鯖缶@3rd&forever

2児の父のエッセイブログです。子育て、英語ネタ、コールセンターあるあるなど。

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【入学式でちょっと泣いた】子供を見て泣くのに最適な距離

たぶん、8メートル~12メートルぐらい離れた位置から子供を眺めると、グっとくることがある。

子育てが始まってからもうすぐ7年になるけど、まさに怒涛の日々で、子供の成長に感動してるヒマなんてあんまりない。それでもグッときて泣く機会はかなりあって、それはたいてい幼稚園のイベントだった。

父親参観的なイベントとか、クリスマスの劇とか、もちろん卒園式。泣いた。というか号泣した。というか嗚咽を漏らした。

①周囲の親が泣いていて、もらい泣きする(隣にいるパパの肩が震えて、「泣くのをこらえてるんだ」と一瞬で分かったりすると涙腺が決壊)

②イベントの日だってどうせ朝から忙しく、なんなら軽く親子ゲンカ、夫婦ゲンカしたりしながら、遅刻気味で参加して、軽い興奮状態なことが多い。イベントが始まると子供は幼稚園の先生の監督下に置かれるので、親としては油断できる。緊張→緩和。

というような要素で泣きやすいんだと思うけど、「泣きやすい距離」という要素もある気がする。自分の膝の上にいると近すぎ。運動会(20メートルぐらい。遠い)は案外グッとこない。

たぶん、10メートルぐらいだと思う。
あじ(娘)の健康診断か(当時3歳?)なにかの時に、車でこはだ(妻)とあじといわし(息子)を送っていき、3人が車から降りて、ドアを閉めて、保健センターの建物に向かっていったのを車内から見送ったとき、「なんて愛おしき魚類なんだ」と思ったことがある。要するに、3人が自分の監督下から離れたので、「グッとくる」なんていう(魚類のくせに生意気な)余裕が生まれたんだな、と思った。

 

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昨日はあじの入学式でした。小学校の体育館は広くて、泣くのに最適な距離ではありませんでした(別に泣くのを望んでいるわけじゃないんですが、便宜上「最適」とします)。

校長挨拶、来賓のお祝いの言葉とか、幼稚園のイベントに比べると地味でつまらないんだけど、その「つまらなさ」がちょっと大人っぽくてちょっといい。僕も泣かずに進行していたのですが、後半、ほんの少しだけ泣きました。

それは、2年生(新2年生)が「歓迎の歌(みたいな出し物)」をやったとき。ピアニカでミッキーマウスのやつを演奏しながら登場し、ひな壇上に立つと、「2年生A:入学」「B:おめでとう」「全員:おめでとう」「C:みんなに会えるのを」「D:楽しみにしていました」「全員:楽しみにしていました」みたいなアレをやって、そのあと、歌。

さくら咲いたら1年生
ひとりで行けるかな
となりにすわる子いい子かな
友達になれるかな

のやつ。

 

youtu.be

あんまり、上手じゃなかった(新2年生のみなさん、せっかく歌ってくれてのにスミマセン。ステキでしたよ!)。

上手じゃない、というか、もちろん年長だった娘の学年の歌より上手いんだけど、それほどじゃない、みたいな。幼児って、最初はほぼ全員、音痴(音程が自由)ですよね?それが、幼稚園年長の1年間ぐらいに、急に上手になりません?なんか、その成長曲線を見てきた感じからすると、ちょっと物足りないというか・・・

歌の途中、「ドキドキするけど ドンと行け」

の「ドン」にあわせて、(チャゲアスのように)拳を突き上げる時にも、すげえ気持ち(というか気合?というか「何か」)がこもっている子も入れば、へなちょこで、あんまりドンと行ってない子もいる。

そうか、「先生に言われたとおりにがんばる」のが「ダルい」「恥ずかしい」みたいなことかな?
たぶん、それだって成長なんだと思う。

この歌を歌っているのは新2年生なので、要するに他人の子である。自分の子供が言うことを聞かなかったり、ダラダラしてたりするとヤキモキするが、他人の子がうまく流れに乗れてないのは、それはそれで微笑ましい。

みたいに思ってた時に、ふと想像したのは、
今1年生になったばかりのあじ(娘)が、2年生になったときのことである。


1年生の入学式に、在校生として出席して、こんなふうに歌を歌うんだろう。そしてそれを、僕は見にいかないんだな、と。
親の知らないところで練習して、親の知らないところで発表して、それを楽しんだり、退屈に思ったり、するようになるんだな、何かのイベントのときに、親をウザがったりするようになって、それはそれで成長そのものなんだろうな、というような・・・

とか走馬灯(逆走馬灯?)がよぎって、ちょっと「ツン」ときました。目の前の2年生を見て、親から離れていく子どもたちの姿を想像して、寂しいような、頼もしいような、そんな気分を想像してしまったのです。

(泣かないかと思ったら、やっぱりちょっと泣いた話でした)

 

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