鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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びっくりドンキー「もぐチャレ」の話

子どもたち2人(あじ=娘・当時6歳。いわし=息子・当時4歳)を連れて、びっくりドンキーに入ったのは確か去年の夏のこと。プールに行った帰りに、晴れてたので調子に乗って、自転車で回り道をする気になった。
「回り道」も、とりあえずの目標がないとつまらないので、普段行ったことのない「びっくりドンキー」(ファミレスです)でご飯を食べることにした。

 

腹が減ってたので、早々に注文を済ます。「ぶーちゃんのお子さまプレート」みたいなやつを2人前と、お子さまコーラ2杯。
僕には「エッグカレーバーグディッシュ300グラム」である。通常の150グラムのハンバーグで十分なはず(子どもがご飯を食べ残したのを食べるハメになって、自分の注文を大盛りにしたことを後悔するパターンが多いので。ていうか体脂肪率とかがヤバいので)が、300グラムを選んでしまった。プールに行った帰りでちょっと調子に乗っていたのだ。


そういう「ちょっとしたやらかし」って、なんかテンション上がるな、ていうか、このワンプレートでライスとハンバーグとサラダとカレーが盛られてくる感じ、「チープさが逆に興奮する」みたいな。ちょっと楽しみになってきた、とテンションあがる。かなりな上機嫌で注文を終えた僕に、男性店員(気弱兄さん系)が、申し訳なさそうに、聞いてきた。

 

店員)「あのう、お客様。・・・もぐチャレに、挑戦なさいますか?」

鯖缶)「・・・はい?」
店員)「こちらの、お子さまプレートをご注文なさったお客様が、挑戦できるチャレンジでして(やはり申し訳なさそう)」
鯖缶)「はい・・・」
店員)「お子さまが、全部きれいにプレートを召し上がりますと、賞状を差し上げます。次回からはその賞状にスタンプを押しますので、3個貯まるとデザートのサービスがあります」
鯖缶)「ああ、じゃあ、はい、やります」(もはや、断る方がめんどい)

 

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店員さんの申し訳なさそうな態度につられて、なんとなく宙ぶらりんのテンション。
シルバー類をテーブルに持ってきた女性店員(パワフルお母さん)が、こっちのテンションを盛り上げ直してくれる(そんなつもりもないとは思いますが・・・)。「もぐもぐチャレンジ挑戦中」みたいな文言が書かれた旗を置いて、「本日は、もぐチャレの挑戦ですね。お子さまだけで、頑張って、全部、食べてくださいね~」「食べ終わったら、呼んでください。確認に来ますからね~」と、子どもに話しかけてくれる。さっきのお兄さんとは、もぐチャレへの熱意が違う。いいね。子どものテンション上げてくれると、なんにせよ親としてはちょっと楽だ。今日はプール帰りだから、たぶんよく食べると思うけど、途中で飽きたり、どうでもよくなったりすることがしばしばある。

(子どもは大してテンションあがってないけど)ナイスです!お母さん店員様!時給以上の仕事をする人、僕は尊敬します!そして、それは、決して損なことではないと思います。いつかバイトを辞めるときに、「ツラかったけど、頑張ってよかった」と思えるだけで、全然報われます!なんて、心の中で勝手に感謝していると、子どもたちのテンションをグンとあげる「事件」が。

 

めちゃめちゃデカいサイズのコーラ(中ジョッキぐらい)が2つ到着したのである。

中ジョッキのサイズだ。「お子さまコーラなのに、このデカさ?すごいぞびっくりドンキー!!さっきのお兄ちゃん店員以外、テンション高すぎるやないか!!」と。「コーラは全部飲むと、ご飯食べられなくなっちゃうから、パパに半分ちょうだい」と結局は僕が搾取したものの、とりあえず子どものテンションはあがる。

 

そして、ボリュームたっぷりのお子さまプレート&おっさんプレートも到着!子どもたちが完食できるかは不明だが、一応「チャレンジ」するつもりになってる。

そこに、さっきの気弱系お兄さんが、申し訳なさそうに登場。

 

店員)「あのう、申し訳ございません・・・」
鯖缶)「・・・はい?(いや、まあまあ満足してますが?)」
店員)「実は、手違いがございまして・・・」
鯖缶)「はい」
店員)「お子さまプレートのハンバーグに、大人用の大きなものをお出ししてしまったようなんです」
鯖缶)「ああ、そうですか(別に構いませんが・・・あ、ひょっとしてコーラも大人用だな?もう、僕のメタボ腹にほぼ収まったがな!)。わかりました」
店員)「それで、もぐチャレの方なんですが、今回は、残したとしてもチャレンジ成功ということにさせていただきますので・・・申し訳ありません
鯖缶)「いえ、ええ、・・・ありがとうございます」

 

もう、全部食えって言ったり、間違えたから全部食わなくてもいいって言ったり、ややこしいよ!

つーか、子どもがちょっとだけ喜びはしたけど、そもそもそれほど興味ないからね、こっちは。もう、よくわかんないけど、こうなったら僕が平らげますよ。今日プールで消費した分をはるかに上回るカロリーを摂取することになりますけど!もぐもぐチャレンジですから、仕方がないです!いただきます!ごちそうさま!

と、非常に楽しませていただきました。

 

それから、びっくりドンキーは子供たちのお気に入りになりました。ときどき利用させていただいてます。僕のメタボは進行していますが、それはびっくりドンキーさんのせいではないことは理解しております。

ハイテンションで賞状を読んでから渡してくれる店員さんにも感謝しています。別の機会には、その賞状を「こちらどうぞ」とただテーブルに置くだけの省エネな店員さんもいましたが、個人的には嫌いではありません。

引き続き、よろしくお願いします。

 

www.savacan3rd.com

 

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