鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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スプラトゥーン日記(037)

(僕のスプラトゥーン修行を題材にした私小説です。95%実話ですが、あくまでもフィクションです。1つ前の日記はこちら↓)

スプラトゥーン日記(036) - 鯖缶@3rd&forever


2020年7月23日(木)

今日は、木曜(祝日)で、普段会社には出ない日なんだけど、臨時勤務を入れた(有給の人の代打)。長尺の映像翻訳を納品して、すぐに臨時勤務、偉くない? 13時あがりで、帰りに食材買い物して、帰ってきて仮眠。娘の習い事の送り迎えして、夕飯も作った。まあまあ偉くない?


夕飯後に、子どもたちと順番に将棋。ここのところ、8枚落ち。一時期7枚落ちも指したけど、現状適正は8枚落ちっぽい。棒銀で飛車先は破れるようになったんだけど、その間に僕が右側で中段玉に構えると、なかなか子どもたちは勝てない。最近は完全に手加減ゼロで指してるので、正直言うとかなりやきもきする。「ヒント」を少しでも出せば、子どもたちが勝てるんだけど、そのヒントをやめるようにした。これが(教え方として)正解なのかは分からなくて、なんとも苦しい。あとちょっとでグンと強くなると思うんだけど。


「3手の読み」が出来るかどうかで世界が全然違う。「その時になんとなく思いついた手」ではなくて、「自分の手→相手の手→その次の自分の手」が読めるようになると、それを繰り返せば5手、7手、と読めるようになる。それが、今は時々できる。その「時々」がうまくいくと本当にうれしそうではあるので、子どもたちも将棋の面白さを理解し始めてる時期なんだ、と思うと勇気が湧いてくる。


スプラトゥーンはガチホコ(A+)4勝1敗。好調を継続。S帯も狙えそうな状況だけど、明日はスイッチ休み、僕の雑な経験則だと「土日はレベル高くて苦戦」なので、どうなることか。思い切って土日はガチホコ休むか(いや、たぶん休まないと思うけど)。


7月24日(金)

金曜日はスプラを休む日。翻訳仕事もない状態だったけどやはり早起きはする。


職場では、ひたすら空いてる時間にタイピング練習して過ごす。そのうちに、気分も上向いてきて、「そういえば、ずっとサボったままだけど、英作文の勉強と練習して、日→英の翻訳も身につける方向性もあるのでは」とか「新しいPC買って、久しぶりに動画編集やってもいいのでは」とか思って、ちょっとテンションあがった。この感じ。あまりロクなことはなくて、謎に気持ちが盛り上がっても、どうせ具体的に頑張らないと自己嫌悪になって戻ってくるだけ、というような。


帰ってきて、昼寝。ここのところ毎週のパターンで、金曜日は気分が落ちる。少し寝てすぐ起きるつもりが、起きるつもりにならずに寝続けてしまって、そのことに雑に自己嫌悪する、みたいな。


夕方は、子どもたちと順番に将棋。「こっちの詰みに気づいてくれ」と思いながら、子どもの陣地に歩とかでちょっかいを出す感じ。なかなか簡単には強くならずに、やきもきする。結局、子どもは自分の力で強くなるしかないから、それに大して僕ができることは極小なはず。「さっさと強くなってくれよ」と思うこと自体が親のエゴ、みたいなことを考えながら。

 

7月25日(土)

昨日の夜中にすごく嫌なことがあって、それは単に夫婦喧嘩なんだけど、そのことを書こうと思う。でもまだ今はちょっと向き合いたくないので適当に書く。


僕と子どもらが寝ついてから、夜更かしをしていた妻の立てる物音(動画を見て手拍子したり歌ったり)で起こされた。寝てる途中にそれを中断されたことで、僕は腹を立てた。最近で3回目だ。でも、もう起きちゃったら怒ってもしょうがない。無視して寝直そうと思ったんだけど寝付けない。その間にも妻は楽しそうにしてる。それで、僕は怒りの炎で身をよじらせることになる。もう黙っていられないと思って、でも、今何かを言おうとしたらたぶんキレてしまうと思って、少し時間を置いて心の波が収まるのを待つ。


でも、ダメだった。結局キレてしまった。壁をノックしても気づかずに反応がなかった時にもう抑えが利かずに、怒鳴りつけて、妻を傷つけるような言葉とトーンで夜更かしを責めた。


一度キレてしまうと、その「キレた自分」を正当化しようとして、「妻が悪いんだ」と必死に、ものすごいスピードで脳内で相手を責める気持ちが結びついてしまう。


5分後には、あんなに言い過ぎることはなかった、と激しく自己嫌悪して、謝ったけど、もう妻も度を失っていて、「私が全部悪いんでしょ」みたいなことを言って耳を貸そうとしない。


ダメだ、中途半端に書いていてもまったく落ち着かない。ただ悲しくなるだけだ。ちゃんと解消しなかった気持ちがいつか溜まって、誰かに八つ当たりをしてしまう。その八つ当たりの相手は、妻とか子どもとかにどうしてもなってしまうんだろう。今日の朝になって、もう一度謝ったけど、なんか、単純に自信がない。自信がないというのは、正気を保ち続けることへの自信が、ないということ。こんなこと書くと、自己暗示のように本当に自信がなくなっていくのか。それとも、「自分と向き合うための気づき」になるのか。


スプラトゥーン、最悪の気分でもやった。現実逃避だ。さすがに楽しくない。楽しくないからこそやってしまう、ということもある。ハマるのが、酒やギャンブルや宗教でないだけマシ、と自分をなだめることがよくあるけど、あんまり説得力がない。


ガチホコ(A+)1勝2敗。ガチエリア(B→B-)6勝8敗。ガチアサリ(C+→B-)4勝2敗。


7月26日(日)

自分でも薄々気づいていたけど、俺はメンタルのキャパシティがクソな、最低のモラハラゴミ野郎だったんだ、とウツウツと失望しながら1日を過ごす。


会社の昼休みで。ちょっと自分を元気づけようかと思って、やや高いパスタを注文したんだ。「いくらと明太子のクリームソース」。マンガ読みながらボーッと待ってて、パスタがきたから、すぐによく混ぜて食べ始めて、2割ぐらい食べたところで気づく。「いくら、乗ってないじゃん」と。それで、店員を呼んでそれを伝えればいいんだけど、まったくそんなことできるわけなくて、激しく落ち込んだ。ちょっとした要求をするだけのつもりが、弾みで怒鳴りつけたりしてしまったらどうしよう、と思って体が動かない。もし丁寧に文句を言えたとしても、店員に激しく謝られたりしたら、「ああやっぱり俺は最低のクレーマー野郎なんだ」と思って立ち直れない。


そんなことを、1秒ぐらいのうちに考えて、でもやっぱりこの程度のことを主張できないなんて、大人として情けないな、と思い直して、店員を呼ぼうと思ったんだけど、今度は「本当は最初にいくらだけ全部食べたんじゃ?」と思われるかもしれない、とか思って、それは被害妄想だし、そう思われたとしても真実は自分で分かってるからいいじゃないか、と自分を説得しようと思うんだけど、この時点でもうダメ。もう、みじめな気持ちに自分が支配されて、身動きできない。


もはや、パスタにいくらが乗ってないことなんてどうでもよくて、そのことを文句言うかどうか迷わされたこと自体に激しくムカついていて、ムカついてしまった以上、落ち着いて文句を言える自信がなくて、絶対に何も言わないヘタレな自分に嫌気が差して、激しく泣きそうになってる。


ああ、たかがそれぐらいのことで、いつか店の机をひっくり返すぐらいのことはしてしまうかも。それか、トイレで号泣するぐらいのことは十分にありそう、とか思いながら食べ終わって、そのままレジで正規の料金払って、午後の勤務に戻りました。


ねえ、あおちゃん(あおちゃんというのは、実在する僕の親友で、僕の心の叫びが高まると、呼びかけとして登場する。実際にはあおちゃんはこの日記のことは知らない)、僕は思春期の頃には、「自分に誇りさえ持てれば、他に何も要らない」とか、そんなことを結構本気で思ってたよ。でも、それは思い上がりだった。「自分に誇りを持つ」なんて、無理ゲーだ。自分がクソだと理解しながら、せいぜいなるべくそのクソを巻き散らかさないように生きていくしかないんだ。それだって簡単じゃない。かなり難しい。


僕は、スプラトゥーンというゲームにハマってるよ。何かに集中すると、少なくともその間だけは、リラックスできるんだ。昨日と今日は自分のことが最低すぎて、さすがに集中しきれなかった。ただ、自分がクソなんだと認めたから、ちょっと落ち着いてきた。クソなのに、いくらを注文して悪かったよ。明太子が乗ってただけで十分だよ。


ガチエリア(B-)2勝0敗。あとは、サーモンランばかりやってた。

 

(続きはこちらです↓)

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(スプラトゥーン日記、第1話はこちらです↓)

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