鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】夜中に妻が泣いてるのを察した話(48歳になってもHIPHOP入門⑯)

2025年1月某日 限りなく寝言に近いブルーかよ

夜中に。妻が隣の布団の中で号泣しているような雰囲気があり、それに気づいて目が覚めた。彼女はラジオを聴きながら寝るので、何か心に響く話を聴いたのかもしれない。

 

悲しくて泣いているというよりは、感動して泣いているような雰囲気なんだけど、それは僕には分からない。なんというか、泣いているその感情を邪魔してはいけないんじゃないか(無神経に立ち入ってはいけないんじゃないか)、というような気がして、目が覚めてないフリを続けて、僕は僕で布団の中で動かずにいて。

 

まあ、「何か悲しいことがあって泣いているのかもしれない」とも想像してしまうよな。そうすると僕にとっては、そのシクシクとすすり上げる嗚咽が、僕を責めてるように感じてしまうのだ。「私がこんなに泣くような羽目になったのは、あんたが不甲斐ないからよ」みたいな(演歌かよ)。

 

これは僕のよくないところで、誰かの感情よりも、「自分に落ち度がなかったか」ばかりが気になってしまう。人に寄り添うよりも、「僕のせいじゃないですよね」と確認したくなってしまう。「自分のことばかり気にする浅ましい人間」なのだ(そう自覚してるだけマシじゃないかと、自分を甘やかすのもいつものこと)。

 

もし、悲しくて泣いているんだとしても、「どうしたの?」とか「大丈夫?」とか声をかけるのも違う気がして。それって、「早く気持ちを整えてくれよ」と、泣き止むのを催促してるみたいで、優しさとは別のものじゃないか。

 

そんなことを思いながら布団の中で動けずにいるうちに、完全に目が覚めてしまった。で、妻はと言えば、シクシク泣き声にちょっと笑い声も混ざって、やがて寝息を立てているんである。何だこれは。限りなく寝言に近いブルーかよ。

 

僕の方は、眠りに簡単には戻れない感じ。妻が寝ているらしいことを十分に確かめてから、布団を出た。こうなったらむしろ、酒でも飲んでやれ。チビチビとウイスキーを舐めながら、何をやるか。YouTubeでしょ。

 

最近のマイブーム動画は、「コーラス」である。プロとか音大とか、あるいは高校でも部活でガチでやってる歌じゃなくて、「素人」の方がいいんだよな(※エロビデオの話ではない)。高校内での合唱コンクールとか、クラスのヤル気のない男子も混ざってるぐらいのユルい感じ。あるいは高齢者中心の市民サークル。常にプルプルとビブラートが利いてしまうやつとかね。

 

「宙船」「空も飛べるはず」「愛は花、君はその種」「ひこうき雲」と聴いて、最後にはやっぱり「ハナミズキ」にたどり着く。そして、やっぱり泣いてしまうんだよなあ。

 

何について、誰の立場で、どんな思いを歌ってるのか、何回聴いても意味が分からないんだけど、「君と好きな人が100年続きますように」って、そこだけ急に分かりやすくなる。いや、その部分も意味は分からないんだけど、とにかく身を捩じるような究極の祈りの気持ちが憑依してくる感覚があって、それに共鳴してツンと涙が出てしまう。

 

それで、野暮だとは思いつつも、「ハナミズキ 歌詞 解釈」で検索をかけて、ヒットした記事を拾い読みしたりして(いかにも眠れない夜にやりそうなことだ)。やっぱり意味が分かるわけでもなく安心したんだけど(答え合わせをしたいわけでもないし、何か「答え」があるならそれは「詩」ではなくただの「謎かけ」なんであって、そうあってほしくない気がしてた)。

 

まあ、何にせよ疲れた。夜中には、Mリーグ(麻雀)観戦ぐらいの感情の起伏ぐらいがちょうどいいよ。妻よ、泣かないでくれ。でも、泣くなら、できれば隣で泣いてくれ。

 

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