2025年1月某日 「当然のことをしただけですよ」
職場で。僕がここ半年ぐらい嫌ってる上司のIさんに対して、咄嗟に親切にできた瞬間があって、結構うれしかった。「好き嫌いよりも公正さを重んじるのかよ」と、自分を見直した感じ。
何があったのか。休憩時間はあと2分残ってるぐらいのタイミングで、席に戻ってきたとき。僕はPCのロックを解除して、汲んできたお湯にスティックコーヒーの粉を入れたり、業務再開の準備中に、電話が鳴って。
他のスタッフが全員電話に出ていたので、管理者であるIさんが電話に出たんだけど。その電話が、僕が休憩に出る前に対応していたお客からの再入電だと分かって(名前や用件を復唱する声が聞こえるので)。それで、「つないでくれたら僕がやります」とIさんに伝えて、対応を交代した、っていうだけの話。
今、ここまで書いてて恥ずかしくなっちゃったよ。たったそれだけのことを、「いいことをした」とか言って自慢に思ってたのかよ。それ、「嫌いな奴に親切」じゃなくて、「仕事をする上での当然」でしょ。「当然のことをしただけですよ」って、結構デカめのリスクのあるタスクを片づけたヒーローが謙遜で言うからイケてるのであって、休憩を1分短く切り上げた程度で、「当然のことをしただけですよ」ってカッコつけてるのはコントだろ。
まあでも、その「当然のこと」が簡単にはできないのが人情じゃないですか。それが今日は、「咄嗟」に出てきたのが自分でも意外で、(大変図々しい話ですが)自分を見直した、っていう。どうせ指示されれば渋々従うんだから、自分から申し出た方がまだ気分がいいでしょ、と。
嫌いな相手だろうと、というか嫌いな相手だからこそ、「嫌い」を理由にした対応はしない。その方が、「嫌い」という感情に自分が振り回されずに済むんじゃないかな。どうでしょうか。
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