鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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スプラトゥーン日記(002)

(僕のスプラトゥーン修行を題材にした私小説です。95%実話ですが、あくまでもフィクションです。1つ前の日記はこちら↓)

スプラトゥーン日記(001) - 鯖缶@3rd&forever

 

2020年3月8日夜

ガチエリア、ウデマエCで3勝1敗。C+にウデマエアップして2勝2敗。


「ヘタなりに適当にプレーしない」というか「ヘタだからこそ、自分の出来ることを整理して、ゲームプランを持ってプレーする」という、社会人がお手本にすべき倫理観を持ってコントローラーを握る。


プレー前にさんぽ。チョウザメ造船では、エリアの上に銅鑼みたいなものが振り子で揺れていることに気づき、「ここにスプリンクラーつければ、アメフラシ常時発動みたいなもんじゃん」と大喜び。そして、実際にこれは強いっぽい。(ヘタすぎて、何度も狙ってるうちにチャージャーに抜かれた時は、自らの不甲斐なさにウケた)


オーバーフロッシャーデコで、「安全な場所からバシャバシャ撃つ」「人数有利や塗り状況有利が整ったら前へ」という、シンプルなゲームプラン。今の僕には、それ以上複雑なことは考えられない(考えられないものは実行できない)ので、まずはこれをできるようにする。


今は、敵味方の位置を把握するのができてない時間の方がかなり多い。だけど、「突っ込まずに距離を取った位置取り」で、戦況把握ができなければ他のブキを使ったらますます無理。とりあえず、ゲームプランを変えずに、精度を上げるようにするつもり。


3月9日夜

全体的に不調。ガチエリア(C+)1勝2敗、ガチヤグラ(B-)1勝2敗、ガチホコ(B+)1勝2敗、ガチアサリ(C)3勝3敗。

 

おとといの好調はもう終わってしまった。惜しい試合も多かったので、焦る気持ちはあまりないけど、残念。「なんでもいいからナイスを押しまくる」のも飽きてしまった。やっぱり、ちゃんとナイスのタイミングでナイスしないと、ナイスじゃない。


オーバーフロッシャーデコを使うことにしてるエリア、ヤグラが続いてたけど、ボールドマーカーを使うガチホコを久しぶり(といっても3日ぶり)にやって楽しかった。


「長射程で塗りと生存重視でプレーするオーバーフロッシャー」と、「短射程で裏取りからキルを狙うボールドマーカー」、やってること逆じゃねーか、と思うんだけど、初心者の僕が使いやすいと感じる共通点がある。


それは、「すべてのブキに対して、戦い方を変える必要がない」ということだ。実力が同じプレーヤー同士だと仮定すると、オーバーフロッシャーは「相手の射程に入らなければ勝てる(距離を詰められれば負ける)」という戦い方をすればいいので、対面する相手のブキによって戦い方を変える必要がない。ボールドマーカーはその逆で「裏取りして後ろや横から撃てば勝てる(正面から撃ち合えば負ける)」なんだけど、これも相手ブキによってやり方を変える必要がない(「必要がない」はたぶん言いすぎなんだろうけど)。つまり、試合中に考えなくてはならないことが減る、ということ。


初心者の僕にとっては、これが大きくて、まったくタイプの違うブキだけど、とりあえずこの2つを多く使ってる。


3月10日夜

ガチヤグラ(B-)3勝2敗、ガチアサリ(C)2勝1敗。そこまではまあまあだったんだけど、ガチホコが1勝5敗でウデマエダウン(B+→B)。


僕は「ヘタなりに何ができるか」みたいに考えてプレーしてたけど、B帯の中で自分が上の方になると、ダメなのかもしれない。負けが重なると、「テンションが雑なまま次の試合にいって、さらに負ける」ってなるのは将棋ウォーズと一緒だな。


チーム内で自分が一番ヘタなプレーヤーだったら、相手のエースと相打ちで十分以上の活躍だけど、自分が一番上なら、相手チームの一番下と相打ちはNG。「攻めの銀と守りの銀の交換は、守りの銀の側が損」みたいなことか(しつこく将棋でたとえてるのかよ)


ところで、子どもたちに将棋の力がついてきて最近興奮してる。今まで、「親の好きなことを子どもにやらせるのは親のエゴ」という気がして、子どもに将棋を教えるのを躊躇してたんだけど、教室に通わせているうちに実力がついたし、負けてもふてくされないようになった。教えたいという気持ちをグッと堪えて、子どもたちが将棋を好きになるのを待ってきたけど、この突然の長い春休みを機会に、積極的に教えようと思ってる。


「王将の動ける範囲の、この9マスをガチエリアだと思って。守るには、相手の駒をガチエリアに近づけさせないこと。それと、スプラと違うのは、王様は動けるから、相手が攻めてきたら、守りやすい場所にガチエリアを移してもいい。王様が逃げられるように準備しながら守るんだよ。攻めるときは、いきなりガチエリアに近づくんじゃなくて、まわりに拠点を作って、追い詰めていく感じで」とか、スプラの例えで教えたりしてる。


3月11日夜

ガチヤグラ(B-)2勝4敗。オーバーフロッシャーデコで3連敗した後、ボールドマーカーに持ち替えてから2勝1敗。


各試合の編成やゲーム展開の中で、自分が果たすべき役割が変わるのがこのゲームのおもしろさ、と再認識(自分ができるかはともかくとして)。

 

オーバーフロッシャーを使うときは、盤面の塗りで優位に立てるように意識して、無理に突っ込むことはしてないんだけど、そうすると徐々に劣勢になる展開をひっくり返せない。突っ込むかどうかはともかくとして、場面によっては、退却せずに踏みとどまってキルを狙う必要はでてくる。それができれば3連敗のうち2つは取れたと思う。


ガチエリア(C+)9勝3敗。よくも12試合もやったものだ、とも思うけど、結構圧倒してのノックアウト勝ちが多かったので。ガチエリアは、C帯でも「何をやるべきか」みたいなことが整理できてる人が多いのかな? それに対して、打開ができる人が少なくて、逆転がおきにくいのかな? そんな気がする。


僕が今日はじめてできたことがある。それは、「ビーコンへのジャンプ」だ(!!)。何を隠そう、僕は2日前までビーコンへのジャンプのやり方がわからず、使い方がよく分からないから、サブウェポンがビーコンのブキは使っていなかった。


でも、飛べたほうがいいに決まってるので、ネットで飛び方を調べ、試しうちで練習したのである。ああ、このレベルの低いスプラトゥーン戦記よ。そして、今までせっせとビーコンを設置してくれてた味方よ、せっかくの工夫を完全に無視してきて申し訳なかった。「このオブジェ、現代アートか?」と思ってスルーしてきたようなものだ。

 

実際飛んでみると、「してやったり感」がハンパない! みんなが知らないお得なクーポンを、不正に入手して使うような罪悪感があって、クセになる味だ。


僕も、いつか使ってみよう。「何かを狙ってる相手(味方を撃とうとしてるとか、アサリをシュートしようとしてるとか)」を狙うのが一番キルできるはずなので、ビーコンをおとりにするようなことも場面によっては有効なはず。


3月12日朝

やはり、朝は動画視聴。同じ動画を繰り返し、時に一時停止をしながら見てる。そして、何度見ても戦況把握が追いつかない。自分がプレーせずに、画面を見てるだけなのに、見るのが追いつかない。


マップを見れば味方の位置を把握できるし、相手の大まかな位置も想像できる。理屈ではわかるんだけど、ウデマエXの人たち、マップを開いてる時間短すぎぃぃぃ。たぶん、マップを見て位置を把握するというよりは、だいたい予測できてることを確認する感じでマップを開いてるんだろうな。


あと、動画を繰り返し見ることで気づいたのが、「音の情報」だ。自分のプレー中は一生懸命でなかなか気づかないけど、相手のスペシャル発動とか、上からバケツがバシャバシャやってるとか、本当は音で分かることも多い。これもおそらくは「たぶんこういうことが起きるはず」と思ってると実際にその音がした時に聞き取れるんじゃないかと想像する。

 

まずは、自分のスペシャルが溜まった音を聞き逃さないようにしよう。これはそんなに難しくないはず。さっきまで、そうしようとも思ったことがなかった。「どうしてこんなに簡単なこと、今までやろうともしなかったのか音頭」を朝から踊ったところ。

 

3月12日夜

ガチホコBで2勝4敗、B-に下がっても星を戻せず3勝5敗(トータル5勝9敗)。「ガチホコは得意」と思ってたのに、自己評価を修正しなくちゃ。


ガチアサリはCで3勝してC+。C+で6勝6敗(トータル9勝6敗)。上級者にはたぶん当たり前なんだろうけど、これ「ゴール前を制するものはアサリを制す」ってことか、と気づいた。(「バスケのワンマン速攻」みたいなのが、たまに決まるし、たまに決められるから、C帯では「ワンマン速攻の巧拙」がそのまま勝敗になることも多かったけど、それはそれとして)


「ゴール前を制圧する」のが一番いい攻めで、「そのためにはゴール前を狙えるA地点」を確保、「そのA地点を狙えるB地点」を確保というように盤面を捉えて、それに沿ったプレーをするのがいいのか、と。


子供の頃、「21を言ったほうが負け」の数字ゲームを教わった。「対戦する2人が順番に数字を数える。最大3つまで連番で数えることができる。21を言ったほうが負け」というやつ。


たぶん10歳ぐらいだった僕は、「21を言うと負けってことは、20を言ったほうが勝ちだな」と気づき、そこからほどなく「てことは16を言ったら勝ち確定、なら12、8、4を言ったほうが勝ち、ああこのゲームは後手必勝なのか」と気づくまで30分かからなくて、ひどく自慢に思ったことを思い出した。


ガチアサリも、ちょっとそれに似てる。そのことに気づくのに、ガチマッチを始めてから3ヵ月もかかったよ。脳の老化。


ちょっと前に、ガチヤグラ、ガチエリアの勝率が上がった時に「プレーする前に、行きたい場所をスタート地点からA→B→Cと決めておく」と考えたけど、それよりも「目的から逆算」のほうが強い。つまり、順番に手順をたどって「ゴール前」にいくのではなく、「ゴール前に行けるなら直接行けばいいし。無理ならその1つ手前、それも無理ならそのもう1つ手前」というイメージのほうが実戦的な気がする。各ステージで、確認してみることにしよう。


3月13日夜

ガチエリア(C+)1勝2敗。いずれも惜敗。「オーバースロッシャーデコ」で、「死なないようにして塗る」ってしてたけど、やっぱりある程度相手を狙えるようにしなくちゃ、とか思った。相手が見えなくちゃ狙えない。今は見ようとしてるところ。


ガチアサリ(C+)1勝5敗。昨日「アサリでの戦略が分かってきた」とか思ってたのに、今日は不調。使いたいブキもいまいち定まってない。迷っていては、勝てん。


ヤグラ(B-)3勝1敗。エンガワ河川敷と、アジフライスタジアム。相変わらず「上手い人の動画をくり返し見る」ってやってるんだけど、その中にアジフライのヤグラがあって、なんか得意意識ある。そうすると実際得意になる気がする。半分は、「有利な時はここに行きたい」「不利な時はここを維持したい」とか、イメージが持てるからだと思うけど、あと半分は「強気になれる」というのが大きいのでは。


ガチホコ(B-)4勝6敗。ガチホコは、逆に得意意識がなくなりつつあったためか、最初1勝5敗。あかんと思って一度やめたんだけど、その後やっぱり気を取り直して3勝1敗。トータル4勝6敗まで戻した。


最近ずっと「復活時間短縮」のギアを使ってたんだけど、それは勝つため、というよりは「少しでもプレー時間を長くしたほうが上手くなりそう」ということなんだけど。それを、やっぱり「勝ちたい」と思って「イカ速度アップ」にしたら勝てた。「ボールドマーカーでやるガチホコ」に相性がよさそう。


ドラゴンボール世代の僕は、悟空やクリリンが20キロの亀の甲羅を背負って修行して、天下一武道会の前に亀の甲羅を外したパターンへの信仰があるので、「AやSに上がるまではメインやサブ、スペシャルの性能を上げずに戦う」とか思ってたけど、ちょっと違うのかもしれない。料理とかも、使いやすい道具を使った方が上達が早いっぽいし。あんまり考えてこなかったけど、ギアパワーについても調べてみよう。


娘(8歳)は、ブキごとに必ずギアを変えていて、すごいこだわり。正しいかどうかはともかく、意外と戦略家だと思って「何でこのギアパワーにしたの?」聞いてみたら、「違うよ! ギアパワーはどうでもいいの! ブキに似合うかが大事でしょ!」と言っていてウケた。そういえば、髪型とかも変えてる。まあ、自分のテンションが上がるのが最強なのかもしれない。

 

(続く↓)

スプラトゥーン日記(003) - 鯖缶@3rd&forever

 

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