鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】47歳からのHIPHOP入門⑯(「媚び」の商品化に加担してるような気分になりがち)

2024年1月某日 「媚び」の商品化に加担してるような気分になりがち

年末にYOASOBIの「アイドル」を何度か聞いて(というかテレビで見て)、世間の1周半遅れぐらいでハマって。「めっちゃ面白い歌だな」と。ネガティブとポジティブが入り混じってる構成がスリリングだし、ストーリー性がありそうな歌なんだけど、誰が誰に向けて語ってるのかの視点が入り組んでて、万華鏡めいたミステリアス感がある。で、その複雑な味があっても、歌のエネルギーとしてはシンプルで、「ウソでも何でも、アイドルとして輝く以外に逃げ道なんてない」みたいな覚悟の強さが伝わってくるところがなんともキャッチ―。原作「推しの子」の面白いところを憑依させて、凝縮させたような歌、じゃないですか。


紅白歌合戦は見られなかった(何せ21時就寝おじさんなので)けど、YouTubeで後から見た(最後の1分強だけの切り抜きなんだけど)。これもよくて。当世のアイドルグループたちがステージを埋め尽くすいかにも紅白っぽい演出。「賑やかし」で出てるリラックス感もあるんだけど、テンション高くオーラを競い合ってる図がエネルギッシュ。


昔から僕は、アイドルたちのパフォーマンスを見る時にある種の後ろめたさを感じることがあって。それは、アイドルをコンテンツとして消費する時に、「媚び」の商品化に加担してるような気分になりがちだからなんだけど。「かわいい、かわいい」ともてはやして、その気にさせて、本人が本当はやりたいとも思ってないことをやらせてる(笑顔を強いてる、とか)、みたいな構図にひいてしまう、というか。


でも、そんな「媚びの需要と供給」の構図を軽く突破するようなエネルギーを見せつけられると、罪悪感から解放されるような感じがして気持ちがいい(まあそれも含めてのパッケージなのかもしれないけど)。紅白の「アイドル」のステージでは、そんなことを感じて引き込まれた。


で、この「アイドル」ブームは年末から断続的に起こってたことなんだけど、その流れでたどり着いた「REAL AKIBA BOYZ」というグループのYouTubeを今日はずっと見てた。アニソンの「踊ってみた」動画で、「オタク男子グループなのにダンスがキレキレ」みたいな面白さで目を引くんだけど、実はプロのダンサーがオタクっぽい衣装でやってることはすぐ分かって。「なんだよ、ビジネスオタクかよ」ってツッコむ頃には、もうちょっと好きになっちゃってるやつ。

 

(YouTubeのリンクです↓)

【 #YOASOBIアイドル 】公式のオタクが踊ってみた【推しの子】 - YouTube

 

YouTuberの「なりふり構わなさ」が頼もしく、うらやましく、好ましいものに思えるときがあって、それって僕にとってはちょっと新鮮な体験なんだけど。ひょっとしたら、40半ばを過ぎてHIPHOP好きになったことにも関係があるかも?

 

1月某日 とは言え無難な部類のメガネ

年末に注文したメガネを受け取りに。「僕がかけるには、ちょっとおしゃれすぎるんじゃないか」と疑いつつも、なんとか自分を励まして選んだフレーム。もうお金も払ったし、引き返せないんだけど、やっぱり「やらかしたんじゃないか」と思いながら店に向かう。「いや、メガネがおしゃれなら、服装や体形がダサくてもそれなりにイケてる雰囲気に見えるはず、大丈夫」と言い聞かせながら店の前に到着。だがしかし、店に向かうエレベーターから「オシャレメガネをかけたダサいおっさん」とすれ違って、一気にテンション下がって。「やっぱりもうちょっと無難なやつにしたらよかった…」と思いながら。


実際つけてみて鏡に映る自分を見てみると、まあ確かにオシャレっぽいメガネではあるものの、まあ無難な部類とも言えそうな気もする。でも、やっぱりちょっと恥ずかしい。テンションが上がってる自分にもややウケる。


まあ、似合ってるかどうかはともかく、清潔なメガネは手に入れたので、これで街のメガネ屋に入っても恥ずかしくない。近いうちに、「マジメっぽいメガネ」を買いに行こうかな、みたいに妻と話しながら帰って。

新しいメガネ。縁起がいいぜ。未来への見通しが開けるでしょ。

 

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