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好きなマンガについてひたすら書いてみたら33作品出てきた件③ - 鯖缶@3rd&forever
(今回のもくじ)
- 「大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険」藤子・F・不二雄
- 「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」赤坂アカ
- 「PLUTO」浦沢直樹
- 「かくかくしかじか」東村アキコ
- 「蒼天航路」李學仁/王欣太
- 「天才柳沢教授の生活」山下和美
- 「レベルE」冨樫義博
「大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険」藤子・F・不二雄
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「大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険」藤子・F・不二雄
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 25, 2020
たぶん、僕が「パラレルワールド」を想像することがすごく面白くて、ひょっとしたらすごく怖い、という体験と出会ったのは「魔界大冒険」だ。
「もしもボックス」で元の世界に戻ってきて、「一安心…じゃない!」「“あの世界”では何のピンチも解決してない!」って気づいたときの恐怖、血が逆流するような感じ。「想像力」が自分の中にある、ということの興奮。
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 25, 2020
宇宙の果てから地球を見るような、未来の果てから現在を見るような、そんなことを考えて、ドキドキして、寂しくて、笑っちゃう感じ。「異色短編集」はもちろん好きだけど、僕には「魔界大冒険」が一番怖い。
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 25, 2020
「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」赤坂アカ

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ カラー版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者:赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/04/01
- メディア: Kindle版
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「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」赤坂アカ
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 27, 2020
1巻の表紙を見た時に、「賭ケグルイ」みたいな、「デスゲーム+美少女」的なマンガなのかな、と思って、それは違うって読んでみればわかるんだけど、そのミスリーディング(?)は「アリ」なのではないかとか後から思った。
「過剰なヘリクツ」という笑いでコーティングされた、「笑えるほど甘いピュアネス」を愛でる作品なんだけど、それを好きと認めてしまうと、かぐや様に「お可愛いこと」と言われそうで、「まさか、このオレが、こんなマンガ、好きなものか」とか思いながら読むのが楽しい。もはや思うツボではないか。
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 27, 2020
※「かぐや様」については、別記事でも取り上げています↓
「かぐや様は告らせたい」というタイトルの情報量がすごい件 - 鯖缶@3rd&forever
「PLUTO」浦沢直樹
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「PLUTO」浦沢直樹
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 28, 2020
「最も偉大なマンガ家100人」みたいなことを考えた時、浦沢直樹は何位ぐらいに入るんだろう。僕のランキングではトップ15以上には入れると思うけど、それは少数派かもしれない。
(何をもって「偉大」とするのか、決められないからこそ無理やりランキングを考えるのが面白い)
もし「一番好きなコマ」ランキングに、1人5コマまで投票できるとしたら、僕は「PLUTO」でアトムが登場するコマ、に一票を入れる。
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 28, 2020
「あまりにも作りが精巧すぎて人間にしか見えない」けど「あまりにも整いすぎてて決して人間ではない」。アトムという存在が一瞬で理解できる。「マンガの力」の結実。
「かくかくしかじか」東村アキコ
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「かくかくしかじか」東村アキコ
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 30, 2020
「本当に真剣に努力した」なんて自分で思えるのはバカか天才だけなのであって、僕らのほとんどは青春に悔いを残しているんじゃないか。けれども、悔いを残してるのは、「真剣さ」をほんの少しでも知ってるからじゃないか。青春を思う時、甘さと苦さは同じ意味だ。
「蒼天航路」李學仁/王欣太
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「蒼天航路」李學仁/王欣太
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 30, 2020
読むと元気になることはわかってるのに、読むためには元気がいる。そんなマンガ。自分のスケールの小ささにウジウジしてる僕なのに、「スケールのデカい奴が一番偉いんだ」と真正面から言われると逆に救われる、というような。
「天才柳沢教授の生活」山下和美
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「天才柳沢教授の生活」山下和美
— 鯖缶 (@savacanmemo) February 1, 2020
時々ある、「教授の感情があらわになるエピソード」が好きだ(たぶん、ファンはだいたい好きだろう)。教授自身も、自分の気持ちに少し戸惑い、やがて受け入れる。センチメンタルを特別視する必要はないけど、かと言って排除することもない。嫉妬も、負けず嫌いも。
「レベルE」冨樫義博
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「レベルE」冨樫義博
— 鯖缶 (@savacanmemo) February 4, 2020
「レベルE」はちょっと過大評価されてるんじゃないか、と思うこともある。「普通のマンガの100倍面白いみたいな扱いだけど、せいぜい99倍ぐらいだろ」みたいなことを思う。ネタバレにならないように面白さを伝えようとすると
「すげえ」としか言えないからしょうがないのかな。
「今この世にある倫理観なんて、これまで人間が把握してる範疇の知識を前提にしたものに過ぎないでしょ」って端的に示せることがSFの魅力の1つかなって、思った記憶がある。「わかりにくさ」でなく、「わかりやすさ」が「レベルE」のすごさなんじゃないか。
— 鯖缶 (@savacanmemo) February 4, 2020
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