うちの娘の学校では、週1回保護者がクラスに出向いて、絵本の読み聞かせをやっている。僕も引き受けてみた。
「10分絵本を読むだけで、1つ役目を果たしたような気分になれる」「ブログのネタにできるかもしれない」というような、しょうもない魂胆ではあったが、最初はちょっと楽しみだった。
娘と相談して何を読むか決めたり、読む前に気の利いた挨拶でもしてやろうとか。家で何度も練習して、その中で気づいたこともブログにまとめようとか。
でも結局は、「妻と娘が相談して選んだ本を、ぶっつけ本番で読んで、逃げるように帰ってきただけ」だった。それでも、十分楽しかった。
読んだ本はこの2冊。(amazonのリンクです↓)
- 作者: ルース・ボーンスタイン,いわたみみ
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 1978/08/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 9回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
特に「きょうはみんなでクマがりだ」はナイスチョイスで、子供たちがお話の世界に引き込まれていくのが分かった(机を寄せてスペースを空けて、僕を取り囲むように教室の床に座って聴いていた)。
練習はできなかったとは言え僕のも少し作戦があって、「やや早口」で本文を読み、読み終わったらそのページを見せたままで子供たちの顔を一通り見渡して(つまり、ややもったいぶって、次のページの絵に期待、予想をさせてから)、ページをめくるのである。
(脱線:最近印象に残ったツイートで、イタリアのシェフはサラダを作るときに、「ドレッシングをかけてからサラダをかき混ぜるな」と言うそうだ。つまり、味付けが濃いところと、野菜だけの味のところがある方が、食べるときにリズムとニュアンスが出る、ということ。僕も、そんなことを意識して読んでみた)
読み聞かせをやってみてよかったのは、結構元気な子どもたちの姿を見られたこと。
学校公開の授業参観の時には、「親たちがたくさん見に来てる」という感じで子どもたちが浮き足立つ、というか恥ずかしがる、というかあまり元気がなかったんだけど、この日は、僕がアウェイの立場というか、普段の子どもたちのいる中に親が1人混じっていく、という感じで。
また、機会があれば挑戦してみたい。次こそは、「子どもたちが大人になっても忘れないような、すごいインパクトの何かを見せてやりたい」と、3%ぐらいは本気で思っている。
(スポンサーリンク)