鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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やる気があるだけでは50点

会社とか、集団で何かをするところでは、やる気があるだけでは半分で、やる気があることを周囲に理解してもらう必要がある。

「仕事がデキること」のなかには、「仕事がデキると周囲に理解してもらうこと」が含まれるのと同じ。「仕事がデキるのかどうかわからない部下」に、仕事を振るのは、端的に言えば面倒だ。「仕事を振っても問題ないか」を迷うし、その仕事の過程を管理したり、仕上がりをチェックしたりしなくちゃいけないから。

管理者の立場にある人も同じで、「部下の相談に対応すること」というタスクのなかには、「あの人に相談しても大丈夫」と周囲に思わせることも含まれると思う。

僕は引っ込み思案で、自意識過剰で、缶に閉じこもりがちな性格なので、自分のやる気をアピールすることが苦手だし、アピールが不器用な人とか、やる気を表に出せない人のことが個人的には好きだ。文化部人間で、体育会系的、軍隊的なコミュニケーションはどうしても馴染めない。

 

だけど、30台の半ばぐらいから、「やる気をアピールすることも仕事のうち」と思うようになった。

 

集団を維持するためには、「許容できる無気力」には限界がある(気がする)。ならば、「無気力のタレ流し」は、「漂流した宇宙船で、貴重な食料をドカ食いしてる」のと本質的には変わらないのではないか。

例えば、朝礼だとか指示だとかを聞くときには、メモを取りながら聞くのがいい。「メモなんてしなくても覚えられる」というような優秀な人でも、メモしたほうがいい。「あなたの話を聞いてますよ」というサインを出せるからだ。ちゃんと話を聞いていることが伝わらないと、上司は不安になって話がしつこくなる。

こんなことを書くと、「会社大好き人間」みたいだけど、事実は反対である。「会社大嫌い人間」だからこそ、会社は円滑に回ってほしい。ストレスを最小限に抑えたいからこそ、やる気をスパっと表に出すんである。

とは言え、「必要以上のアピール」は、「燃費の悪い車をヘタくそな運転で乗る」のと大差ないので、それはそれで問題だと思うから、我ながら心が狭いなあ、と思います。

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