鯖缶@3rd&forever

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ダメ上司が言いそうなセリフベスト3

4月。新しい会社、新しい部署、新しい役職の季節です。部下や新人に対して「このセリフ言ったらダメでしょ」というセリフを3つ紹介します。自分の仕事を振り返るきっかけにしてください。

 

(目次)

 


「臨機応変にやれよ」


「臨機応変」。どんな仕事においてもおそらく最も大事なスキルと思われるこの言葉。ですが、「臨機応変にやれよ」と指示するのはやめましょう。


なぜなら、「臨機応変」が理解できないのが新人だからです。最初に教えられた原則を、どの程度忠実に守るべきか、無視していいのはどんな場合か、分かるためには経験が必要です。


むしろ、部下が臨機応変にできていない場面に遭遇したら、その原因を考えるきっかけにすべきでしょう。業務知識が足りなかったのか、部下に自信が足りなかったのか。それとも、上司との信頼関係が不十分で、思い切った判断ができなかったのかもしれません。


「臨機応変にやってくれよ」と雑な説教をするぐらいなら、小さくても具体的な対応策を見つけて、1つでもツブしていきましょう。

 

「相談しろって言ってるじゃん」


事前に十分な相談がなく、ミスをしてしまった部下に対して、頭ごなしに「相談しろよ」と叱りつけるのは逆効果。


「自分で仕事の見通しを立てられ、物怖じしない性格の新人」ならしっかり上司と相談してくれるでしょうし、そんな新人ばかりなら上司は楽ですが、そんな人は5%ぐらいしかいません。上位5%の優秀な人材を基準に仕事を設計しても、全員が不幸になるだけです。


「〇〇の場合は相談なしでOK」「〇〇の時間に、@@さんが相談を受け付けられます」など、少しでも具体的なアナウンスするのも1つの方法です。


あるいは、うまくいった仕事を一緒に振り返って、「これはうまくいきましたね。途中で判断に迷った場面はありませんでしたか?」などと投げかければ、「うまくいった仕事を褒められた」とリラックスした新人が、「実は、〇〇がよく分からないんですが・・・」と相談しやすいかもしれません。

 

「察しろよ」

 

「忖度(そんたく)」という言葉が流行したおかげで、まるで「他人の気持ちを推し量ること」が悪いことのように捉える風潮もあります。


しかし、「忖度させておいたくせにトップが責任を取らない」ことが問題なのであって、「察する」ことは今でも重要な仕事の要素であることは変わりません。


ですが、「察しろよ」という指示は無意味です。察することができない、または「察する必要なんてない」と開き直っている人に対して、「察しろよ」と言っても通じるわけがありません。


むしろ「察することができる人」に、余計なプレッシャーを与えてしまうだけでしょう。

 


ダメ上司かも? と自分で思ったあなたへ

 

心配することはありません。落ち着いて周りを見渡せば、「イケてる上司」などほとんどいません。「ダメな上司かも?」と自分で反省した時点で、かなり「マシ」な方ではないでしょうか。

 

「臨機応変にやってくれよ」「失敗する前に相談してくれよ」「指示が不十分でも察してくれよ」としょっちゅう思ってしまう人も心配いりません。普通のことです。その上で、落ち着いて考えてみましょう。


「臨機応変」「相談」「察する」は、どこまでいっても仕事の重要な要素であることは変わらないと思います。だけど、それを「できて当たり前のこと」と求めてしまうのは、あまり現実的ではないかもしれません。


ローリスクで、ハイリターンな方法が1つあります。「失敗したときに叱る」を、「成功したときに褒める」に変えるのです。それだけで部下も上司もかなり楽になるはずです。


「今のは臨機応変な対応でしたね。ナイス判断です」と言えば、「臨機応変が大事だ」と伝えられます。「このタイミングで相談してくれたのは私としても助かります」「状況をうまく察しましたね。私が新人の頃はできなかったかも。お見事です」など。


すぐにうまくいくとは限りませんが、褒め言葉にはデメリットがほとんどありません。「勘違いしてつけ上がるんじゃないか」と心配ですか? そんな心配は必要ありません。勘違いしやすい人は、いずれにせよ勘違いするのです。叱りつけて、必要以上に自信を奪うより、「仕事できるかも」と勘違いした方が100倍マシです。どうぞ、試してみてください。

 

 

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