(もくじ)
- はじめに
- 「リバーズ・エッジ」岡崎京子
- 「笑う大天使」川原泉
- 「デトロイト・メタル・シティ」若杉公徳
- 「惡の華」押見修造
- 「DEATH NOTE」大場つぐみ/小畑健
- 「風の谷のナウシカ」宮崎駿
- 「僕の小規模な失敗」福満しげゆき
- 「So What?」わかつきめぐみ
はじめに
好きなマンガについて語りたくてしょうがない。これはまあ軽い病のようなもので、「バカだと思われる」「うっとおしいと思われる」以外に特に困ることもないだろうから、そのままにしている。
ツイッターを使って、好きなマンガを列挙してみた。好きな順番のランキングでもないし、ジャンル別でも年代別でもなく、ただ思い出す順番に。せっかくなので、ここにも残しておきます。
#好きなマンガについて唐突に語り始めて無限にやめない
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
好きなマンガをなるべくたくさん思い出して羅列します。的外れなことかありきたりなことしか言えない気もしますが、好きなんだからしょうがない。
「リバーズ・エッジ」岡崎京子
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「リバーズ・エッジ」岡崎京子
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
高校の頃、卒業前に急に仲良くなったT君の家に遊びに行った。彼は、ひょっとしたら学年で唯一の非童貞(オクテの少年ばかりの男子校だった)で、お父さんと仲が悪いのもかっこよかった。でもそれより僕を嫉妬させたのは、岡崎京子を読んでたことだ。
彼の本棚で見つけた「リバーズ・エッジ」を少し読んで、僕は興味のないフリをしてそのまま本棚に返した。うらやましいと思ってることを悟られたくなかったんだ。
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
「リバーズ・エッジ」を読んで、僕は自分が「思春期というだけで傷ついている」ことに気づいた。
「笑う大天使」川原泉
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「笑う大天使」川原泉
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
川原泉のマンガを好きな人のことは、僕はそれだけで信頼できると思うんだけど、本当に好きな人はたぶん「川原泉のマンガが好きだ!」とは自分からは言わない気がして、こうやってリストに載せようとする僕はまあ信頼できない。
「のほほんと、平和的な感性で静かに楽しく過ごす」みたいな話ばかりなんだけど、その背景にある感受性の、鍛えの入り方が違う感じ。「そう簡単に希望を持たないし、そう簡単に絶望しないよ」と、日々を乗り切る勇気を描いた。
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
「デトロイト・メタル・シティ」若杉公徳
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「デトロイト・メタル・シティ」若杉公徳
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
僕の友人に、好きなマンガのことを全部話してしまう男がいて、僕は彼からマンガを教えてもらうのが好きだった(ネタバレされちゃうんだけど)。彼のDMCは最高で、その後実際に読んだマンガも最高だった。
「惡の華」押見修造
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「惡の華」押見修造
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
「さくらの唄」安達哲と比べるとわかりやすいと思うんだけど、「主人公たちの抱える業」が薄っぺらいところが、一番リアリティがあるところではないか。ああ、僕らの不機嫌は、こんなにスケールが小さいのか、と思って切実。(作品が薄っぺらいというわけではないです、念のため)
「DEATH NOTE」大場つぐみ/小畑健
(↑Amazonのリンクです)
「DEATH NOTE」大場つぐみ/小畑健
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
映画では、デスノートを拾った時の夜神月が大学生の設定で、それを見た友人が「高校生だから世直ししようとするんだよ。大学生はセックスしてろ」みたいにディスってて、それが好きだった。(僕は映画版見てないので、間違ってたらごめんなさい)
「風の谷のナウシカ」宮崎駿
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「風の谷のナウシカ」宮崎駿
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 17, 2020
マンガ版を読んでもちろん僕も圧倒されたし、アニメ版だけを見て最高とか言っていた昨日までの自分に「君は本当のナウシカをまだ知らない」とマウントを取りたくなったさ。でも「宮崎駿、マンガ下手じゃね?」と。画面もストーリーも詰め込みすぎで。そこがいいんだけど。
「僕の小規模な失敗」福満しげゆき
(↑Amazonのリンクです)
「僕の小規模な失敗」福満しげゆき
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 18, 2020
劇団をやっていたとき。制作スタッフの最年少だったN君は、いつもニコニコするばかりで特に意見も言わず、夢も語らず、酒も飲まず、でもこのマンガを貸したら、読んで「ここには僕のことが描いてあります」って、お前はそれは伝えたいのかよ、って好きになった。
「So What?」わかつきめぐみ
(↑Amazonのリンクです)
「So What?」わかつきめぐみ
— 鯖缶 (@savacanmemo) January 18, 2020
中学の頃、文化部の先輩に借りて読んで、好きで、自分でも買って何度も読んだ。あの、「ナルシスティックな透明感」は、今読んだら全然好きじゃない気もするんだけど。
「1/4スペース」で、作者の作業時のBGMのリストとかあって、その音楽を聴いたりした。なつかしい。
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