鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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パパたちよ。本当に家事・育児の3割をやっていますか?

「家事・育児を、パパは何割やってますか?」と聞かれて、答えた数字を平均すると、パパ本人の自己評価の平均は「3割」。対して、ママたちがパパを評価しての平均は「1割」、という記事を読んだことがある。

(↓記事のリンクです。他にも似たような調査はあるようで、微妙に数字が違います。ですが、ポイントとしては「夫婦間認識のズレ」なのだと思います)

toyokeizai.net

 

どの程度信頼のおける調査だったのかは判断できないけど、実感としてはメチャメチャよくわかる数字だ。かつて僕は、自分では結構頑張ってるつもりで、「少なくとも3割はやってる」と自分で思ってた。でも、実際のところ1割もやってなかったと、今では思ってる。

妻がバイトを始めて、僕1人で子ども2人(当時4歳と2歳)の面倒を見る日が週2日回ってくるようになって、認識が変わったのだ。

 

例として、「子どもを風呂に入れる」というタスクを考えてみる。

「平日5日のうち、最低2回は会社から早めに帰ってきて子どもを風呂に入れてるよ。だから、最低4割はやってるかな。イクメンだし。イケメンだし。ガハハ」と、僕は思ってた。

でも、これは「計算間違い」なんである。

 

子どもを風呂に入れる、というタスクをちょっとだけ詳しく考えると、

 

①風呂に入る前:子どもを風呂に入る気にさせる

②風呂の中:洗ったり流したり、お店屋さんごっこで遊んだりする

③風呂から出たあと:体を拭き、服を着せる

という3工程に分けられる。

 

で、僕が②の業務をこなしてる時、ほぼ必ず妻が①と③をやってくれていた。僕は、そのことを「当たり前のこと」と思っていた。というか、あまり大して気に留めていなかった。まったくのアホ、である。

でも、いざ妻のバイトが始まって、木曜と土曜が22時帰宅、となると、①~③を通してやることの大変さを思い知る。

 

連続コンボでやると、家事ってF難度

 

子どもが風呂に入りたがるタイミングまでに、うまく風呂の準備をすること(バスタブを軽く流し、栓をして、フタをして、「自動」を押すだけの20秒ぐらいのタスク)ですら、日によっては難しい。また、子供を風呂に入る気にさせるのも、すごく大変。


子どもに服を着せるのは常にムズい。「要求の厳しい客と、管理の細かい上司に板ばさみになること」を軽く上回る。

風呂から上がった時、普段は妻が待ち構えていてビショビショの子供を拭いてくれていたのに、妻がいないと、子供たちはいつまでたってもビショビショのまま。それだけならまだマシで、元気に仲良く動き回ったり、または機嫌が悪く一向に着替えようとしなかったり、なかなかどうして難易度を上げてくることが多い。文字どおりご機嫌を取りながら、服を着せていく。
しかもその間、僕はずっと「全裸でビショビショ」のまま。言葉だけならエロいが、全裸なのは自分だ。まったく楽しくない。

 

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計算やり直しだ。

 

風呂業務のうち、作業として①(ビフォア)と③(アフター)をカウントして、計算をしなきゃいけないことを知ったのである。
①と②と③の大変さはそれぞれだいたい同じだと仮定すると、②だけやっていた僕の業務量は3分の1。平日5日のうち2回、②をやってるだけだと、


「13.333333333%」

これが、僕のやっていた業務量ということになる。しかも、得意だと思っていた風呂業務において、このていたらくだ。

さらに、「風呂そうじ」「風呂の前に脱がせた服を回収し洗濯ネットに入れる」とか「替えのシャンプーを買っておく」とか「風呂で遊ぶおもちゃを時々消毒したり捨てたりする」などのタスクも「風呂に入れる」という業務に合わせて考えるとすれば、僕のやってた仕事量は「かなりおまけして1割程度」だと言える。カタカナ3文字で気持ちを言うなら、トホホ、である。

 

風呂に入れるだけでこんなに奥が深かったなんて・・・しかも、このあと、「メシを作る」「子供に食わせる」「片付ける」「歯を磨かせる」「仕上げ磨きをする」「寝かしつける」という業務が連続で待ってるのだ。ドSかよ、と。

 

実際に、何割程度のタスクをやればイクメンと名乗っていいのか、イケメンだったら調子に乗っていいのか、とか、そういうことは割とどうでもいい。本当は1割もこなせてないのに、「少なくとも3割はやってる」というつもりになってた、ということを告白したかったんである。

 

世のママたちにおすすめしたい。夫にワンオペをさせよ、と。バイトを探す時、思い切って「遅番」に応募しよう。共働きであれば、育休を終えて職場復帰するときに、時短勤務をママがするんじゃなくて、パパに時短勤務をさせる。

 

実際の分担については各家庭で事情は異なってくるだろうし、無理に「5:5」を目指す必要もないと思う。だけど、夫が「俺も結構頑張った」「家事や育児はそれほど大変じゃない」と誤解したままだと、切ないではないか。

 

さて、我が家の風呂業務のその後である。「風呂上りにおいて、パパの手際がクソ」と悟った子供らは、機嫌がいい時は自ら着替えて、ドライヤーまで自分でやるようになった。それが終わらないとテレビを見せないからだ。「基本的にあんまり使えない」のが僕の基本スペックではある。僕の「家事・育児における業務遂行量」は、そこまで劇的には変わったいない。妻よ、いつもありがとう。

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