鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【日記】TOEIC受けてる場合じゃねえよ㊼

2022年7月某日 ラップバトルをリアタイできた

YouTubeのおすすめ一覧に、ラップバトルが出ていて、「LIVE」とラベリングされている。見てみると、ちょうどバトル前の準備中の状態のようだ。もう寝ようと思って歯も磨いた後だったけど、これは見てやろうと思い立って、冷蔵庫からビールを取り出した(父の日に妻がくれたビールがまだ残ってた)。


ラップバトル。即興の見事さが醍醐味なわけであって、やっぱりリアタイで見るとそれだけで面白さが2倍ぐらい濃密になるな。コメントを投稿したりするわけでもないんだから、過去のものを見てもライブで見ても本質的には変わらないような気もするんだけど、やっぱり「このフレーズは今生まれた」っていうドラマを実感しやすくなる。そういう意味ではスポーツっぽいな。


意外だったのは、案外サクサク進むこと。試合と試合の間が短くて、あっという間だった(なんとなく、もっとダラダラしてるのかと思ってた。大会によっても違うのかもしれない)。そして、割と「凡戦」も多いな、とも思った。YouTubeでラップバトルの動画を漁って、上位に表示される過去の試合は、名勝負だったから何度も再生されてるわけであって、毎試合が名勝負になるとは限らないんだな、と思ったり。


いやあ、にわかファンの観客の目線ってむしろすごく厳しくて、思い入れを持たずに見るから、ちょっと言い合いがかみ合ってなかったり、どちらかが空回ってたりすると集中力が続かなかったりする。例えば、フィギュアスケートでも本当に引き込まれるのってトップの一握りの演技ぐらいで、ストーリーとか思い入れとかなしで楽しめるほどのものって世の中にそれほど多くはないと思うんだけど。


それで、「なるほど、大会である以上、そのなかにはまあまあな確率で凡戦も含まれてるんだよな」って思いながらビールをすすってるんだけど、でも別に凡戦だからつまらないわけじゃなくて、そこは一種の「タメ」として機能するというか、次に面白いやり取りが出た時に2倍楽しいから、むしろ全然アリ、みたいなことを思ったり。


1時間弱で終わって、にわかファンとしてはちょうどよかった。チケット取って、会場で見てみたい気もする。


7月某日 旅行の予約が済んだ

苦手だと言っていた旅行の計画、案外スムーズに進んで驚いた。やっぱり肝心なのはあんまり見栄を張らないこと。おととしぐらいに行った旅行先で、寄れなかったところに行ってみることに。そして、1ヵ所行きたいところが決まれば、その前後に合わせられるオプションがないかを探せばいい。今のところ1泊2日の予定。1泊の宿泊とアクティビティ2つの予約が済んだので、ひとまずはこれでいいや。


あとは家族の体調と、天気が崩れないでいてくれたらいいな。アウトドアの計画なので、台風と重なったりしたらやり直しだ。あんまりやり直せる自信ない。(なぜ苦手だという自己暗示を繰り返してしまうのか。結局ネガティブなのはそういう種類の甘えなのかもしれない)


7月某日 Kさんが退職する

職場で、僕は最古参のバイトリーダーの1人なんだけど(おそろしいことにもう20年以上だ)、僕より社歴の長いKさんが退職するということを聞いた。今ではチームも違うし、詳しい事情を本人から聞いたわけではないんだけど、定年らしい。


ひょっとしたら僕は「最古参のうちの1人」ではなく、「THE最古参バイトスタッフ」になるのかもしれない。なかなか複雑な味の感慨が襲ってきそうで、受け止められる気がしなくて目をそらしてるところ。


メッセージカードを渡されて、何を書こうか考えてるうちに、やっぱり寂しい気持ちが募ってきた。寂しいというか、時が流れていくのが怖い。Kさんとは、別に仲良くおしゃべりするような関係ではなく(というか僕にはそんな関係の人は職場にいないんだけど)、時々挨拶する程度だったけど、それでも、数少ない「好きな同僚」だった。会社のことはそんなに好きじゃない(依存してない)けど、だからこそ仕事はしっかりやる。同僚や後輩を仕事の出来不出来ではなくて、人として尊重する。だから余計な説教もしない。そんな人。


Kさんは僕のことも「まともな人間」として認めてくれていた気がする。もちろん僕だって仕事に手を抜いたり、ミスを隠したり、感情的になったりすることがまったくなかったわけじゃないけど、でもどちらかと言えば誠実に仕事をしてきて、バイトのくせに真面目に働いてしまう不器用さを、「まともさ」として認めてくれていたような気がする。


そう考えてるうちに、やっぱり寂しくないような気もしてきた。「まともな人が、僕のことをまともだと認めてくれていた」と思うだけで、ちょっと勇気が出る。メッセージカードだけでは書ききれないので、手紙を書こうかな。書こうと思っただけで満足して、結局照れて書かないような気もするけど。

 

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