鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】息子と2人でスーパー銭湯に行った話(48歳になってもHIPHOP入門68)

2025年4月某日 時には新規開拓しようか 

祝日。「子どもを連れて外出しなければ」という使命感がうっすらとあるものの、ほとんどの機会でそれをサボり続けてる僕が、一念発起して息子を連れ出した。どこへ向かったか。「スーパー銭湯」である。

 

妻には仕事があり、娘は家でテスト勉強(中間テストが、5月の連休明けにあるのだ)。息子も「家でのんびりしたい」と言う。わかる。せっかくの休みの日に、わざわざ人混みに出かけたくないよな。パパも家が好きなんよ。でも、親子そろって出不精だと、無限に家にいることになるでしょ。渋々でもいいから、出かける場所考えようよ。相談して何とかひねり出した結論が、「スーパー銭湯」。いいじゃない。男同士、裸のつきあいでしょ。

 

なんとかひねり出したアイデアっぽく書いたけど、僕らにとっては定番の外出先なのだった。「せっかくの休日なんだから、どこかに出かけなくちゃ」と、「せっかくの休日なんだから、のんびり休みたい」を両立できる場所、それがスーパー銭湯なんである。出不精を克服できたのか、できてないのかは微妙だけど、とにかく「息子を連れて外出」のミッションは果たせる。息子にとっても、「父に連れられて外出してあげる」を達成できる。まさに利害の一致。


でも、今日はちょっとだけ欲張ってみた。いつも行ってる「殿様のおふろ(仮称)」ではなくて、反対方向にある「やすらぎの湯(仮称)」を新規開拓してみよう、と。どういうことか。今日は僕が息子を連れ出したので、いつか埋め合わせ的に、妻が娘を連れ出す日もあるだろう。その時に、どの駅からも遠い「殿様のおふろ」は車がないと行きにくいけど、駅近くの「やすらぎの湯」は電車で行けるので、免許のない妻でも行きやすい。今後のパターンを考慮して、一度「やすらぎの湯」をチェックしておこう、という話。何たる深謀遠慮。

 

スーパー銭湯なんてどこも変わらないだろうと思ってたけど、行ってみるとだいぶ違ったので驚いた。「やすらぎの湯」、めちゃくちゃ静かなんである。子ども連れの客が少ないこともあるんだろうけど、おしゃべりがまったくない。「男は黙って発汗」というような、静かな闘志が浴室内に満ちてる。なんだこれは。武道ならぬ風呂道か。「黙って己と向かい合うべし」とか、「しゃべってる奴は破門」とか、そういう雰囲気。マジかよ、テーマ性のある場所だったのかよ。「やすらぎ」へのモチベが高すぎるでしょ。

 

息子もそれを察知したのか、極力静かに行動しててウケたよな(もともと騒ぐ方じゃないけど)。「ちょっと休むね」とか「ジェットバスの方に行ってみる」とか、ハンドサインで伝えてくる。スキューバかよ。

 

ミストサウナも入ったよ。なおさら静か。ますます求道心が刺激される雰囲気。何も努力してないのに、修行っぽい雰囲気が味わえる。でも、サウナって生理的に怖くて、あんまりリラックスできない感じがある。だって、「そのまま居たら明らかに命の危険がある場所」に好き好んで入っていくんだぜ。まったく気がしれない。なので、ほんの一瞬でサウナからは退散。レタスを湯通しするぐらいの時間だけ、雰囲気だけ楽しんだ。


お風呂から出て、手術着みたいなのに着替えて、休憩スペースへ。リクライニングシートに横になりつつ、マンガを読むのだ。ここも、「殿様のおふろ」よりもかなり静か。というか暗くて、どちらかというと仮眠スペースみたいなことなのかも。そうか、「風呂からのビール飲んでからの昼寝」と言う手もあるのか。

 

ここで訪れた究極の選択。マンガを読むべきか、仮眠を取るべきか。だって、「高い入場料を払ったんだから、ちょっとでも元を取りたい」と思っていたところなのだ。マンガ、読みたいじゃないか。いや、むしろ仮眠こそが最大のリターンのような気もする。「元を取りたい」という発想自体が損してるでしょ、とも思い始めて混乱する。ここはさらに課金してビールを飲むべし、なのか。ここで飲むビールは、帰ってから飲むビールとは価値が違うんだ、勇気を出して豪遊しろ……?

 

いろいろ迷った結果、コーラを飲みつつ、マンガをパラパラとめくってから少しだけウトウト、ということになった。これがベストバランスなのか。中途半端な選択なのか。まあ何にせよ、外出という最低限のノルマを果たしつつ、のんびりできたのは間違いないので満足した。帰宅後には息子も「静かなのは結構好き」と言ってた。そうか。意外なことにパパも同じ感想だよ。

 

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