秩父鉄道のSL“パレオエクスプレス”に乗って、6歳息子を連れて夏の長瀞に行ってきました。最初に結論を伝えると、「SL最高! 実物が走る迫力に親子で興奮」「長瀞は気軽に楽しめる観光スポット。都内から日帰りできる! また行ってみたい!」と感じました。
以下、「子連れ」という観点で感想や情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。(8歳娘は体調悪く妻と留守番。僕と息子の親子“男旅”になりました)
(当記事では、実際に行った2019年8月時点での料金、情報で記載しています。最新情報は記事中にリンクを貼りますので、公式サイトなどでご確認ください)
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もくじ
SLパレオエクスプレス(秩父鉄道)
(公式サイトはこちら↓)
・秩父鉄道が運行するSL。「都心から一番近い蒸気機関車」だそうです(公式サイトキャッチコピーより)。
・3月下旬から12月上旬の土日を中心に運行日あり。「熊谷」と「三峰口」を1日1往復。
・料金は、SL指定席720円(大人・小児同額)/SL自由席510円(大人・小児同額)+普通乗車券(熊谷→長瀞は大人片道760円、小人380円)
※SL座席指定券は、運転日の1ヵ月前からJR東日本の「みどりの窓口」で購入できます(電話予約、WEB予約なし)。JRと秩父鉄道は違うので、乗車券はみどりの窓口では買えません。ややこしいですね。
※わが家は指定席を予約しましたが、自由席でも熊谷から乗車すれば十分座れる混雑状況でした(8月の最初の日曜にでかけました)。
※SLに乗る場合は、子どもでも普通乗車券の料金を支払う必要があります(だっこしたり、ひざに乗せて座席を専有しない場合は無料のようです)。
※「秩父路遊々フリーきっぷ(大人1440円/小児720円)」あり。日帰りで片道720円を超える場合は、フリーきっぷ利用のほうが安いです。(秩父鉄道各駅で購入可)
・熊谷を10:10発。だいたい9:55ぐらいにSLがホームに入ってきました。その時間を目標に熊谷に向かうとちょうどいい気がします。
・トイレは、JRのほうがだいぶきれいです(秩父鉄道さん、すみません…)。熊谷に着いたら、JRの改札を出る前にトイレを済ませるのがおすすめです。(念のため書くと、秩父鉄道のトイレは「汚い」わけではなく「古い」だけですが)
・機関車の黒光りする美しさ、蒸気の熱さ、かん高い汽笛、レトロな格調の客車、ガタゴトと無骨な乗り心地、どれをとっても(鉄道マニアでない僕ら親子でも)ロマンを感じずにはいられませんでした。
SLの車窓からたくさん目にするもの。それは、走るSLを撮影する「撮り鉄」さんたち。シャッターを押したあと、手を振る人もたくさん。「乗り鉄」と「撮り鉄」のエール交換も心が温まります。
・あくまで個人的な印象ですが、「進行方向に向けて左側」が長瀞付近で見晴らしのいい場合が少し多かったと思います(谷側になる)。
長瀞ラインくだり
(公式ページはこちら↓)
・料金:大人(中学生以上)1800円、小人(3歳以上)900円
※長瀞駅付近から出発して6キロ下る「Bコース」(マイクロバスで駅まで送ってもらえる)と、長瀞駅付近が到着地となる「Aコース」(出発地までマイクロバスで送ってもらえる)の2コースあり。AB通しの「全コース」だと大人3300円、小人1600円です。
※WEBにて事前予約可(前日の12時まで)。予約すると、優先的に乗船できるようです。
※わが家は予約を忘れていて、2日前に確認した時には予約枠が埋まっていました。公式サイトで「土日は最大120分待ち」と記載があったので、諦めかけていたのですが…
当日行ってみると運よく待ち時間ゼロで乗れました!! 僕らが行ったのは8月の日曜。ひょっとしたら、紅葉のシーズンなどのほうが混むのかもしれませんね(未確認の推測です)。
SLの予約にあわせて、ラインくだりも予約してしまうのがベストと思いますが、忘れても当日確認してみてください(行楽シーズンのみかもしれませんが、駅改札口をすぐ出たところにチケット売り場があります)
・流れが緩やかになったり、急になったり。川が深くなったり、浅くなったり。水しぶきを上げて進む急流ポイントもあり、「優雅な雰囲気のジェットコースター」という感じでしょうか。老若男女楽しめると思います。
・所要時間は20分程度でした。
宝登山ロープウェイ
(公式サイトはこちら↓)
宝登山ロープウェイ | 秩父郡長瀞 | 関東有数の臘梅園、梅百花園、桜や小動物公園。秩父の町並み、武甲山・両神山など抜群の眺望。
・料金:大人(12歳以上)片道480円、往復820円。小人(1歳以上)片道240円、往復410円
・無料シャトルバスあり。長瀞駅の改札出たところすぐのバス停から、ロープウェイの山麓駅付近まで、無料シャトルバスがあります。駅から宝登山ロープウェイ「宝登山麓駅」までは大人の足で10~15分かかりますので、シャトルバスが運行している日は利用するのがおすすめです。
僕らは「無料シャトルバス」の存在に気づかず、炎天下20分ぐらいかけてロープウェイの駅まで歩きました… 当初は、歩きで登って、下りをロープウェイの予定でしたが、あまりの暑さ(35度ぐらいでした)にロープウェイで往復することに変更しました。冷房の効いた休憩所があって助かりました!
・駐車場から、階段を上がるとロープウェイの駅なのですが、階段を上がる前のトイレのほうが新しくてきれいです(多目的トイレにはオムツ交換台もありました)。
・出発時刻の3分前ぐらいに改札が始まります。座席数は16。座りたい場合は並びましょう。
・所要時間は5分程度。
・谷側(山の下側。山麓から山頂に向かう場合はロープウェイの後ろ側)のほうが、見晴らしはいいです。
・ゴンドラ内は冷房なし。暑かった…!
宝登山小動物公園
・料金:大人(中学生以上)500円、小人(3歳以上)250円
・ラマ、ウサギ、ヤギ、ヒツジ、ブタ、サル、シカ、クジャクんどがいます。それぞれの動物におやつ(ニンジンやサツマイモなど)をあげられます(おやつは1皿100円)。エサやり体験は息子も大喜びでした。
・所要時間は45分前後でしょうか。
・斜面に作られているので、園内見て回るのにアップダウンあります。ベビーカーは大変かもしれません。
実際のスケジュール
※僕ら親子の当日のスケジュールをおおまかに書き留めました。参考にしてください。(電車の時刻等の記載は雑です。「目安」とお考えいただき、実際に計画を立てる際はその日にあった情報を検索してください)
7:30 新宿駅発(湘南新宿ライン、籠原行き)
8:50 熊谷着
※SLに乗り遅れたくないあまりに、早く着きすぎました。実際にはあと30~45分遅くても十分間に合ったと思います。
※熊谷駅のモスバーガーで休憩&軽食。
※コンビニで、SL内おにぎりやおやつを購入。
9:50 秩父鉄道ホームへ
9:55 SLがホームに。写真撮ったり。
10:10 熊谷発 ※車内で軽く昼食。車内販売ありました。おみやげやSL弁当、おかしなど買えます。SL車内にトイレあります。
11:25 長瀞着 「ラインくだり」へ直行。
11:40~12:10 「ラインくだり」Bコース。終わって駅までマイクロバスで戻ります。
12:10 駅から徒歩で「宝登山ロープウェイ」へ。暑すぎて休み休み歩きました。※駅前にレンタサイクル(電動アシストのようです)がありました。ただし、子ども用の自転車はなし。パッと見では子どもイスのある自転車もなさそうです。大人のみの観光であれば楽しいかも?
12:35 「ロープウェイ宝登山麓駅」着。無料休憩所で涼みました。
13:00 ロープウェイ乗車。あっという間に「山頂駅」へ。※「山頂駅」から宝登山小動物公園は徒歩5分程度です。
13:10~14:20 宝登山小動物公園 ※カブトムシずもうのイベント参加。休憩時間込みで結構長めにいました。
14:30~14:50 山頂レストハウスで休憩(かき氷)
15:00 ロープウェーで下山
15:15 シャトルバスで長瀞駅着。※「帰りもSLに乗りたい!」 という方は15:13発(2019年8月現在。休日ダイヤ)のようです。僕らは逃しました…
15:40 長瀞駅発 ※「普通」で帰りました(空いてました)。「急行」のほうが乗車時間20分ぐらい短いようです。
16:40 熊谷着→すぐ乗り換え
18:00 新宿着
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実際にかかったお金
※大人1人、6歳児(未就学)1人で実際に使ったお金を書き留めました。参考にしてください。
新宿⇔熊谷 往復2280円 (大人1人)
熊谷のモスバーガーで軽食 600円ぐらい
コンビニでおにぎりなど購入 800円ぐらい
SL 指定席2人 1440円
熊谷→長瀞 普通乗車券 大人760円、小人380円(※SL利用は未就学児でも小人料金の運賃支払い要)
SL車内でおみやげ購入 800円
長瀞ラインくだり 2700円(大人1人、小人1人)
宝登山ロープウェイ 往復1230円(大人1人、小人1人)
宝登山小動物公園 入園料750円 エサ300円(100円×3回)
かき氷 600円(300円×2人分)
長瀞→熊谷 760円(※SL利用せず。大人のみの支払い)
その他ドリンク代など 500円ぐらい
合計 13900円ぐらい
まとめ
息子との2人旅。堪能できました。普段は姉弟セットだけど、息子1人になると(わがまま言いそうなのに)わがままも言わず、無理に楽しそうにするわけでもなく、時々興奮してしゃべりまくったり、退屈そうに窓の外を見たりする、マイペースな息子の姿を見られて幸せでした。
なんといってもSLは最高でした。ずっしりとした動きと音。黒煙まじりに見る車窓。おすすめです。
息子はまだできませんでしたが、小学生以上になったら、ラフティングに挑戦するのが夏の川遊びとしては定番のようです。また行ってみたいです。
ハイキングは、夏よりも春や秋に行ってみたいと思いました。春や秋なら、元気のいい3歳後半~4歳ぐらいの子どもにハイキングデビューをさせるのにちょうどいいかもしれません。
以上です。少しでも参考になる部分があればうれしいです。
(過去記事です↓)