大谷翔平選手、すごいですよね。
エースで4番がプロ野球を経てメジャーへ。
「マンガかよ!」
以外に言葉が浮かばない。
ちょっと、マンガを超えたな、と僕が個人的に好きだった新旧のスポーツ話を思い出してみました。
①父親の永久欠番を継承したNBA選手、ラリー・ナンスJr.(というか、息子に自分の永久欠番を継承させた男、ラリー・ナンスSr.というべきか)
永久欠番って、「王」「長嶋」とか、伝説のヒーローの世界だし、男としてはほぼ「最高の夢」に近い。それをはるかに上回る奇跡的な夢が実現した案件がありました。
・NBAで活躍(ラリー・ナンス・シニア)。背番号が永久欠番に(奇跡①)
・自分の子どもに、自分と同じ名前をつける(ラリー・ナンス・ジュニア)(奇跡②)
・子どもが成長し、才能発揮。NBA入り(奇跡③)
・移籍により、自分がかつていた(自分の背番号を永久欠番にしている)チームに息子が移籍(奇跡④)
・「俺の背番号を、息子に着けさせてやってくれ」と(完成!)
「マンガかよ!」と思いました。
②ルーカス・オルドネス(ゲーマーの夢)
プレステゲームの、「グランツーリスモ」の世界大会的なのを開催。「大会優勝者を、本物のレーサーにする」という、冗談としか思えないプロジェクト=「日産GTアカデミー」(2008年~)。そこから、本当にプロのレーサーが誕生!「マンガかよ」と。
(詳しく知りませんが、この人以外にもその後レーサーが誕生しているようです)
③スティーブン・ブラッドバリー(史上最も幸運な金メダリスト)
2002年、ソルトレイクオリンピックのショートトラック(スケート)。世界ランク35位だった男が、見事に金メダル。「タイム」を争うのではなく、「着順」を争う種目ならではのドラマが起きた。
「前を行く選手たちが激しいバトルで交錯し転倒」「ペナルティで失格」とかで、そのバトルに参加できてなかった(遅れていた)彼は準々決勝、準決勝とも「ごっつぁん突破」。そして、2度あることは3度ある。決勝でも同じことが起きた。ゴール直前で前を行く選手が全員転倒。遅れていた彼は転倒に巻き込まれず、「棚ぼた金メダル」をゲット(しかも、南半球の選手として、初めての冬季五輪の金メダルだったらしいです)。
「スケートの神様、この日は機嫌が悪すぎて、優勝候補の選手たちを不条理にいじめ」みたいな展開。
「ギャグマンガかよ」と。
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④ジム・ハーボー対ジョン・ハーボーのスーパーボウル兄弟対決(NFL)
2013年2月のスーパーボウルで、ヘッドコーチの兄弟対決が実現。
アメリカ人の親が一番言いたいセリフは、「息子を誇りに思います」のはず(単なる一個人の決めつけです)。なんなら「息子が誇り」というスピーチの練習を毎週してる(一個人の偏った見解です)。
「NFLのチームのヘッドコーチになる」って、多分相当のサクセスストーリーだと思うんだけど、息子2人が、それぞれのチームを率いてアメリカ最大のスポーツイベントで対決。父親の興奮たるや、想像を絶するものがある。
試合前日の、父親のスピーチ:
彼らが子供のころ、悪魔が僕のところに現れてこう言ったんだ。「もしお前が生まれ変わったときゴキブリになっても構わないなら、お前の子供を成功者にしてやろう」と。オレは悪魔に言い返したよ。「好きにしろ。子供にやれるもんなら、魂だって来世の運命だってお前にくれてやる。でも、俺は子供たちを信じてる。悪魔の力なんか借りなくても、彼らは成功者になるだろう」ってね。2人がNFLのヘッドコーチになれたのは、悪魔の仕業じゃなくて、彼ら自身の実力だ。でも、明日スーパーボウルで2人が戦うなんてね。信じられないよ。今後俺は、7回連続でゴキブリに生まれ変わったとしても、文句は言えないな。(すみません。父親のスピーチの部分は完全に僕の創作です)
(僕が一番好きな「ジダンの頭突き」について、別記事に書いています。よろしければお読みください↓)
(↓続編記事もあります↓)