大谷翔平選手、羽生結弦選手とか、「マンガとしか思えない」スター選手の活躍について、語りたくなってしまうファン心理。僕にもあります。ちょっと甘やかして、語ってみました。
(↑この記事の第2弾です↑)
マンガみたいな人①トム・ブレイディ(NEL。ドラフト199位からのGOAT)
5年前ぐらいに、英語の勉強のつもりでNFLの記事を読みまくってた時があって、やたらGOATという言葉が出てきた。
ん?goatって、ヤギなの?とか思ってたら、greatest of all timeだった。
その時の文脈では、「ブレイディとジョー・モンタナはどっちがGOATか?」みたいなのが多くて、スーパーボウル5回出場で3回優勝だったブレイディと、スーパーボウル4勝0敗のモンタナを比べて、「いい勝負だけどややモンタナ」という記事が多かったように記憶している。
その時から今に至るまで、ブレイディはスーパーボウルにさらに3回出て2回勝ち、トータルで「8回出場、5回制覇」になった。今では「ブレイディがGOAT」でほぼ結論がついた感じがある。
で、彼のキャリアはどこを切っても十分マンガっぽいんだけど、一番マンガっぽいと思うのは、この人、新人のときのドラフトでは6巡目、全体199位指名だったってところ。全体199位って、日本のプロ野球(12球団)で考えたとしたら、17巡目ってことだ。バイト君扱いされても不思議のないぐらいの低い指名順である。
NFLは、ドラフト前にスカウトのための合同練習会みたいなのがあって、そこで候補生らはポジションごとのドリルを見せたり、幅跳びや高飛びの計測をしたりする。毎年その時期になると、ブレイディの40ヤード走のビデオが紹介され(お世辞にも足が速いとは言えない、というか遅い)、「いかに彼が期待されていなかったか」が紹介される。
Tom Brady runs 40-yard dash at 2000 NFL Scouting Combine - YouTube
しかし2018年現在。同じ年のドラフトで現役を続けているのは、キッカーのSteven Janikowskiと彼だけである。
というか、「続けてる」どころか2017シーズンのMVPだ。
最近よく言われる言い方だと、「マンガでもムリだわ!ストーリーの打ち合わせで、こんな案出したら、リアリティがないって編集者に却下されるわ」のレベルだろう。
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マンガみたいな人②コービー・ブライアント(NBA)のラストゲーム
コービー・ブライアントが引退するころ、ナイキだかアディダスだかが作ったCMがある(すみません覚えていません。関係者の方申し訳ないです)。
「コービー、俺はあんたのことが嫌いだった。嫌いで嫌いでたまらない。でも、引退したらブーイングできない。やめないでくれ。もっと、嫌いでいさせてくれ」
みたいなことをファンが口々に言うような構成。NBAファンにとって、コービーはそういう存在だったらしい。「憎たらしいほどにすごい」というような。いつでも自信満々にふてぶてしくて、プレーも態度も「不遜」な感じ。
ある試合で、相手チームのプレイヤーが、スローインのボールを彼の顔面に思い切りぶつけようとする挑発に出た。もちろんそれはフェイクで、顔面の7センチぐらい前でボールは止まり、実際はぶつけられなかった。この時の彼のリアクションがすごい。
まばたき一つせず、その挑発を無視したのである。マンガで言えば、「主人公より人気の出るカッコいい悪役」という感じだろうか。
エゴイスティックなイメージで、カリスマ性を常にキープした彼のラストゲーム。彼は、1人で60点取ったのである。キャラが立ちすぎてて笑える。
Kobe Bryant Amazing last 3 minutes in his FINAL GAME vs Jazz (2016.04.13) - YouTube
(↑6分ぐらいの動画。その現役最後の試合の最後の3分ぐらい。オススメです↑)
2人とも、僕のような缶詰が説明するまでもない大スターですが、つい語ってしまいました。結構まだまだありそうですね。また思い出したら書こうと思います!
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