2023年12月某日 お年玉の準備をする
あっという間に大晦日、僕は会社の出勤日だ（年末年始も普段のシフト通りに働く感じ）。妹が家族を連れて泊まりに来るので、甥2人にお年玉を用意しなくちゃいけない。そのことはだいぶ前から知ってたんだけど、大晦日になるまで忘れてた、というか。大変恥ずかしながら、「お年玉をあげる側」というポジションにピンと来てないのよな。
そうか、現金を用意しなくちゃ。それも、できたらきれいなお札を。なんでこんな簡単なタスクを先延ばしにしちゃったんだ。年末になるほど銀行は混むし、休日の手数料払うのも悔しいし、と思った矢先。この前の僕の誕生日に、両親から貰ったお祝いがあったじゃん、と思い出す。あの中から、お札を出せばいい。それで解決。「甥に渡すお年玉まで親に用意してもらってる」という図式が露呈した気もするけど、もうしょうがない。実家に住まわしてもらってる時点で、威張ろうとする方が図々しい、というか。
両親が僕にくれた誕生祝のご祝儀袋は、僕と妹がお祝い（父が喜寿で、母が古希で、食事したんすよ）をあげた時のもので。その袋に入ってたお金を、今度は甥に受け取ってもらうのも、縁起がいい、でしょ？
2024年1月某日 休もうと思ってたんだけど
夕方に地震。揺れていることに気づかないぐらいだったけど、そういえばやたらと長かった。遠くでかなり大きい地震があったのでは、とやや遅れてから気づく。
ツイッターを見ると不安になりそうで、スマホを遠ざけて。でもやっぱりちょっとは見て、予想通り心細くなって。添削の仕事をした。年末に半分終わらせていたし、元日ぐらいは休もうと思ってたんだけど。やってみたら、割と捗った。仕事のあることのありがたみ。
1月某日 敗者復活戦の気持ちで生きる
YouTubeで、M-1の「敗者復活戦」の動画をいくつか見たんだけど、どれもすごく面白くて。ひょっとしたら、決勝よりも面白いんじゃないかと思うほど。（ひいきのコンビがいるわけでなく、おすすめに出てきた動画を見たから、面白かったネタを順番にチェックできただけかもしれないけど）
「敗者復活戦」というシチュエーションは、力が出しやすいのかもしれないな、って思った。「負けたとはいえ、準決勝まで残った手応え」「一度負けてるからダメで元々みたいに開き直りやすい」「1組だけは決勝に出られるわけで、モチベも十分」みたいな状況で、いいパフォーマンスを出すのに適した精神状態が作りやすい、というような。
普段から芸人さんたちのネタを追いかけているわけではないので、実力以上の力を出せているかはもちろん分からないんだけど。「今日はなりふり構わずカマしてやる」っていう気合と、「結果がどうでも気にしてもしょうがない」という落ち着きが両立した精神状態なんじゃないかな、とか想像した。
そんなことを思いつつ動画視聴はほどほどにして、夕飯のための買い物に出る。行き帰りにHIPHOPを聴きたいので、自転車ではなく歩きで出たんだけど。これが、失敗の連続でウケた。まず、家から150メートルぐらい歩いたところで財布を忘れたことに気づいて。財布を取りに戻ってからようやくcoopについたら、2日はまだ正月休みだった。いやあ、薄々そうじゃないかと思ってたんだけど、確認するのサボっちゃったんだよね。それで、仕方なくcoopとは反対方向にある西友まで行くことに決めて。
西友で買い物終わらせた帰り道、買ったものが重いんよ。ごま油と醤油と牛乳とヨーグルトと… アホか。こんなんならネットスーパーで買えばよかった。ていうか、coopが休みと分かった段階で、一度家に帰って自転車で行けばよかった（だって反対方向にあるんだから、途中に自宅があるじゃないか）。
んで、その帰り道。トボトボと歩くみじめさを慰めようと無意識に思ったのかもしれない。僕だって、「敗者復活戦」に臨む時のような精神状態で生きていったらいいんじゃないか、と思った。「野心を持って、なりふり構わず生きる」「失うものなんてない、と開き直る」というような。カラっとした、リラックスした攻撃性。
ふと思いついて、晋平太「挑戦者」を聴く。両手にクソ重い荷物を持ちながら歩くのにぴったりの曲じゃないか。なんともアツくて（暑苦しくて）、愚直な応援歌。この、垢ぬけなさが沁みる日もあるぜ、みたく思いながら帰ってたら、家の近くに「まいばすけっと」を発見して。正月から営業してるじゃないか。そうだよ。この前オープンしたんだった。完全に忘れてたけど、最初からここに来たらよかったじゃん、などと。
いい1年になりそうだぜ。
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