鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】マンガばかり読んでるうちに年を取る③(運命というには大げさだけど)

2023年2月某日 運命というには大げさだけど

バイト先の同じチームの後輩が、2月いっぱいで退職するという。別の会社で、正社員になるらしい。チームで一番年下の男子で、人なつっこい後輩キャラでみんなに好かれていた。


僕にとっては「スプラトゥーン友達」だった。「スプラトゥーン3」が出たばかりの頃に話題になって、「今度一緒にやりましょうよ」と誘ってくれた。「ただの社交辞令で誘ったのに本気にするウザイタい先輩」になるのがイヤすぎて反射的に遠慮してしまったんだけど、よくよく考えてみたら「ゲーム友達」ができる機会なんてあんまりないかも、と思って誘い返した。


教えてもらった通話アプリをダウンロードして、話しながらゲームをするのである。話すと言っても雑談をするのではなく、ゲームの戦況をリアルタイムで報告しあって、作戦遂行の遂行力を上げるための通話なんだけど。お互いスプラトゥーンの実力は大したことがなく、あまり勝てなかったんだけど、それでも楽しくて何度か遊んだ。


退職する前に挨拶したら、彼の就職活動は、僕がきっかけでヤル気になった、という。どういうことか。スプラで遊んでいた時に(平日の昼である)、僕と彼の通話(ゲームをやりながらなのでスピーカーホンで話していた)に、うちの子どもの声が入った。それで彼は、「そうだ僕には、家庭を持ちたいという願望があったんだった。結婚するならやっぱ正社員でしょ」と思ったらしい。


おお、そうか。面白いな。運命というには大げさだけど、ちょっとした偶然が作用して人の気持ちが動くきっかけになることはあるかもしれない。スプラを遊んでる時、本当は子どもの帰宅時間の前に終わらせるつもりだったんだけど、ミッションに失敗して「最後1回クリアしてから終わりにしましょう」と、泣きの延長戦をやってた(そして失敗が続いてやめられなかった)から、子どもたちが帰ってくるまでにゲームが終わらなかった。それで、「おかえり、ドア開いてるから入ってきて」「ただいま、あれパパ何やってるの」「会社の人とスプラ」「何それすごい」みたいなことになった。


僕としては、「友達と話してるところを家族に聞かれたくない&家族と話してるところを友達に聞かれたくない」という思春期のような思いがあったんだけど、結果的に聞かれてしまった。でもそれで、彼の背中を押すちょっとのきっかけになったのかもしれない。バトルで負けて、「泣きのあと5分」をおかわりしていたからこその展開であって、その部分も運命っぽさがちょっとだけある。


そんな話を聞いて、帰る前に「じゃあ、肘タッチしようか」っていって肘タッチして別れた。幸あれ。


2月某日 普通っぽさがいいものもある

読んだマンガメモ。


「DREAMERS~己のために生きろ~(河口正史編)」(GOODJOB編集部)…河口正史さんの半生をサックリ描く。河口さんは、僕がNFLにハマった頃、NHKBSでの放送でよく解説をしていて。どんな人なのか僕はそれ以上のことは知らなかったんだけど、ツイッターでのNFLのファンコミュニティーでは「レジェンド」と呼ばれていて。現役時代、NFLのロースター入りに「最も近かった男」らしい(※諸説あり)。


それで、その河口さんのレジェンドぶりを知れるのか、と思ってダウンロードしたんだけど(Kindle Unlimitedで無料だった)、想像より全然面白かった。


河口さんのアメフト挑戦に至る“やんちゃ”な子ども時代が笑えるし憧れる。「先生や常識の言うことに従わない」んだけど、それは不良としてイキがってるわけじゃなくて、もっと素朴な元気のよさとして描かれていて。


メモするために調べたけど、「GOODJOB編集部」が著者なのか。チームで作ったマンガであって、特定の作家の作品ではない、みたいな感じなのかな(よく分かってない)。確かに、ストーリーも演出も絵も「普通」な感じで、個性を前面に出してこないマンガだった。でも、その分河口さんの個性を伝えるのに邪魔にならないわけであって、全然面白く読めた。


他の人物の「DREAMERS」もあるらしいので、読んでみようかな。あんまり期待はせずに。


「さんかく窓の外側は夜」ヤマシタトモコ…1巻。“シロウトでも読めるボーイズラブ”みたいに思ったんだけど、違うかもしれない。このマンガの面白さを伝えるためのボキャブラリーが自分の中になくて、それってつまり僕にとっては「面白くなかった」っていうことなんだけど、でも、周波数さえ合わせられれば鋭く酔えそうな感じもある。続きをもう1巻だけ読んでみようかな。


今日も映画を見に行ったんだけど。「ワース 命の値段」。9.11の被害者遺族に補償金を分配するのに、その難しい仕事を引き受けた弁護士とそのチームの話。「実話を基にした」っていうやつね。僕が不満だったのはですね。「“命の値段”を算出するための計算式」が劇中に出てこなかったことですよ。それはシンプルに知りたかったというか、誰にいくら払うかを決める「エゲツなさ」が、すべてのドラマのベースになるからこその「実話」なんだと思うんだけど、違うかな。退屈でも、専門的すぎて観客が理解できなくても、そのこと自体が意味ある気がするので。


ところで、先週と違って、当日朝に予約して行ったんですよ。会員になったら安くなる、ということもあって。で、予約した時点では結構空いていて、だいたいどこでも選び放題。僕は「やや後方の一番通路脇」の席を選んだんだけど。それで、いざ映画館で発券して、座席についてみると、隣の席も埋まってて。全体3割程度の混み具合だったので、前の方はかなり空席がある状態で。


「いやいやいや、あとから席を決めた老夫婦よ、何で隣が空いてる席を選ばなかったんよ。あったでしょ、他に。H列以外に」みたいなことを思ったな。なんなら僕が前の方になったとしても隣が空いてる席がよかったんですけど。別に満席に近い状態とかだったら仕方ないし、絶対にイヤとかそういうことじゃないんだけど。3割程度の埋まり具合だったら席は自由席でよくないですかね。(隣のおばあさんはマナー良くて不快なことは一切ありませんでしたけど)

 

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