないか。レンズが傷だらけの、脂まみれの、古いメガネをかけていて、それが「どうせオレなんて」みたいな自嘲的な思い込みにつながっていたのかもしれない。

 

この「どうせオレなんて」は結構やっかいで、それは連鎖しやすいということ。「どうせ、汚れたメガネをかけてるし、ヒゲを剃ってもしょうがないでしょ」と無精ヒゲを自分に許した。で、そうすると「どうせ」感がひと回りデカくなってしまう。それで、「もう令和なのにジョン・レノンに憧れてるサブカルおじさんのなれの果て」みたいな見た目で、それで店員さんに話しかけるのは勇気がいるから、全般的に買い物が苦手で。テンションの高い時しか、知らない人と関わる類の用事を済ませられない。それで、スマホの機種変更、料金プラン変更をずっと先延ばしにしてた。そうすると、「どうせ、スマホの機種変更すらできないオレなんて」と、またひと回り「どうせ感」は膨らむんである。

 

で、この「どうせ感」は、自分が自分に課してる「ハンデの重り」みたいなもので、自分では気づきにくいように思う。その自嘲から自由になれてはじめて、「さっきまで、どうせオレなんて、って思い込んでたんだ」と気づける、みたいなところがあるな、と思った。


話を分かりやすくするためにさっきまで「どうせ感」を大げさに書いてきたけど、僕は自分の世捨て人キャラも別に嫌いじゃないし、古いメガネだって言うほど汚れてたわけじゃない(メガネを替えたことに気づかない同僚だっていた)。だから、「どうせオレなんて」とはそんなに思ってないつもりだった。でも、実際にメガネを替えてみると、「どうせオレなんて」と思わずに済む場合がだいぶ増えた実感があって、そのメンタルの身軽さに驚いた、という話。


呪いが解けるまでは、自分に呪いがかかってたことに気づけないのが「呪い」なんだろうな、と。呪いというとやや大げさかもしれないから、「重荷」とかが正確かも。「自嘲的な思い込み」、外してみるまで、その重さに自分では気づきにくい。


「自分では気づきにくいことに気づく」のって、「やっぱり普段とは違うこと」をした時なんじゃないか、とも思った。「自分を変える」までいかなくても、自分の行動のパターンを、時々はズラしてみる、というようやイメージを、ちょっと今後は大事にしていってもいいのかもしれない。

 

「あんまりやったことのない行動を試す」ことを、自分の中で評価値を上げて過ごしてみようかな、とか思った。まあ、「入ったことのない店でランチしてみる」とか、無理しない範囲で。

スポンサーリンク