鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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教わるのが下手な後輩、教えるのが下手な先輩

 

上のツイートはコント仕立てで書いてるけど、「仕事を教えるのが下手な先輩」と「仕事を教わるのが下手な後輩」の組み合わせなんて、きっと世の中のあらゆるところにあるんじゃないかと想像する。


先輩風を吹かせて、いちいち威張りながら教える先輩。その先輩をバカにして、質問や相談をしない後輩。先輩は後輩の可愛げのなさがおもしろくなく、業務連絡を伝えるときには説教をちょい乗せし、ミスを指摘する時にはイヤミを2割増。後輩はますます心を閉じる… みたいな展開。(ハラハラしますね)


他人事みたいに書いたけど、僕にも嫌いな上司や後輩が少しはいる。でも他人事のように考えれば、「どうせこの人には嫌われてるんだろうな」という不確かな根拠で、僕からも苦手になってることが多い気がする。そうすると負のループが止まらない。


人の好き嫌い、「アイツにはナメられたくない」という気持ちはある程度仕方がないこととして、でも職場ではその気持ちにフォーカスする必要もない。なんとか先輩風を吹かそうという気持ちをグッとこらえて、業務上必要なコミュニケーションに集中するように、気をつけたいと思ってる。


ポイントとしては、「3人目の視点」かな、と思う。僕が後輩Aのことを嫌いだとして、そのAをどう扱うか、好きな後輩Bは見てる。「感情にとらわれている対応をしていたら、Bに対してみっともない」と思えると、「Aのことがムカつく」という感情をちょっと相対化できる、というか。


あるいは、「上司や後輩に対して変な見栄があると、単純に仕事が遅くなる。お客に提供する仕事のクオリティが下がる」と気づけるかどうか。チームワークとは、「感動! 一体感!」というテンションでは実は安定しない。「与えられたミッションを果たすために仕方なくクリアするもの」と思うのが僕にとってはしっくりくる。

 

ちょっと前に、隣の席で電話対応中の後輩が僕を呼んで、「この地名、何て読むんですか?」と聞いてきた。(お客に担当部署を案内する必要があった)PCを覗いてみると「苫小牧」だ。電話を切った後、「”とまこまい”を知らないのはさすがに恥ずかしい」とは言わずに、「ナイス相談。お客さんを待たせずに案内できてすごい。恥をかくのも仕事のうち」と褒めたら、「その褒め言葉がすぐに出てくるのはすごい」と後輩は返してくれた。(まあ、かなりレベルの低い話ではあるけど)

 

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