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2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】TOEIC受けてる場合じゃねえよ⑨

2022年2月某日 TOEIC受けた

この日記のタイトルは、「TOEIC受けてる場合じゃねえよ」と言いまして、これは、TOEICを受ける必要もないのに、でも、そこを「あえてやる」人生の不条理というか、皮肉というか、「この2年間で“不急不要は自粛”とマントラを唱えすぎて、縮こまっちまった積極性、なけなしのフットワークを取り戻したい」という願いというか、そんなものを表しています。


で、TOEIC受験のための準備なんかをメモしながら、モチベーションを維持したり、次にやるべきことを整理したりして、日記のネタにしよう、とか思ってたんだけど。


結局、ほぼ日記には書かずに、試験当日を迎えて。つまり、大して準備をすることもなかったわけであって。なんたる本末転倒か、と。TOEICで何らかのスコアを取っても、それを誰に示すわけでもないのにわざわざ受験料を払って、1日有給を消化して受けるのは、「最近たるみがちだった英語学習の意欲を上げるきっかけにする」が最大の目的ではなかったか。


まあ、いい。少しはいいこともあった。受験票に貼るための写真(スコア認定証にプリントされるのかな)を撮るので、髪を切ってヒゲを剃った。「ちょっとスッキリした、不潔っぽくない自分」に一瞬なって、それは自己肯定感を少し上げた。これは悪くない。「さすがの僕でも、ものぐささを何とか捨てて、身だしなみを整えるイベント」が、時々は必要だ。たまにそうした方がいい。


問題集は1冊分目を通した。一番苦手っぽく、かつ練習の効果(早解きのリズムをつかむ)が出そうなpart5のやつ。模試は1.5回分やった。リーディング1回と、リスニング2回。リーディングを最初にやった時は昼食のすぐあとで、やっぱり集中するのが難しかったな。15分ぐらい足りなかった。リスニングは1回目がボロボロで。「全然聞こえないじゃん」と焦ってしまった。2回目はまあまあだった。ちょっと聞き取れない箇所があっても、それは「全然聞こえない」とは違うし、聞き取りが不完全でも、問題が解ける場合もある。


それで、本番当日。リスニングがボロボロになってしまった。模試をやってシミュレーションできてたつもりだったけど、1回目の時と同じような焦りが出てしまった。


そもそも、「満点を目指す」という目標設定が図々しいのかもしれない。「うわ、聞きそこなった。もう満点取れないじゃん」と邪念で集中が乱れた。「満点を目指す」というのは準備段階でのやる気を鼓舞するためのものであって、本番では「目の前のことに集中」しないといけない。


「俺、この8年間、断続的ではあるものの翻訳の仕事を受けてきて、ずっと英語に触れてきたのに、実力下がってるのかよ。ああ、情けない。ほとんど英語ぐらいしか頑張ってなかったのに」と、自分を憐れむような、みじめな気持ちになっちゃうやつ。途中で(もったいないけど)3問捨てて(part3のトーク1つ分)、「次に集中」として、そこからはなんとか持ち直したと思うけど、全体としてはかなり落としたと思う。


リーディングは、1分ぐらい余らせて最後まで行った。よかった。実力は落ちてない。


さて、これはTOEICに限った話ではないのかもしれない。「思ったよりも実力が上がってないこと」、あるいは「頑張ったのに実力を維持できてないこと」なんて、これからいくらでも起きる(45歳)。そのことに、まず慣れなくちゃ。そして、自分を憐れまないように精神をコントロールするのも、練習が必要だ。


実際、リスニング力は上がってる。以前TOEICをよく受けてた時よりも、聞こえてる部分は多い。でも、完璧には聞こえない。だからこそ聞こえなかった部分が気になって、集中が落ちてしまったんだ。


そもそも、スコアへのこだわりが中途半端だった気がする。スコアで証明しなくても自分の実力に自信があるのなら、テストを受ける必要なんてそもそもない。でも受けるのは、スコアがやっぱり欲しいからだ。スコアが欲しいなら、テスト中に落ち込んでる場合じゃない。逆にスコアを気にしないことが必要。なんとなく、「スコアを欲しがる自分」がダサい気がして、それと向き合ってなかった(何の話だ)。で、肝心の場面で「スコア出せないじゃん」って思って落ち込んでしまった、みたいな。


来月、もう1回分申し込んでる。もうちょっと頑張ってみようかな、とようやく思い始めてる。

 

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