鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】マンガばかり読んでるうちに日が暮れる(016)

2021年6月10日(木)イライラの主成分は「単に困ってる」だったりする

昨日、仕事(コールセンターの受付スタッフ)で。「車の運転中」に電話してくるお客がいた(というか、時々いる)。「ハンズフリーだから大丈夫です」と。


うーん、僕はちょっとたじろいでしまう。というか端的に言えばムカつく。この「ムカつき」の中には2つの成分が含まれていると思っていて、1つは「困る」ということ。聞き取りにくいし、「危険だから早く終わらせよう」と気持ちが焦る。この、「困る」という状態はイライラと相性がいい(結びつきやすい)。自分が傷つきやすい状態にあることを察知して、精神が攻撃的になってしまう。


もう1つの成分は、「ナメられてる」と感じて、みじめになる、ということ。どうですかね。「ながら」で話される感じ。多分、こっちのことをアレクサと同じ程度に思ってるんだろう。


そんなことがあると、僕が自分を言い聞かせる。「ムカつく」なんて、ムダだな、ということ。誰かが危険だろうと、その人が判断したことなのだから、僕の知ったことではない。「聞こえにくい」のでこちらが何度も聞き直しても、僕には時給が出ているんだ。損も得もない。「ナメられてる」かどうかは、結局のところ分からない。ナメてるからこその態度なのか、そうじゃないのか、こっちには決めようがないし、「ナメてる」と分かったところで、やることは同じ。


と、こんなふうに自分を言い聞かせるためにいろいろな考えを巡らせている時点で、なんとなく「負けた感」がある。ああ。


先日あった話。コンビニで、コピーを取ろうとしたら、先客がいて、待つことになった。コンビニ内で、「コピーの順番を待つのに適切な場所」、なくないですか? すぐ後ろやすぐ隣で立つのも「覗き見」「圧かけ」っぽくなるし、離れた場所だと誰か別の人に横入りされそう。というか、コンビニ内なんてどこも狭くて、「立ち止まる」のに適した場所がない。


それで、ちょっと困ってしまって。困ってしまう状況に若干テンパって、「イライラ」してしまったのである。で、それってコピーをしてる人はまったく悪くないし、そのことは分かってるんだけど、「あんまり長引くんなら1回順番譲ってくれないかな」とかはちょっと思った。


念のため書いておくと、この「待つ場所なくて困る」も、「テンパり」も「イライラ」も「順番譲れよ」も、感情ゲージとしては2%ぐらいの、ほとんど無視できる程度のもので、ほとんど何も考えずにスマホいじってたぐらいの状態だったのね。


すると1分もしないうちに、僕の順番になったので、僕はコピーを始めたんですよ。子どもの、マイナンバー通知カードと、保険証をまとめて1枚にコピーするので、ちょっとだけ面倒。ようやく並べ終わって、コピースタートのボタンを押す瞬間、何かの気配を感じたのね。


「さっきの人、僕にいったん順番譲って、後ろで待ってる!!」と気づいた。


僕はめちゃくちゃ狼狽した。表に出してるつもりがなかった「イライラ」「順番譲れよ」が、ひょっとして伝わってたのでは、と反射的に思ってしまった。


とにかく、モタモタと作業をしていて悪かった、と思って、急いでカード類とコピーした紙を回収し、コンビニを後にした。なにせ、「まさか、イライラがダダ漏れだったのか、恥ずかしすぎる」と思っているので、一刻も早くコンビニを去りたい。


そして25秒後、僕はますます赤面する。「すみません、お釣り、忘れてます!」とその人が追いかけて来たのだ。僕は、コピーミスも考えて、余分にコインを投入する癖があるんだけど、そんなの半年に1回ぐらいしかコンビニコピー機使わないし、焦ってるし、回収を忘れていたのだ。


マジで驚いた。僕は10円のために誰かを追いかけたりしない。いい人すぎるぜ、僕の前にコピーしてた人。ちょっと怖かったけど。ありがとうございました。でも、ちょっと怖かったけど。

 

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