鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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新人君への悪口を書くつもりが、歯切れが悪くなってしまう件

先日職場で感じたことをまとめようと思って、家に帰ってからいくつかツイートを連投した。

 

 

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本当は、思っていることは他にもあった気がするんだけど、僕の悪口はどうも歯切れが悪く、これ以上言いたいことがうまく出てこなかった。


たぶん、「仕事の覚えが悪い後輩がいるけど、頭ごなしに叱るわけにもいかず、バイトリーダー同士が陰口を言い合ってる」みたいなことが、我ながらイタくて、それ以上考えを巡らせるのが恥ずかしくなって途中で考えを止めてしまった。


でもやっぱり、いくつか考えをメモしておきたい。


例えば、「社会人として当たり前なこと」みたいなことを何でもいいから5つ箇条書きにしてみるとする。

「休まずに出勤する」
「言い訳をせずミスを認める」
「ハキハキ挨拶をする」
「わからないことはそのままにせず、自分から仕事を覚える」
「時間を守る」
とか。この5つじゃなくてもいいけど、とりあえずの例として。


会社というところは、「社会人としての常識」を前提として組み立てられているはず。それはそうだろう。従業員は会社に出てくるはずだし、約束した以上それを果たすのは、正社員だろうが非正規雇用だろうが関係なく社会人として当たり前のこと。


どんなに丁寧に研修や練習をしたとしても、現場で起こることすべてを事前には学べない。仕事のほとんどは、現場で体当たりで覚えるしかない。「教わってないのでできません」とか言い訳しても時間の無駄。うまく先輩に取り入って仕事を教わっていくのも仕事のうち。


そんなような、手垢にまみれた説教をいくらでも思いつく。でも、ここで僕は立ち止まってしまう。先に挙げた5つの「当たり前のこと」って、本当に当たり前なんだろうか? 僕はここで分からなくなってしまう。何回見直しても「当たり前のこと」に思える。でも、現実には、上の挙げた「5つの条件」をクリアしてる新人が、どれほどいるんだろう? 僕の実感では、半分はいないと思う。少なくとも、「当たり前」と言えるような数字には思えない。


僕自身は、「ハキハキと話す」ことは社会人としては当然の礼儀、だと思う。相手に聞き取りやすい声量、滑舌で話さないなら、どんな正確な敬語を使っていても、本質的には「相手をナメてる」のとあまり変わらない。


でも、ハキハキと話せない若者の方がひょっとしたら「当たり前」なんじゃないか。「ヤル気」だとか「共同体への帰属意識」を表に出すことに十分なメリットのある「社会」や「会社」が用意されてなかったら、「ハキハキ話す」なんてバカみたいじゃないか。それに、「会社」の立場に立って誰かを責めるなんて居心地が悪い。いつから僕は、「他人の態度」なんて気にするようになったんだ。


そんなようなことを考えて、僕の悪口は切れ味が鈍る。「ムカつかせるのが得意な後輩」といても、僕はムカつくのが苦手なんだ。

 

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