鯖缶@3rd&forever

2児(娘8歳、息子6歳)の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

スポンサーリンク

「自分の意図は示すものであって、読み取ってもらうものではないですよね?」

 

会社で、家庭で、部活で、腹の立つ言葉ランキングがあるとしたら必ず上位に入ってきそうなのに、「言ってくれればやったのに」があるのではないか。あるいは、「(その仕事)教えてくれたら覚えるのに」とか。


ヤル気があるのかないのか分からない奴に、仕事を教えるのは面倒だ。当然、周囲にわかりやすくヤル気を示してる奴が優先して仕事を教わる。それをひがんで、「(僕だって)言ってくれればやるのに(何で言ってくれないんですか)」はさすがに図々しい。


(僕自身、ものすごく内向的な人間なので、自分を出すのが下手な人を責めようとは思わない。ただ、もしヤル気があることを認めてもらいたいのなら、それを示さずに周囲に責任転嫁するのはちょっとナイーブすぎるよね、という話。)


上のツイートは、「救急車が近づいてることに気づいていて、譲るつもりがある」のなら、よほどはっきり示さないと伝わらないだろう、ということ。救急車のドライバーとしては、事故を避けようと思ったら「あの歩行者は、救急車の存在に気づいていないか、気づいていても順番を譲るつもりがない人かもしれない」という想定で運転するだろう。


「内心尊敬してる」みたいなスカした態度では不十分だ。命に関わる(かもしれない)ことなのだから。


別の日には、「コールセンターで20年電話対応していて思うこと」として、こんなことを書いた。

 

 

要するに「横柄なお客」への恨みを訴えたただの「コールセンターあるある」なんだけど、たぶん客商売(つまり大小に関わらずほとんどのビジネス)をしている人なら似たような経験をしているのではないか、と想像する。


店員にタメ口で話すお客。「ああ、この人はどんな小さな優位性も見逃さずに味わおうとする、リスペクト貧乏なんだな。誰からも尊敬されてこなかったし、これからもそんな孤高を守っていくのだな。チーン」と思って我慢してるけど、「俺は威張ってるつもりはない」みたいなことを言ってくる奴を許すつもりはない。


「おたくも今忙しいでしょ。大変だね」「あんたが悪いわけじゃないんだから、言ってもしょうがないんだけど」とか。威張ってる上に、威張ってないと認めろ、と。それはポジティブがすぎるでしょ、と思う。


イヤな客がいるよね、という話が本筋なんじゃなくて、「そんなつもりはなくても、結構気をつけてないとイヤな客になっちゃうよね」という話が本筋。「言葉遣いや上機嫌な態度に気をつけなくていい立場」にいると、知らず知らずのうちに偉そうな態度になっちゃう、ということ。


「客と店員」という関係じゃなくて、会社内のパワハラ、セクハラも似たような構造がある。「優位な立場にいる人」は、相当繊細に気を使って「自分は権力を乱用するつもりはない」と示さないと、「あの人はフェアな人だ」とは思ってもらえないと認識したほうが賢明だ。


まあ、ひょっとしたら「客になった以上は店員に威張るのが当然だし、上司になった以上は権力を心ゆくまで楽しむ」と思ってる人も結構いるのかもしれない。そんな人は突然エスパーになって他人の本音が全部聞こえてくる呪いがかかればいいのに。

 

スポンサーリンク