僕の実年齢は41歳。そんな僕が、思春期の頃のJ-POPを思い出して、個人的に必ず泣いてしまう曲を10曲紹介します!「好きな曲」「いい曲」というより、「泣いちゃう曲」の個人的なベスト10です。 ※音楽の話ではなく、僕がひたすら思い出話をするだけの記事です。
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・10位「ROCKET DIVE」(hide with Spread Beaver)
- アーティスト: hide & Spread Beaver
- 出版社/メーカー: Universal Music LLC
- 発売日: 2013/04/10
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自分が好きだった曲じゃなくて、友達の好きだった曲。偶然耳にするとノスタルジーがやばい。
— 鯖缶メモ (@savacanmemo) 2018年5月28日
「#ROCKETDIVE」のことなんだけど。山里さんのラジオ「#不毛な議論」でカバーバージョンが流されたのを、タイムフリーで3日後に聞いて、それを今思い出して。ちょっと泣いた。
(入れ子構造の郷愁)
上のは、先日の僕自身のツイート。
140文字で、伝わる人には伝われ!って思ったから投稿したんだけど、野暮だと思いながらもどうしても詳しく書きたい。
僕自身は、実はほとんど音楽を聴かなくても生きていけるほうで、普段音楽を聴くことほとんどない。その代わりに、外出時には深夜ラジオをスマホ(radiko)で聞いている。山里亮太さんの番組の「不毛な議論」で流してくれたのがこの曲(Dragon Ashのカバーバージョン)。
自分の好きだったアーティストの曲だったら、時々は聴いたり思い出したりするだろう。この曲は僕にとって、「友達がカラオケで必ず歌ってて、それで僕も好きだった曲」だった。
原曲→友達が好き→僕もちょっと好き
原曲→カバー→それがラジオで流れる→タイムフリー機能(1週間以内なら聴ける)で聴く→そのときの感傷を、あとから反芻する
ということが僕のなかで起こって。
「懐かしい」っていう感覚は、「確かにあるけどもう届かない」っていうことだと思う。「久しぶりにあの曲聴いてみようかな→Youtubeで検索」ということではなく、「自分でも忘れてたけど確かに好きだった曲を偶然聴いた」からこそ、「何重にも遠いあの曲を、もう届かないものとして懐かしく思う」という感覚を味わったのだ。
「もう、亡くなって20年も経ったのか」みたいな感慨が、一瞬で脳内を酔わせて、「20年」なんて具体的な数字よりもダイレクトに涙腺を刺激する、みたいなことが起きました。
※山里さん(同世代)は、この曲をかけた意図についてかける前に一言も言わなかったので、ここで僕が書いたことは野暮だし、勘違いかもしれないんだけど、僕はめっちゃ泣けました。ありがとう。
・9位「Over Drive」(JUDY AND MARY)
- アーティスト: JUDY AND MARY
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僕の同世代の女子にとって、YUKIのカリスマ性というか、影響力はハンパなかった。前後の世代で、比較になるスターって、いるかな? 僕は思いつかない。
またも野暮としか言いようがないが、あえて説明すれば、「本物の美人じゃなくても、センスがあって諦めなければ、誰よりも輝ける」というロールモデルが彼女だった。ちょっとイケてない女の子は、誰もがYUKIになりたがってた。(暴論すみません・・・)
男の子たちは、「あんなに可愛いくて、才能が溢れまくってる女の子でも、ひょっとしたら僕のことを好きになるんじゃないだろうか?」 みたいなことを、みんな思ってた。(暴論すみません・・・)
JUDY AND MARYを思い出すと、「サブカルがキラキラしてた頃」のノスタルジーがあって、それが自分の思春期を思い出す感覚とシンクロして、心の何かが震えやすいのだ。
・8位「シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~」Mr.Children
これも、大学時代の先輩が好きだった曲。サークルの先輩で、落ち着いたインテリ気取りの先輩がいた。理系も文系も強くて、議論になってもムキになるところがないところがカッコよくて僕は憧れていた。そんな彼が、カラオケになると、この曲を全力で歌うのだ。懐かしい。
サークルのあと飲みに行って、大抵1次会で女子は全員帰り、男子4人で2次会に行くのがお決まりのパターンだった半年間がある。知ったかぶりで難しい話をして、ようやく1時間ぐらい経つと、コイバナを始めるのが毎度のパターン。口には出さないけど、4人全員が童貞だとみんな知っていた。泣けてくるではないか。
・7位:シャングリラ(チャットモンチー)
世代的には、電気グルーヴのShangri-laなんだけど(というか電気グルーヴは普通に大好きなんだけど)、今回のランキングに入れたいのは、チャットモンチーのシャングリラのほうで。
20代の後半、僕はアルバイト先の仲間たちと、麻雀ばかり打っていた時期があった。コールセンターの夜勤バイトが朝の9時に終わって、4人連れ立って雀荘に行く。そして、19時ぐらいまで麻雀を打って、またバイト先に。休憩室のソファで1時間ぐらい仮眠して、21時からまた夜勤。
よくも体力が持ったものだ。我ながら呆れる。もちろん、麻雀が好きで、面白いからやってたんだけど、まあ一言で言えばやることがなくて寂しかったんだ。そんな時、有線で、最新よりちょっとだけ古いJ-POPが流れてて、好きになったのがこの曲。なにせ、雀荘には10時間ぐらいいるのだ。有線のヒットソングも、4周ぐらいする。1日に4回も聞けば、だいたい好きになってしまうのが流行歌というものだ。
「あんまり興味がなくても、何回も会ってるうちに好きになっちゃう」「寂しくて、寂しさの波長が偶然合うと、好きになっちゃう」みたいな、「ダメな恋愛」を思わせるような「好き」のなり方ってある。
チャットモンチーは、「モテない女の子の気持ち」を歌ったのが新しかったんじゃないかな? 男の子の歌は、ロックとか、パンクとか、ラップとか、よく知らないけど、「モテない怒り」みたいなことがよく似合う。でも女の子の歌は、「モテる(大塚愛)」か、「モテなくてもあなたがいれば関係ない(aiko)」か「こんなモテ方望んでない(椎名林檎)」みたいなのが多い気がする。チャットモンチーの「モテなくてやってらんない」みたいなところが、当時の僕の気分とマッチして、なんか思い入れを持ってしまう。
この歌も、その後ずっと聞いてないけど、偶然ラジオで聞いたら泣けるんだろうな。
・6位:たいせつ(SMAP)
- アーティスト: SMAP,戸沢暢美,久保田洋司,長岡成貢,フィリップ・サイッセ
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松井秀喜さんが、長嶋茂雄さんと一緒に国民栄誉賞をもらったときに、長嶋が「メイン」で松井が「サブ」みたいな印象をもった人はたぶんいたはずだし、ひょっとしたら本人がそれを一番よくわかっていたんじゃないか。でも、だからといって本人には賞を固辞するというような選択肢はもちろん選べなかっただろう。長嶋とセットであればなおさら。
僕は、野球も巨人も長嶋も松井もあまり興味はなくて、どちらかを選べといえば「アンチ」を選ぶ気がするけど、国民栄誉賞を受けたときの松井さんの姿はなんか感動したことを覚えている。
松井秀喜 感動の引退セレモニー&国民栄誉賞表彰式 スピーチ全文 - NAVER まとめ
なんというか、「巨人の4番」というのは、国民みんなのヒーローであり、その役割をまっとうすることの重みを、身にしみて感じていた最後の人が松井だったように思ったのだ。今や巨人戦は「国民みんなで共通して楽しむ娯楽」ではなくなって久しい。
同じことがたぶん「アイドル」「スター」にも言えて、最後の「国民的スター」だったのがSMAPだったんじゃないか。SMAPのファンではなくても、誰でも1曲は大好きなSMAPの歌があるはず。僕はたぶん「たいせつ」かな。
(この記事では10位~6位までを書きました。次の記事で、5位~1位までを発表します!)
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